(2019.1.31作成)→(更新2020.3.22)→(更新2020年7月25日)
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は自律神経の整体を受けてみようかな?と探している方へ、少しでもお役に立てることを書いていこうと思います。
今回は自律神経調整の整体に当院で受けている患者さんや、お問い合わせでよく質問される事を要点をまとめて書きました。
自律神経といってもどのような事が問題なのか?自律神経の整体って何をやるの?など皆さんも分からない所が一杯あると思います。
どれだけ医学が発展しても、体の様々な不調は減るどころか増える一方になってしまっています。
少しでも皆さんの不安やお悩みに対してこの記事が参考になれれば幸いです。
(追記 令和2年3/22)
当院で行なっている自律神経調整はモルフォセラピーという手法を使っております。
当時この記事を書いた時はモルフォセラピーを使っている所が当院と銚子の方の2院しか無かったのですが去年モルフォセラピーを習得された方が100名以上誕生したので、モルフォセラピーを使っている千葉県の院を紹介します。
(更新2020年7月25日)→当院で見させて頂いた自律神経系の症状の症例ブログをアップしましたので同じような症状の方や、お悩みの方はご参考までにご一読下さい。4.7 自律神経系症状に対しての当院の症例ブログにアップしています。
そもそも自律神経って何?
自律神経という言葉は皆さん聞いた事は一度はあると思います。
よくテレビ等やネットでも自律神経の不調に対しての情報は沢山あります。
皆さんがイメージするのは、ストレスというワードがパッと浮かぶ方も多いかと思いますが、これは合っているようで合っていません。
勿論ストレスも一つの要因ですが、全てではありません。
自律神経は簡単に伝えると、交感神経と副交感神経という2つに分かれます。
この交感神経・副交感神経は自分の意思で動かしたり、休ませたりする事が出来ません。
自律神経が正常に働いていれば、人間が活動する時に交感神経が働き、休んでいる時は副交感神経が働くのですが
正常に働いていない場合、休んでいる時も交感神経が働いてしまい、本人が休んでいるつもりでも体は休めていない状態になってしまうのです。
自律神経をまとめると
- 自律神経は主に、内臓の働きやホルモンの分泌、呼吸、血管の収縮・弛緩などに影響を与えます。
- 交感神経・副交感神経の2つで構成されている
- 自律神経は自分の意思で活動させたり、休ませたりする事が出来ない
- 交感神経は活動に関わる神経
- 副交感神経は休息に関わる神経
という事になります。
自律神経の働きとは?
先ほど大枠の部分を説明いたしました。
では、具体的にどのような働きがあるのかを説明します。
まず、交感神経は活動する時の神経ですが、主に内臓の働きに関与しています。
交感神経の働き
交感神経が活動しているときは以下のような働きがあります。
- 心拍数の上昇
- 心臓の収縮増大による血流アップ
- 血圧の上昇
- 汗を出す
- 脳・神経を興奮させる
- アドレナリンが出る
です。
副交感神経の働き
副交感神経は休息しているときに働いている神経で、以下の働きがあります。
- 唾液の分泌アップ
- 胃液の分泌アップ
- 心拍数減少
- 血圧の低下
- 眠くなる
- アセチルコリンを分泌
です。
また、交感神経が働きすぎていると便秘になりやすく、副交感神経が働きすぎていると下痢に傾きやすくなっていきます。
もっと細かく伝えると多くの働きがありますが、主になっている働きは以上のものがあげられます。
自律神経が乱れたり、正常に働かなくなるとどうなるのか?
では、自律神経が乱れたり、正常に働かなくなるとどうなってしまうのか?
自律神経が乱れるという状態は分かり易くいうと、交感神経と副交感神経が上手く切り替えられずにどちらかの働きが優位になってしまっている状態をいいます。
車で例えると、ブレーキが利かないでずっとアクセルを踏み続けてしまっていたり
逆にアクセルが利かずに、ずっとブレーキがかかってしまっているような状態です。
自律神経は自分の意思で活動させたり、休息したり出来ないので、とても厄介です。
つまり、昼に活動しなくちゃいけないのに、副交感神経が優位になりずっと眠い状態で仕事しないといけなくなったり
夜に休もうとしているのに、交感神経が優位になり、眠ろうとしても全然眠れかったり
自分の意思とは関係なく、コントロールが乱れていってしまいます。
また、内臓も活動したり休息したりする事がコントロール出来ない状態になってしまっていれば、内蔵も疲労してしまいます。
特に胃腸、心臓、血管に影響を与えてしまいますので、様々な不調を訴え易くなっていってしまうのです。
自律神経が不調で発生する症状はどんなものがあるのか?
先ほど、自律神経の働きが正常に働かなくなると、活動と休息が上手くコントロール出来ずに体に様々な影響を与えてしまうと説明をしました。
では、この活動と休息が上手くコントロール出来なくなるとどのような症状が出るのか?
それは本当に様々な不調があります。(以下をご参照してください)
- 頭痛
- 動悸
- 息切れ
- めまい
- 倦怠感
- 不眠
- 食欲低下
- 腹痛
- 下痢・便秘
- 肩こり
が代表的に自律神経が不調だと発生しやすくなります。
それ以外にも、様々な痛みや不調は、本来人間が持っている自然回復力があれば睡眠をとる事で自然と回復していくのですが
自律神経が乱れてしまっている事で回復せずにどんどんと進行していってしまいます。
また、以下のような症状にも発展していく可能性が高いです。
・頭の部位
- 頭がボーッとする
- 頭が重い
- 頭の筋肉がつる
- 襟足の上の部分の皮膚が赤い
・顔の部位
- 顔がつる
- 顔がしびれる
- 目が見えにくい
- 視野が狭い
- 目がくもる
- 視界が暗く感じる
- まぶたが重い
- まぶたがピクピクする、
- 耳が聞こえにくい
- 耳閉、耳鳴り
- 鼻が詰まる
- くしゃみが止まらない、
- 歯茎が痛い
- 舌がつる
- 口が開きにくい、口を開けると痛い
・頚の部位
- 首が回らない
- 首が痛い
- 首が後ろに反らせない
- 喉が詰まりやすい
- 声が出にくい
- 声がかすれる
- 咳が止まらない
・胸の部位
- 胸が痛い
- 乳房が痛い
- 脇が痛い
- 脇がつる
- 大きく息が吸えない
- 心臓に妙な鼓動がある
・腹の部位
- お腹が張る
- 下痢しやすい
- 消化が悪い
- 便秘
- 胃が重い
- 胃が痛い
- 鼠蹊部が痛い
- 下腹部が痛い
- 尿もれ
- 頻尿
- 生理痛
・会陰の部位
- 陰部が痛い
- 陰部がつる
- 男性機能の低下
と、実に様々な状態に悪化しやすくなるのが多いです。
自律神経系症状に対しての当院の症例ブログ
(更新2020年7月25日)→上記に記載した症状以外にも様々なものがありますが、当院で見させて頂いた自律神経系の症状の症例ブログを以下にアップしましたので、同じような症状の方やお悩みの方はご参考までにご一読下さい。
- 「お腹の冷え性が改善した患者さんの1症例【原因とセルフケア】」
- 「眼精疲労が回復し、視力がアップした患者さんの1症例」
- 「頑固な便秘が解消されて腰痛が良くなった患者さんの1症例」
- 「起立性調節障害、乗り物酔い、歩くだけで気持ち悪くなってしまう方の1症例」
- 「低音性難聴の症例」
この他にもありますが一部を抜粋しましたので、その他の症状でお悩みの方はご相談下さいね。
自律神経が乱れることで起きる身体の変化
先ほど書いた内容で、実に様々な状態に発展する可能性があるのが自律神経の不調です。
では、何故自律神経が不調だと様々な症状が発生してしまうのか?
これは、主に神経の働きが悪くなる為です。
自律神経が乱れているという事は、交感神経優位なら脳・神経を興奮させてしまいます。
脳と神経を興奮させてしまうという事は、神経は筋肉にも繫がっていきますから、筋肉も常に刺激を受けて緊張状態に陥ってしまいます。
自律神経が正常にコントロール出来ていないので、ご自身で休もうとしても、副交感神経は働かない状態になってしまっているので
いざ寝ても、リラックスしようとしても、筋肉は常に緊張状態から解放されないので、ずーっと筋肉は力を入れたままの状況になってしまっています。
筋肉がずーっと力が入ってしまっている状態だと、筋肉はそのまま固まっていってしまい、柔軟性を失います。
柔軟性が無くなり、筋肉がガチガチになってしまっているので血流はとても悪くなります。
血流が悪くなると疼痛物質が発生するので、様々な身体の痛みや不調に繫がり易くなってしまいます。
また、筋肉は骨から骨に繫がっていますので、ガチガチに固まった筋肉が骨を引っ張ってしまい、骨のズレを発生させてしまいます。
こうなると、更なる悪循環に陥るのですが
骨のズレが発生すると、神経や血管をさらに圧迫しやすくなり、脳への血流が円滑に行きにくくなり、頭痛、めまい、吐き気を伴いやすくなります。
(この骨は頚椎と言われる首の骨です)
そして、脳から全身に神経を介して命令や信号を送って身体を動かしたりするのですが、骨のズレがあるとその命令や信号も伝わりにくくなっていってしまいます。
そうなると、身体の様々な不調が更に発生しやすくなるのです。
まとめると
自律神経が乱れる
↓
脳・神経が興奮する
↓
筋肉が無意識に過緊張状態に陥る
↓
休もうと思っても筋肉や神経が興奮状態になっているので休めない
↓
筋肉が固まる・柔軟性が低下する
↓
血流が悪くなる
↓
発痛物質が出て痛みを感じる
↓
筋肉が固まっているので骨を引っ張って骨のズレを発生させる
↓
骨のズレがあると神経・血管を圧迫し、脳への血流量が低下する
↓
自律神経系の症状が出やすくなる
↓
脳から全身に神経を介して命令や信号を送るのも骨のズレがあると上手く伝達できない
↓
更なる身体の不調へ発展しやすくなる
といった悪循環に陥ってしまっているのです。
この状態に陥っているとちょっとやそっとご自身で何か対策をしたからといっても簡単に問題を解決出来ない状態になってしまっていることがほとんどです。
当院での自律神経の整体はどのように行うのか?
当院では、先ほど説明した自律神経が乱れてしまうと身体に起こる変化で説明をした、身体の悪くなってしまった部分に対して施術をしていきます。
簡潔に言うと骨のズレを整えていく事をとても重点的に行います。【下の図は背骨を調整している写真です】
骨のズレを整え、固くなった筋肉を緩めていきます。【下の写真は首肩の筋肉を刺激して緩めている様子です】