肩こりがひどいと吐き気に繋がる【ひどい肩こりの対策法】

(作成R2年2月20日)→(更新R2年4月14日)→(更新2021年1月13日)→(更新2021年10月15日)

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は「肩こりがひどいと吐き気に繋がる【ひどい肩こりの対策法】」について記事を書きました。

肩こりと言っても患者さんによって軽い症状から吐き気を伴うひどいレベルまで幅が広いです。

軽い肩こりであれば、軽い運動やストレッチ、体操などで対処出来ますが吐き気レベルまでいくと中々簡単には良くなりません。

むしろ吐き気を伴うひどい肩こりの場合は、運動をすると更に気持ち悪くなる方もいらっしゃいます。

吐き気を伴うひどい肩こりを治そうと頑張っているのに悪化してしまっては元も子もありません。

なので今日は

  • 肩こりがひどくなると吐き気に繋がる理由
  • 吐き気を感じたら気をつけて欲しいこと
  • 肩こりの解消法
  • 吐き気を伴う肩こりの解消法

について説明しています。

肩こりで悩まれている方、肩こりがひどくて吐き気を伴っている方、肩こりや吐き気を治そうと頑張っているが効果が出ない方は記事をご参考に解決の糸口となれれば幸いです。

追記内容→当院が考察している肩こりから吐き気に繋がるメカニズムについて記事を作成したので本記事にアップしています。「当院が考えている肩こり→吐き気の大元の原因」の部分に記事をアップしているのでご一読下さい。

(更新2021年1月13日)→追記した内容は当院で行なっている吐き気を伴う肩こりでの整体について説明しています。

当院で行なっている整体の書籍やユーチューブなどの紹介もあるので肩こりや吐き気がある方はご参照ください。

(追記2021年10月15日)→当院で行なっているモルフォセラピーのセルフケアの方法は1人で行うものもあれば、2人1組で行えるものもあります。今回追記した2人1組で行えるセルフケアを紹介してます。周りに誰か施してくれる人がいる方や自分が周りに施してあげたい人がいる方は今回の内容を繰り返し見て実践して見てください。(4 当院で行なっている吐き気を伴う肩こりの人への整体にアップしてます)

肩こりがひどくなると吐き気に繋がる理由

肩こりとは?

まず肩こりがひどくなると吐き気に繋がる理由を説明する前に、肩こりという定義や概念を知ることが重要です。

肩こりってどういうものだろう?と漠然として状態では中々本記事の内容も薄れてしまいますので、肩こりについてを以下の記事にてご参照下さい。

肩こりと言っても

  1. 筋骨角器系の問題 
  2. 病気や疾患が原因

の2つに分類されます。

病気や疾患が原因の場合は病院で治療をしないといけません。

なので本記事では筋骨角器系が問題で吐き気を伴うケースを説明していきます。

吐き気とは?

肩こりがひどいと吐き気に繋がる【ひどい肩こりの対策法】

その前にそもそも吐き気についても簡潔に説明をしていきます。

吐き気(はきけ)とは、腹部上部に不快感を覚え、嘔吐したくなる症状を促す感覚である。嘔気(おうき)、悪心(おしん)ともいう。むかつきもこれに近い症状である。

引用:Wikipedia

という事なのですが、シンプルに食べ物や飲み物などを気持ち悪くて吐き出したくなるような感覚の事を言います。

原因も

悪心、嘔吐は延髄にある嘔吐中枢によって制御されている。消化器、心臓、前庭、脳実質の障害によって嘔吐は誘発される。中枢神経系の障害による嘔吐は悪心を伴わないのが一つの特徴である。消化器の異常が最も多いがそれ以外の疾患も数多い。特に急性冠症候群が悪心、嘔吐のみしか認められないことがあり注意が必要である。診断学上は下痢といった下部消化器症状の有無が重要である。下部消化器症状が認められる場合は中毒(特に薬物ではジゴキシンやテオフィリンが有名)によるもの以外は消化器疾患である可能性が高い。特に見逃すと重篤な疾患としては脳内病変としては脳出血や髄膜炎があげられる。無痛性心筋梗塞は糖尿病患者や高齢者で多いとされている。糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)、アルコール性ケトアシドーシス(AKA)、腎盂腎炎、妊娠、敗血症、絞扼性イレウス、急性胆嚢炎、急性膵炎などが重要である。これらの疾患は下痢といった下部消化器症状を伴わないことが多い。

悪心、嘔吐を起こす疾患としては具体的には以下のような疾患が考えられる。

分類疾患
閉塞性消化器疾患イレウス、幽門狭窄、便秘
非閉塞性消化器疾患急性胃炎、急性胃腸炎、急性膵炎、消化管穿孔、急性胆嚢炎
感染症敗血症など
眼科疾患緑内障など
耳鼻咽喉疾患良性発作性頭位めまい症、乗り物酔いなど
心血管疾患急性冠症候群、急性大動脈解離など
神経疾患脳血管障害、髄膜炎、頭蓋内圧亢進症など
代謝内分泌疾患尿毒症、糖尿病性ケトアシドーシス、アルコール性ケトアシドーシス
泌尿器疾患腎炎
産科疾患妊娠性悪阻
薬物ジゴキシン、テオフィリン、カルバマゼピン、抗コリン作用
中毒きのこ中毒
アレルギー疾患消化管アレルギーやアナフィラキシー
精神疾患拒食症、過食症など

最も頻度の高い原因として自動車による乗り物酔いが挙げられる。

引用:Wikipedia

Wikipediaだと、とても難しく聞こえますが要約すると

  1. 内臓や消化器系の問題で吐き気を伴うか? 
  2. 脳の問題で吐き気を伴うか? 
  3. 三半規管に問題があるか? 
  4. 妊娠によるものか? 
  5. それ以外か?(精神疾患か原因不明か)

の5つに大別されます。

①から④までの問題の場合は病院で検査をすれば判明しますが、原因が不明と言われた場合は肩こりがひどくて起こるケースやそれ以外の問題で起こります。

吐き気がある方で必ず注意して欲しい事

吐き気は様々な病気や疾患が元で起こるケースも多々あります。

先ほども説明をしていますが、消化器や脳の問題などの場合は命に関わるケースも考えられます。

吐き気=肩こりと自己判断するのが一番危険です。

必ず病院に行って検査してもらいましょう。

病院の内科に見てもらうのが無難だと思います。

本題の肩こりが吐き気に繋がる理由

前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ります。

吐き気は内臓や脳などに原因がなければ、以下の理由で起きるのでは?と言われています。

  • 自律神経の乱れ  
  • 血行不良 
  • 筋肉の緊張 
  • ストレス

などが関わってくると言われております。

ここで、肩こりが主に関係してくるのは血行不良と筋肉の緊張です。

血行不良と吐き気

血行不良が吐き気に繋がるメカニズムは、脳への血流量が関係してきます。

脳への血流が低下したりするとめまいや吐き気を催します。

脳への血流量が一気に増加した場合や血圧が急降下した場合にも同様に吐き気などを伴います。

筋肉の緊張と吐き気

肩こりとは?【そもそもどういうものか説明します】

筋肉の緊張が吐き気に繋がるメカニズムはですが、直接的に影響を及ぼす訳ではありません。

筋肉が緊張すると、肩周囲の血流が悪くなります。

血流が悪くなれば脳への血流量の問題で吐き気を伴っていきます。

なので、筋肉の緊張=吐き気ではなく

筋肉の緊張

血行不良

脳への血流不足

吐き気

と繋がります。

自律神経の乱れと吐き気

自分はこれが一番吐き気に繋がると思っております。

吐き気は嘔吐する前段階の感じです。

嘔吐に関わる部分は延髄にある嘔吐中枢という部分でコントロールしています。

嘔吐中枢は迷走神経、交感神経などに刺激を受けて反応すると言われております。

迷走神経は首から出ているのとお腹から出ている2つがあり、交感神経は自律神経の1つです。

つまり肩こりがあると首から背中までの筋肉が緊張して迷走神経や自律神経に影響を与えて吐き気に繋がるパターンが多のではないか?と考察しています。

以下の論文や資料にも説明されていますので興味がある方はご一読ください。

ストレスと吐き気

ストレスも直接吐き気に繋がる訳ではありません。

ストレスを感じると交感神経が影響を受けます。交感神経が影響を受けると吐き気にも繋がりやすいですし、交感神経は自律神経の1つなので自律神経の働きが乱れて血流も悪くなります。

血流が悪くなると脳への血流が低下して吐き気にも繋がります。

当院が考えている肩こり→吐き気の大元の原因

子供の頭痛の治し方【当院の施術方法について】

吐き気の原因は、自律神経の乱れ、血行不良、筋肉の緊張、ストレスです。

ストレスは患者さん一人一人の感受性もあるので、大元の原因ではないと自分は考えてます。

自律神経の乱れ、血行不良、筋肉の緊張にはある共通点が1つ関係してきます。

それは背骨のズレです。

本記事で更に詳しく説明をするととても長文になるので、別記事にて詳しく説明をしますので後日アップしていきます。

追記R2年4月14日→肩こりと吐き気の関係性について記事を作成しましたのでアップしました。背骨のズレが何故肩こりから吐き気に関与してしまうかを説明していますので当院の考察を知りたい方は以下の記事をご一読下さい。

過去記事に「なぜ、背骨のズレや歪みが自律神経に及ぼすのか?【理由と対策方法について】」にて背骨のズレと自律神経の関係性について説明をしていますので、詳しく知りたい方はご一読ください。

肩こりの解消法

肩こりで筋肉が緊張しているだけの場合、運動やストレッチ、体操だけで解消するパターンが多くあります。

なので、肩こりだけを解消するのであれば

  • ウォーキング
  • 姿勢をこまめに伸ばす
  • 肩関節のストレッチ
  • 股関節のストレッチ
  • ゆっくり入浴する
  • 早寝早起
  • お酒を飲み過ぎない
  • タバコを控える
  • 外食を減らす

などを毎日徹底的に行えば解消されていくでしょう。

肩関節のストレッチ方法については以下の記事にて紹介してます。

“肩こりの人にあるゴリゴリの正体とは?【原因と対策方法】”

股関節のストレッチに関しては以下の記事にて紹介しています。

“妊婦の方に対しての腰痛対策”

それ以外の対策方法についても以下の記事にて理由を詳しく説明していますのでご一読下さい。

「背骨の歪みやズレを予防する為の健康21ヶ条【ズレる原因】」

吐き気を伴う肩こりの解消法

肩こりだけであれば先ほどの対策だけでも十分に効果を出しますが、吐き気を伴う場合は先ほどの肩こり対策だけでは中々改善が見られません。

なぜなら、背骨や骨盤のズレがあるからです。

背骨・骨盤のズレがあると中々ストレッチや体操だけでは改善しづらくなっています。

その場合はセルフで背骨・骨盤矯正をする必要があります。

吐き気を伴う肩こりの解消法は、背骨・骨盤矯正をセルフで行って、通常の肩こり解消法を行って行かないと効果が出づらいです。

なので、当院が行なっている背骨・骨盤矯正の方法のセルフ背骨矯正の方法を以下の記事にて紹介していますので以下の記事を参考にセルフ矯正を行って下さい。

セルフで背骨・骨盤矯正を行なってからウォーキングやストレッチ入浴などを行うと効果がより出やすくなっていきます。

吐き気を伴う肩こりをお持ちの方は焦らずに毎日コツコツ継続して行なって下さい。

当院で行なっている吐き気を伴う肩こりの人への整体

今までの記事をまとめると

  • 吐き気は肩こりだけで起こるものでは無いので病院で検査を受けましょう 
  • 病院で異常がなければ自律神経の関係や血行不良、筋肉、ストレスなどが関わってくると考察される 
  • 当院では主に背骨のズレが吐き気につながってくると考えている 

という事を説明してきました。

なので当院で行う吐き気を伴う肩こりの人への整体は背骨のズレを矯正していく事を行います。

その背骨のズレを矯正する方法としてモルフォセラピーという手法を使っているのですが、モルフォセラピーについては以下の記事で詳しく説明をしていますのでご参照ください。

モルフォセラピーでは過去に書籍も3冊発売されており最新刊も一昨年の夏に発売されて大変好評を頂いております。

その最新刊にはセルフケアの方法も載っておりシンプルなやり方なので、書籍もご一読頂けるとご自身の体のメンテナンスとして有効ですのでお試しください。

シンプルなやり方ですが、さすがにやり方にはコツがいるので分からない方はお気軽のご相談下さい。

また動画でもセルフケアのやり方をモルフォセラピー協会の指導者である広江先生が説明をしておりますので、書籍と合わせて動画も見ていくとより理解が深まりますのでご参照ください。

https://www.youtube.com/c/くに整骨院/featured

当院で施術ももちろん行なっておりますが、自分自身でセルフケアをするという事は非常に重要な事です。

当院にご来院されている方にもセルフケアはオススメしておりますので今回の記事を参考にセルフケアも覚えて頂ければと思います!

(追記2021年10月15日)→当院で行なっているモルフォセラピーのセルフケアの方法は1人で行うものもあれば、2人1組で行えるものもあります。今回追記した2人1組で行えるセルフケアを紹介してます。周りに誰か施してくれる人がいる方や自分が周りに施してあげたい人がいる方は今回の内容を繰り返し見て実践して見てください。

因みに動画の説明をしてくださっている先生は病院の先生でもありグレートジャーニーで有名な関野吉晴先生です^^

まとめ

  • 肩こりは筋骨角器の問題と病気や疾患が原因の2パターンがある
  • 病気や疾患の場合は病院で治療をしましょう
  • 病院で検査をして問題がない場合は筋骨角器系の問題
  • 吐き気は自律神経の乱れ、血行不良、筋肉の緊張、ストレスが関わってくる
  • 肩こりは血行不良、筋肉の緊張に関係してくる
  • 自律神経の乱れ、血行不良、筋肉の緊張に関わる大元は背骨・骨盤のズレ
  • 肩こりだけであればウォーキングなどの運動やストレッチ、日常生活の改善などで解消出来る
  • 吐き気を伴う肩こりは背骨・骨盤のズレがあるので解消しにくい
  • 吐き気を伴う肩こりを解消するにはセルフで背骨・骨盤を矯正する事が重要
  • セルフで背骨・骨盤を矯正したら通常の肩こり対策をすると効果が出やすい
  • 毎日コツコツ継続しましょう

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船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、

スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。

毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。

様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。

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(R3/3/29 更新)