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今日はタイトルの親指の付け根の痛み、いわゆる腱鞘炎に対して説明をしていきます。
よく腱鞘炎とは使いすぎによるものと言われていますが、そうでない場合も多数あります。
当院に来院されている腱鞘炎の患者さん自身親指を使いすぎている事はほとんど無いのに発症してしまっているケースも沢山あるので、当院での患者さんの様々なケースも含めて説明をしていきます。
腱鞘炎とは
腱鞘炎(けんしょうえん)は、腱の周囲を覆う腱鞘(けんしょう)の炎症。症状として、患部の痛みと腫れがあり、患部の動かしづらさが見られる。腱自体の炎症である腱炎(tendinitis)を合併することが多い。 ひどい場合は痺れて動かなくなったり局部が出っ張ったりしてしまう。 部分を冷やしてもあまり変化なく、痛みは長続きする。
ウィキペディア(Wikipedia)より引用
俗に使いすぎによる炎症と定義されている事が多いのが一般的です。
ただし、使いすぎでないのに発症することも非常に多いのが現実的にあります。
もちろん使いすぎによる腱鞘炎もありますが、ここでは割愛させて頂きます。
親指を特に使っていないのに腱鞘炎になる?
当院に来院された患者さんで、病院で腱鞘炎と診断されて、サポーターをつけていた方がいました。
その方はデスクワークは仕事として行っているものの親指に力を入れるわけでもなく、なってしまったとの事でした。
仕事もパートタイムで行なっているので正社員の方と比べても使いすぎでは無いのでは?と疑問に思っていたそうです。
その患者さんは腱鞘炎と診断されてからサポーターをつけて極力腱鞘炎の方の手を使わずに1ヶ月過ごしていたそうですが、痛みは和らがず当院に来院されました。
腱鞘炎の定義で指の使いすぎが原因であるならば、その指を使わずに安静にしていれば良くなる。
この考えは間違いないと思います。
しかし、それを実施したのに何故痛みは和らがなかったのか?
ここが非常に重要な原因が隠れているのではないかと思います。
腱鞘炎になりやすい方の特徴
今回の患者さん以外でも腱鞘炎になってしまった方の特徴があります。
- 首・肩がガチガチに硬い
- 姿勢が悪い(特に背中が丸まってたり、背中が硬い)
- 腕に疲労感や張り感を感じている
- 肩が中に入り込んでいる(巻き肩)
- お腹が硬い(パンパンに張っている、太っているとは違います)
- 骨のズレがある(特に頚椎、胸椎)
これらは、私が見させて頂いている腱鞘炎の患者さんほぼ全員に当てはまります。
これらが要因で腱鞘炎になっているといっても過言ではありません。
具体的に指を使いすぎていなくても腱鞘炎になってしまう要因を詳しく説明していきます。
骨のズレがあると腱鞘炎になりやすい
先ほども述べたように、指を使いすぎていなくても腱鞘炎になります。
そして腱鞘炎になる方の特徴があります。
この特徴があると腱鞘炎になりやすいのです。
では、表題の骨のズレがどのように腱鞘炎に繋がっていってしまうのかを説明いたします。
骨のズレと腱鞘炎の関係性
筋肉は神経によって力を入れたり、抜いたり、動かしたり、動かさなかったりと影響を受けます。
神経が通常通りに働けば良いのですが、神経が通常通りに働かなくなるケースがあります。
それが骨のズレの影響によって神経がうまく働かなくなるのです。
特に腱鞘炎になってしまった方は、主に頚椎、胸椎という背骨のズレが著名にあります。
親指に向かう神経の大元は頚椎から出ています。
黄色いのが神経ですが、これが指先へと繋がっていくのです。
頚椎という首の骨がズレてしまっていると神経の働きが悪くなり、筋肉を緊張させてしまい、結果指先を使っていないのに指先までも無意識的に緊張させてしまうのです。
また、図のように神経の周りに血管も一緒になって走行しているので、血流も悪くなってしまいます。
そうすると更に筋肉に対して栄養素を運びにくくなってしまうので筋肉を更に固めていってしまいます。
そうなってしまうと、腱鞘炎に陥りやすい状態となっていきます。
これらが要因になっている可能性が非常に高いのです。
今回の患者さんも
- 首・肩のコリ感が常にある
- 姿勢が悪い
- 骨のズレがある
という状態だったので、それらを施術して1ヶ月経過した時には腱鞘炎の症状は良くなっていきました。
骨のズレを調整していく事で、神経や血管の通りがスムーズになり、結果的に筋肉の緊張や硬さが取れていく事で親指の筋肉が緩み、症状が回復しやすくなるのです。
腱鞘炎の症状をよくしていく為に
指の使いすぎと自覚をされている方は、極力使わずに安静にして見てください。
2週間極力使わずに症状が良くなるのであれば、良いのですがそれでも変わらなかった場合は、今回のように指の使いすぎでは無く、骨のズレが影響している可能性が高いと思われます。
その時に、自分の骨のズレがどうなっているかは分からないと思いますので、ご自身でチェックする項目があるので確認してください。
- 首肩の筋肉が硬いか?
- 姿勢が良いか?(良い姿勢が楽に取れるか?)
- バンザイが楽に出来るか?(両方耳の横に腕が当たるまで楽に出来るか?)
これらがダメな場合の時には骨のズレを解消した方が腱鞘炎が早く良くなります。
自分の体がどういう状態かを知るきっかけにもなるので、腱鞘炎でない方も行なって見てください!
まとめ
- 腱鞘炎は指の使いすぎの場合とそうでない場合がある
- 指を使いすぎていないのに腱鞘炎になる方は特徴がある
- 骨のズレが腱鞘炎に関係している
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船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
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様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
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