肩こりとは?【そもそもどういうものか説明します】

(作成2020年3月20日)→(更新2020年12月2日)→(更新2021年9月15日)

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は「肩こりとは?【そもそもどういうものか説明します】」について記事を書きました。

当院に来院される肩こりの患者さんでも様々な表現があり、肩こりの定義自体が曖昧です。

肩こりを治そうと頑張っても、肩こり自体がどういうものなのかを理解していないと、解決すら出来ません。

敵がどういうものなのかを知る必要があるという事ですね。

なので、今日は肩こりで悩まれている方は基本の事ですが記事をご一読頂き、肩こり対策に繋げていきましょう。

本記事を読む事で解る事

  • 肩こりというものがどういうものか解る
  • 肩こりと言っても油断してはいけない場合について解る

更新2020年12月2日)→吐き気を伴う肩こりについての記事を追記しました。

検査をしてもどこにも異常がない場合は肩こりと吐き気の関係性について詳しく説明をしていますので吐き気をお持ちの方や肩こりの方はご参照ください。

(更新2021年9月15日)→当院では肩こりの原因について背骨のズレが関与していると考察しています。

なので当院での肩こりに対しての整体方法は背骨のズレを矯正する整体方法です。

背骨のズレを矯正する手法はモルフォセラピーという手法を扱っておりますので追記した内容を是非ご一読ください。(4 当院での肩こりに対しての整体方法にアップしております)

肩こりの概念や定義

肩こりとは正式な病気や疾患名ではありません。あくまでも症状名のひとつという感じです。

「肩が凝る」という人もいれば、「肩が張る」という表現をされる方もいます。

厚生労働省の国民生活基礎調査(2015年)における有訴者率で男性が2位、女性が1位を占めています。

国民病みたいな扱いをしていますが、「肩こり」という言葉や概念は海外には無いと言われており、日本独自の表現と言われてます。

肩こりの症状

肩こりを訴えて来院される患者さんに私たちが「どこが痛いのか指をさして教えて頂けますか?」と質問をすると

首をさしたり、背中の方だったり、腕に近い肩だったりと様々な部分を訴えています。

実際に肩こりと定義されているところは僧帽筋という首から背中にかけての筋肉の部分が言われています。(下の画像の赤い部分が僧帽筋です)

この部分に症状を感じる事を総称して肩こりと感じている方が多いです。

症状としても

  • 肩が凝る感じ、張る感じ
  • 押されると痛い
  • じっとしているだけで痛い
  • 腕を動かすと痛い
  • 首を動かすと痛い
  • 背中を動かすと痛い
  • 肩が気持ち悪い感じがする
  • 肩が重苦しい感じ
  • 肩から首筋にかけて筋が痛い
  • 吐き気がする
  • 頭痛がする
  • めまいがする
  • 鉄板が入ったような感じ

などなど、幅広い症状の訴えがあります。

これ以外にも表現方法や感じ方は個人差がありますので、肩に何かしらの異常を感じたら肩こりと表現しても良いかもしれませんね。

肩こりで注意してほしい事

肩こりと聞くと、皆さん肩の筋肉が緊張しているんだな、と思う方が多いですが注意しないといけない事があります。

それは、病気や疾患が隠れているかも?という事です。

たかが肩こりぐらいで大げさな、、と思ってしまいがちですが自己判断ほど不確かなものはありません。

自分の経験談ですが、過去に嫁の親父が肩こりがひどくて腕まで痛みが広がってきたと言っていた時期がありました。

1回体を見たのですが、異様なほど肩と背中がパンパンに膨れ上がるぐらい張っていました。施術をしてその場では少し肩こりが和らいだのですが、異様な張り具合に少し違和感を感じたので

「後日念のため病院に行って検査を受けて下さい」と親父に伝えました。

そしたら、冠状動脈に1つ血栓が出来て心筋梗塞になっていると診断を受けたそうです。

その後手術をして、無事、事なきを得ましたがこれがそのまま知らずに放置していたと思うとゾッとします。

自分の母も心筋梗塞で目の前で倒れて、生死をさまよっている経験を目の当たりにしているので、たかが肩こりと侮らないで下さいね。

(更新2020年12月2日)→当院でも吐き気を訴えられる患者さんが来院された事はありますが、一度病院で検査することをお勧めしています。

検査をしてもどこにも異常がない場合は肩こりと吐き気の関係性については以下のブログにて詳しく説明をしていますので吐き気をお持ちの方や肩こりの方はご参照ください。

原因について

肩こりの原因についてですが大きく2つに分別されます。

  1. 筋・骨角器系によるもの 
  2. 病気や疾患によるもの

の2つに分別出来ます。

筋骨角器系によるもの

筋骨角器系が原因で肩こりになるケースは以下の事が考えられます。

  • 使いすぎ
  • 運動不足
  • 姿勢不良
  • 血行不良
  • 神経痛
  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ
  • 頚椎ヘルニア
  • 頚椎症

が挙げられます。

ここでそれぞれの原因が肩こりに繋がる理由を説明しようと思ったのですが、ここのパートだけでとても長文になってしまうので、後日別記事にて説明をしていきます。

病気や疾患によるもの

今回、本記事で一番伝えたかった事は、ここのパートです。

何故なら、病気や疾患によって肩こりが起きている場合は、命に関わることもあるからです。

なので、どういう病気が肩こりに影響を及ぼすかを箇条書きしていきます。

  • 関節リウマチ
  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • がん
  • 消化器系の問題

が一般的に多く言われています。

先ほども私自身の嫁の親父が心筋梗塞で肩こりを訴えていたケースがあるので、油断してはいけません。

病気や疾患によるものが原因で肩こりをしている場合は病院でしか分かりません。

病院で検査をして何も異常がなければ、ひとまず病気や疾患による肩こりでは無く筋骨角器系の問題である可能性が高いという事が分かるので安心すると思います。

筋骨角器系の問題であれば、整骨院や鍼灸院、リラクゼーション、整体などなどの所で施術をしていけば良いです。

当院が考察している肩こりの原因について

先ほどの筋骨角器系のパートの内容も肩こりの原因になりますが、それ以外にも肩こりに繋がってしまう原因があると考えて施術をしております。

筋骨角器系の問題も含めて当院が考えている肩こりの原因については別記事で説明をしますので作成次第アップします。
2020年3月20日追記→記事を作成したのでアップします。当院が考察している肩こりの原因を知りたい方は以下の記事に詳しく説明していますのでご一読下さい。本記事でも簡単に説明文を書きます。

一般的に言われている肩こりの原因は筋肉の緊張や血行不良によって起こるとされています。

しかし、当院の見解では背骨・骨盤のズレから引き起こされていると考えています。

これらの事を以下の記事で詳しく説明をしていますので詳細を知りたい方はご一読下さい。

診断方法について

筋骨角器系の問題で肩こりが起きている場合は、病院で診断する術はあまりありません。

しいて言えば、エコー検査などで筋肉の状態を検査して血流の流れなどをチェックしますが、病院で行うところは少ないと思います。

筋骨角器系の問題の場合は、直接触診をしたり、レントゲンをとったりなどして診断をします。

頚椎ヘルニアや頚椎症などと診断を受ける場合もありますが、肩こりに直接頚椎ヘルニアや頚椎症が関わっていないことも多いです。ヘルニアが直接痛みに関わっているか?いないか?という議論は昔から言われていまして、最近の医学ではヘルニアと痛みは直接関係ないと言われています。以下の記事にも説明されているのでご参照下さい。

https://president.jp/articles/-/22463?page=2

病気や疾患が原因で肩こりが起きている場合は、病院でしか分かりません。

その時に受ける検査として、CT、MRI、造影検査、心エコー、心電図、心筋障害マーカー、腫瘍マーカーなどなどありますが、病院の先生に心配している所を説明すれば、先生が判断して検査を指示されると思いますので、心配な点や不安なところは全て先生に伝えましょう。

当院での肩こりに対しての整体方法

(更新2021年9月15日)→当院では肩こりの原因について背骨のズレが関与していると考察しています。

なので当院での肩こりに対しての整体方法は背骨のズレを矯正する整体方法です。

背骨のズレを矯正する手法はモルフォセラピーという手法を扱っております。

当院での肩こりについての整体法であるモルフォセラピーについて詳しく知りたい方は以下のブログをご一読ください。

また動画でもセルフケアとしても紹介しておりますので、以下の動画もご参照ください。

こちらの動画を紹介してくださっている先生は病院の先生である関野吉晴先生です。

2人1組で行えるセルフケアなので、是非肩こりのみならず体の不調をお持ちの方は動画をご参考にして実践してみてください!

まとめ

  • 肩こり自体が病気や疾患などではないため、人によって様々な症状と表現がある
  • 肩こりは日本独自の表現で海外では肩こり自体はない
  • 日本では有病率が男性、女性で1位、2位である
  • 肩こりと言っても注意してほしい事が、病気や疾患が隠れている場合があります
  • 病気や疾患が隠れている場合は病院でしか分かりません
  • 自分の嫁の親父が心筋梗塞で肩こりを訴えていたので皆さんも油断しないで下さい
  • 病院で検査をして何も異常がなかったら筋骨角器系の可能性が高いので整骨院で施術をすれば大丈夫
  • 当院が考えている肩こりの原因はまた別記事で説明します

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※平日や土・祝日もセミナーなどで臨時休業あるのでご来院の際はお電話でご確認下さい。

船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、

スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。

毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。

様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。

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(R3/3/29 更新)