(作成2020年2月21日)→(更新2020年8月5日)→(更新2021年5月14日)
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は「肩こりの原因は筋肉の緊張だけではありません【当院の見解】」について記事を書きました。
肩こりに関しては以前「肩こりとは?【そもそもどういうものか説明します】」という記事を書きました。記事の中に肩こりの一般的に言われている原因について説明をしています。
一般的に言われている肩こりの原因は筋肉の緊張や血行不良によって起こるとされていますが、当院の見解では
背骨・骨盤のズレから引き起こされていると考えています。
今日は肩こりの原因が筋肉の緊張だけでなく、背骨・骨盤のズレが何故関係しているのかを説明していきます。
本記事を読む事でわかる事
- 肩こりの一般的な原因がわかる
- 肩こりと背骨・骨盤のズレがどう関係しているのかが詳しく分かる
(更新2020年8月5日)→肩こりについての医学的な論文があったので本記事にアップしました。
肩こりのメカニズムや医学的な見解も含めて知りたい方は是非ご一読下さい。更新した内容は2.1 肩こりの原因【当院の見解】にアップしております。
(更新2021年5月14日)→当院で行なっている肩こりへの整体方法はモルフォセラピーという手法です。
モルフォセラピーについては当HPでもブログで複数説明をしておりますのでご興味がある方は追記した内容をご一読下さい。(3.1 当院の肩こりの施術方法にアップしております)
肩こりとは?
肩こりとは正式な病気や疾患名ではありません。あくまでも症状名のひとつという感じです。
「肩が凝る」という人もいれば、「肩が張る」という表現をされる方もいます。
厚生労働省の国民生活基礎調査(2015年)における有訴者率で男性が2位、女性が1位を占めています。
国民病みたいな扱いをしていますが、「肩こり」という言葉や概念は海外には無いと言われており、日本独自の表現と言われてます。
ただ、注意して欲しいパターンがあります。
それは病気や疾患が原因で肩こりが起きている場合です。
この場合は筋骨角器系が原因で肩こりが起きているのではないので病院でしっかりと病気や疾患自体を治さないといけません。
なので、ひどい肩こりの場合は一度病院に相談しに行くのもアリです。
病院で異常がなければまずは一安心ですので、筋骨角器系の問題と言えます。
肩こりについても以前「肩こりとは?【そもそもどういうものか説明します】」に詳しく説明をしていますのでこちらもご一読下さい。
肩こりの原因とは?
肩こりには2つの主たる原因に分類されます。
- 筋骨角器系の問題
- 病気や疾患が原因
この2つがありますが、②の病気や疾患が原因の場合は病院で診てもらわないといけません。
本記事で説明する部分は筋骨角器系の問題で起こる肩こりの原因です。
筋骨角器系によるもの
一般的に言われている、筋骨角器系が原因で肩こりになるケースは以下の事が考えられます。
- 使いすぎ
- 運動不足
- 姿勢不良
- 筋肉の緊張
- 血行不良
- 神経痛
- 睡眠不足
- 食生活の乱れ
- 頚椎ヘルニア
- 頚椎症
が挙げられます。
ヘルニアや頚椎症に関してはまた違う見解があるのでここでは説明を割愛します。
少し違う内容になってしまいますが、「首のヘルニアに対しての整体の有効性」について記事を書いていますのでこちらをご一読ください。
肩こりの原因【当院の見解】
先ほどの一般的な肩こりの原因はその通りなのですが、肩こりの原因は冒頭にもお伝えしたように背骨・骨盤のズレが関係してきます。
一般的に言われている肩こり解消法には
- 体操をしましょう
- ストレッチをしましょう
- 運動をしましょう
- 姿勢を伸ばしましょう
- 柔軟性を上げましょう
などがネットでもYouTubeでも見られます。
これは正解ですので、体操やその他の事をやって肩こりが良くなるパターンであればOKです。
でも中には良いと言われているものを頑張って毎日コツコツやっているのに、一向に改善されない方もいらっしゃいます。
このような方は、背骨・骨盤のズレが顕著に現れています。
先ほどの一般的な肩こりの原因で伝えた
- 使いすぎ
- 運動不足
- 姿勢不良
- 筋肉の緊張
- 血行不良
- 神経痛
- 睡眠不足
- 食生活の乱れ
の部分ですが、それぞれにシンプルに説明をして行くと
使いすぎは筋肉が疲労し硬くなって肩こりを感じる。
運動不足は筋肉を動かさない事で血行不良が起きて筋肉を硬くしてしまう。
姿勢不良は姿勢が崩れてしまう事で、筋肉に負担がかかりやすくなって硬くする。
筋肉の緊張は使いすぎ、運動不足、姿勢不良、血行不良、神経痛、睡眠不足、食生活の乱れなどがきっかけで結果として現れている。
血行不良も筋肉の緊張と同様に結果として現れている。
神経痛も結果として出ている。
睡眠不足だと副交感神経が上手く働かずに交感神経優位になってしまうので筋肉の緊張を生み出す。
食生活の乱れは内臓に負荷をかけるので筋肉を緊張させる。
という具合で筋肉の緊張させたり、硬くなったり、血行不良、神経痛として結果的に起きる事から肩こりを感じてしまいます。
つまり様々な肩こりの原因がありますが結果的に
- 筋肉の緊張
- 筋肉の硬結
- 血行不良
- 神経圧迫
が起きているのです。
そしてこの4つに共通している大元が背骨・骨盤のズレなのです。
筋肉の緊張は血行不良や自律神経の乱れで発生しますが、血管や自律神経の大元は背骨から出ています。下の画像は上から順に黄色いのが神経、赤いのが動脈、青いのが静脈です。
画像をご覧の通り、背骨の脇から出ている黄色いのが神経です。
血管は背骨の前を通っています。
背骨・骨盤のズレがあると、背骨を中心として体が捻れるようにズレてしまうので例えると雑巾絞りのようにズレていきます。
そうなると、背骨の脇から出ている神経、前を通っている血管も圧迫を受けてしまいます。
そうなると血行不良も自律神経の乱れも起きて筋肉の緊張や硬結が発生してしまうのです。
また、自律神経だけでなく知覚神経も影響を及ぼしますので神経痛も起きてしまいます。
なので、当院が考えている肩こりの原因の大元は背骨・骨盤のズレが引き起こしていると考えているのです。
背骨・骨盤のズレが肩こりに影響を及ぼすメカニズムを要約すると
背骨・骨盤のズレが起こる
↓
体全体が捻じれてズレるので血管・神経の阻害が起きる
↓
血行不良、神経圧迫、自律神経の乱れが起こる
↓
筋肉が過緊張を起こしたり、筋肉の硬結が起こる
↓
過緊張や硬くなった筋肉が更に神経を圧迫して肩こりを増強させる
という流れになり、悪循環をもたらします。
なので、一般的に言われている肩こりの体操やストレッチや、運動も大事なのですが、その大元の背骨・骨盤のズレを矯正した方が改善スピードが早くなりますよーという自分の見解です。
背骨・骨盤がズレる原因については「背骨の歪みやズレを予防する為の健康21ヶ条【ズレる原因】」にて説明をしていますので、興味がある方はこちらもご一読下さい。
(2020年8月5日更新)→肩こりと背骨や骨盤のズレの関係性についての論文もありましたので、更に詳しく知りたいという方は以下の論文をご一読ください。
医学的にも肩こりというメカニズムが背骨・骨盤のズレの影響を受けているという見解が増えてきているので、自分たちもより情報や知識をつけて学んでいきます。
肩こりの治療法
肩こりに対して病院ではあまり積極的には治療は行わない所が多いと思います。
何故なら病院では病気や疾患が検査で見つかればそのものに治療を行いますが、検査でどこにも異常がなければ病院では治療の対象外という扱いになると思います。
なので、湿布や痛み止めなどで対応する所が多いのです。
これは病院が悪いのではなく、そういう仕組みになっているのです。
肩こりに力を入れている病院であれば
- 運動療法
- トリガーポイント注射
- 理学療法(手技、温熱)
などを積極的に行なっているところもあると思います。
病院によって違いがありますので、病院に行く際はHPなどで確認してから行くと良いと思います。
当院の肩こりの施術方法
病院などで行われる肩こりの標準治療は先ほど説明をしましたが、当院では肩こりに対しては大元の原因が背骨・骨盤のズレからきていると考えているので、施術も背骨・骨盤のズレを矯正していく手法です。
当院の肩こりに対しての施術法は別記事にて説明をしていきますので、記事を作成次第アップさせて頂きます。
(更新2021年5月14日)→当院で行なっている肩こりへの整体方法はモルフォセラピーという手法です。
モルフォセラピーについては当HPでもブログで複数説明をしておりますので以下のブログをご参照下さい。
また住んでいる場所の近くでモルフォセラピーをお探しの方がいらっしゃいましたらモルフォセラピー協会のHPにモルフォセラピーを行っている院や先生などを紹介しておりますので協会HPをご参照下さい。
肩こり以外の様々な症状に対して有効ですので、お困りの方はお気軽にご相談ください。
まとめ
- 肩こりは日本において国民病と言われているぐらい有病率が高い
- 肩こりでも筋骨角器系の問題と病気や疾患が原因の2パターンある
- 病気や疾患の場合は病院でしっかり治療しましょう
- 筋骨角器系の場合は病院でも整骨院でも施術は可能です
- 当院では肩こりの大元の原因は背骨・骨盤のズレが関係していると考えてます
- 背骨・骨盤のズレが筋肉の緊張、自律神経、血流、神経に影響を与える
- 肩こりに対して病院での標準治療は積極的には行われない
- 何故なら病院で検査をして明らかに病気や疾患などの原因があれば治療が出来ますが原因が明らかでないものに病院では治療が出来ないから
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お知らせ
【診療時間】
船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
海神駅前整骨院
住所:〒273-0021
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