いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日はいつも通院して下さっている患者さんの息子さんが今年の1月から膝が痛いという事で、整形外科にも行ったけども痛みがずっと続いているという事で、連れてきて下さいました。
6歳のお子様の状態
整形外科にて、診てもらった際には、骨には異常なし、様子を見ましょうとの事でずっと様子を見てきたそうです。
水泳やサッカーをしているという事でしたが運動している時はずっと痛いという訳でもなく、痛い時もあるが、痛くない時もある。
屈伸や歩く時も強い痛みが出る訳でも無いが、痛みがずっと続いている事が多く、痛みが無い時間の方が少ないとの事でした。
来院する前にサッカーをして来たそうなのですが、サッカー中は痛くなく、終わった後に膝に痛みが出て来たとの事でした。
ここで考えられるのが、成長痛が考えられます。
成長痛とは?
3歳〜12歳の間に起きる事が多いとされています。
子供の成長過程と共に起きるとも言われていますが、原因は不明とされています。
特にレントゲンなどを撮っても異常がない為処置をせずに、様子を見る事が多いです。
痛みが出る時間帯は夕方〜夜寝ている時に多いのですが、夜痛みが強く起きて泣き出してしまうことも多くあります。
しかし、朝方起きると、痛みが無くなっていて、子供も何事も無かった様にいつも通り過ごすことから、親は子供が嘘をついているのかな?なんて思ってしまうこともあります。
痛みの発生頻度は、月1・2回〜毎日とバラツキがあります。
今回の6歳のお子様の体を検査して
整形外科でレントゲンを撮って異常が無いということでしたので、当院で筋肉と関節、骨のズレなどを検査させて頂きました。
6歳の子供だから、筋肉は柔らかいものだと思われている方も多いと思いますが、今回の様に症状を訴えているお子様のお身体を過去にも見させて頂いた事があるのですが、意外に固くなってしまっているケースがほとんどです。
以前見させて頂いた方を書いたブログ→https://kaijin-seikotuin.com/ashi/asi/
検査をしていくと、表面の筋肉は柔らかかったのですが、背骨の際の筋肉にコリっとした硬さがあったのと、腰椎という腰の骨のズレがありました。
膝の関節自体は柔らかく、太ももや周囲の筋肉も硬くなく柔らかい状態でした。
検査を全体的に行い、当院で考えられた事は、腰椎のズレからくる、膝への神経痛では無いかと思います。
お子様への施術について
当院ではお子様への施術をする際は、最低限の刺激量しか加えません。
理由は、子供の筋肉に強い刺激を与えてしまうと、かえって筋肉に負担を与えてしまうからです。
また骨のズレを矯正していくのにも、当院では大人でも小さなお子様でも1kgの力しか使いません。
施術を行ってみて
腰椎のズレを矯正して、一度歩いてもらいました。
お子さんに痛みを確認して見ると、来た時よりも痛みは減っているとの事でした。
痛みが減っているのを確認出来たので、また腰椎のズレをゆっくりと矯正を行って、もう一度歩いてもらい、痛みを確認すると、痛みが無くなりました。
痛みが無くなった所で、もう一度体を検査して、腰椎のズレを確認するとまだ腰椎のズレは残っていたものの、子供への施術は刺激量を多めにしてしまうと、負担がかえって増えてしまうので、今回はここまでにさせて頂きました。
お母様にも、子供に対して出来るケアをお伝えして、終了しました。
考察
成長痛と診断されても、対処出来るケースは沢山あります。
小さなお子様でも、痛みが出ているという事は何かしらのい原因があるはずです。
痛みが出ているという事は、大人でも子供でも、発生原理は似通っています。
今回、腰椎のズレを矯正した途端に痛みがその場で良くなったという事は、成長痛と診断されても、腰椎のズレを直し、筋肉を和らげて上げる事で痛みを緩和させる事が出来ます。
小さなお子様でも、体の使い方が崩れていたり、運動で無理に体を使いすぎていたり、姿勢が悪かったり、遊びで動きすぎていたりなど、様々な要因で筋肉を固くしてしまったり、骨のズレを引き起こしてしまい、痛みに繋がっているのでは思われます。
成長痛は中学生のお子様でも起きますが、成長痛が起きないお子様もいます。
その差は何なのか?
普段の筋肉の柔軟性であったり、骨のズレの有無の差があるケースが多いです。
成長痛に限らず、痛みが出ている体は日常生活にストレスを産みますし、運動も十分に出来ません。
痛みを我慢して動かしていく事で、更なるバランスの崩れを生み出し、違う部分も痛みが出て来てしまい可能性もあります。
何より、小さなお子様をお持ちの母親や父親の精神的な負担にもなる事と思います。
小さなお子様でも痛みや症状を訴えている事があるご家庭は、一度病院で検査をしてもらい、異常が無いかを確認してみて下さい。
病院で検査をしても異常がなく、様子を見ても痛みが引かない、変わらない様でしたら、当院でもお子様の体をチェックさせて頂き、問題があれば施術をさせて頂きます。
まとめ
・小さなお子様でも、痛みを訴えているという事は、何かしらの問題が体に起きている
・小さなお子様でも、筋肉が固くなったり、骨のズレがある。
・子供が痛みや症状を親に訴えて来たら病院で異常が無いかを検査してあげて下さい。
・病院で異常が無い場合。整骨院や治療院で検査をしてもらい、筋肉や関節、骨のズレがどうなっているのかを確認してみて下さい。
・小さいお子様でも、姿勢や柔軟性の確認をしてあげて、固くなっていないか?姿勢が崩れすぎていないか?チェックしてみて下さい。
【診療時間】
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海神駅前整骨院
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