お腹が硬い人は腰痛になりやすい【理由と対策】

(作成2019年6月28日)→(更新2020年8月31日)→(更新2021年6月16日)

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

今日はお腹が硬い人は腰痛になりやすい理由と対策について記事を書きました。

お腹が硬い?とイメージが湧きづらい部分もあると思いますが、お腹が硬いと言う人は寝ても自分の胸の高さや肋骨よりも山なりに張ってしまっている状態の人です。

お腹が硬いと腰痛だけでなく、体の回復力の低下や、自律神経の働きも低下してしまいます。

腰痛や、体の様々な不調でお悩みの方のご参考になればと思い記事を書きましたのでご参照ください。

(更新2020年8月31日)→お腹の硬さや張りが出てしまう原因についての記事をアップしました。

本記事で紹介しているセルフケアを行なっても中々改善しない方は今回アップした記事をご一読頂き、お腹の硬さや張りが出てしまう原因自体を理解する事でセルフケアがより有効になりますのでご参照下さい。(4 お腹の張りや硬さが発生する原因とセルフチェック方法にアップしました)

(更新2021年6月16日)→お腹の張りが発生する原因は結論から伝えると背骨のズレが関わっております。

背骨のズレが発生するのは日常生活習慣から起こるので、今回追記した内容は背骨のズレを予防する健康21か条というものを紹介しております。

お腹が硬い人が腰痛になりやすい理由

早速、お腹が硬い人が腰痛になりやすい理由について説明をしていきます。

理由① お腹が硬い人は姿勢が丸くなりやすい

お腹が硬いという事は腹筋があるという事ではありません。

お腹が硬いというのは、自分自身では力を抜いてリラックスしている状態でも、常にお腹に力が入り続けてしまっていて、ガチガチに固まっている状態です。

実際に試してみて欲しいのが

自分自身で腹筋に意識的に力を入れてみると、無意識に姿勢が丸くなると思います。

反対に体を伸ばしている状態から腹筋に力を入れようとしても中々上手く腹筋に力が入らないと思います。

なので、自分自身で腹筋に力を入れていなくてもお腹がガチガチに硬い人は姿勢が丸くなる傾向になります。

上の画像のように、姿勢が悪くなると背中や腰の筋肉は緊張状態に陥り腰痛になりやすくなってしまうのです。

理由② お腹が硬い方は交感神経優位になってしまう

お腹が硬い方はずっと無意識的に力を入れ続けていることになっているので、交感神経が優位になってしまっております。

最初にも画像を載せましたが、お腹が硬い人は仰向けで寝てもお腹が自分の胸の高さよりも山なりに張ってしまっています。

お腹が膨らむ時って、息を吸い込んだ時に膨らむのです。

しかし、寝ているだけなのにお腹が凹まずにパンパンに山なりに張っているのは無意識に息を吸い込んでいる状態のまま力が抜けていないと言う事なのです。

そして息を吸い込むと言う行動は交感神経が作用していますので、お腹が画像のようになってしまっている方は、寝ている時でも交感神経優位のままになってしまっているという事なのです。

交感神経が優位になってしまっていると、寝ている時にリラックスがしにくくなり、寝ていたとしても、お腹が硬いままなので睡眠中も疲労が取りにくくなっており、寝ても回復しにくい状態になります。

そうなると、疲労が蓄積し続けていくので腰痛にもなりやすくなってしまいます。

理由③ お腹が硬い方は血流が悪くなりやすい

写真のように、お腹の下には大動脈が通っています。

お腹が硬くなっていると、腹圧が高くなってしまうので血管の通り道を圧迫しやすくなります。

そうなると血流が悪くなり、お腹付近だけでなく全身の血流が悪くなるので腰痛だけでなく、様々な体の不調に繋がってしまいます。

理由④ お腹が硬い方は神経を圧迫しやすい

先ほどと同じ写真ですが、黄色いのが神経となっております。

お腹が硬くなっていると腹圧が高くなってしまうので、腰から出ている神経に圧が加わりやすくなってしまいます。

腰から出ている神経を圧迫してしまうと、腰痛や足に対しての症状が出やすくなってしまいます。

お腹が硬いと体に様々な影響が出る

お腹が硬いと腰痛になりやすいのは勿論ですが、腰痛だけでなく様々な影響を受けてしまいます。

お腹が硬いことでどういう影響を受けるかと言うと

  • 自律神経症状が出る
  • 首肩こりになりやすい
  • 足に症状が出やすい
  • 疲労感が抜けにくい
  • 腱鞘炎になりやすい
  • その他様々な症状

大まかに記載しましたが、簡潔に言うと全ての症状に影響を与え、自律神経にも大きく影響を与えます。

お腹が硬くなると自律神経に影響を出す

何故、お腹が硬いだけで全ての症状に繋がるか?

これには、自律神経の影響が大きく作用します。

自律神経と聞くと精神的な負担をイメージする方が多いと思いますが、それだけではありません。

詳しくはこちらの記事をご参照下さい。

本記事でも簡潔に説明をすると

自律神経がスムーズに働けない

自然回復力が低下する

睡眠中も回復しにくくなる

疲労が蓄積する

筋肉が固まる

様々な症状や影響を出していく

という流れに陥りやすくなります。

お腹が硬くなると、自律神経に影響を出す理由

お腹が硬くなると、自律神経に影響を出します。

自律神経は、お腹が硬ければ硬いほど交感神経が優位になっています。

交感神経が優位になっていると、副交感神経の働きは低下します。

自律神経は交感神経と副交感神経がシーソーのように、どちらかが優位の場合は片方は低下するのです。

お腹が硬くなると、交感神経が優位になり、ずっと力を入れっぱなしの状態になり、無意識でずっと体が踏ん張ってしまっている状態に陥るので副交感神経が働きづらくなり、寝ても起きてても、家で落ち着いていても、趣味や好きなことをやっている時でも本当の意味でのリラックスして力を抜いている状態にはならないのです。

そうなると、自律神経のバランスが崩れ、疲労が蓄積してしまい、不調を招きやすい状況に陥ってしまうのです。

今現在、皆様の体に症状や問題が無くともお腹が硬い方は、自律神経の働きはスムーズでは無い可能性が高いので、ご自身のお腹の硬さが、力を入れていないのにガチガチに硬くなっているかどうかをチェックしてみて下さい。

お腹を柔らかくするセルフケア方法

お腹が硬い人に対して当院では患者さんに対してセルフケアの方法を伝えております。

そのセルフケアの方法を今回は紹介致します。

ただ、お腹が硬くなる要因は

  • 運動不足
  • 食生活が乱れている
  • 睡眠不足
  • 肉体的ストレスが多い
  • 精神的ストレスが多い

などなど、日常生活の中での要因があるのでそちらも見直す必要があります。

その上でセルフケアを行うとベストなので、下の動画をご参照しながらセルフケアを行って下さい。

こちらの動画は当院のメインの施術であるモルフォセラピーのセルフケアの動画を私たちの師匠の先生が説明して頂いております。

動画では立っている状態で行なっておりますが、セルフケアとして行う時に寝ている状態から行うとやりやすいと思います。

入浴後などに行うとより柔らかくなりやすいので、毎日コツコツと続けて下さい。

セルフケアをより効果的にしていく為には

  1. 日頃歩く機会を増やす
  2. 入浴を毎日行う
  3. 食べ過ぎす、飲み過ぎず
  4. セルフケアを行う

という流れがベストです。

注意して欲しいポイントは

歩く事も、入浴も一気に長く行うのは避けて下さい。

あくまでも出来る範囲でコツコツ続けていく事が大事ですので、毎日コツコツ行なっていきましょう!

お腹の張りや硬さが発生する原因とセルフチェック方法

(更新2020年8月31日)→お腹の張りや硬さが出る原因とお腹の張りと硬さを自分自身でチェック出来る方法を記事にまとめて説明しました。

中々お腹の硬さや張りがセルフケアを行なっても改善しない方は日常生活や原因自体を追求していかないといけないケースがあります。

そのような場合は以下の記事をご参照頂き、セルフケアに繋げていくと良い効果が出やすいのでご参照下さい。

(更新2021年6月16日)→お腹の張りが発生する原因は結論から伝えると背骨のズレが関わっております。

背骨のズレが発生するのは日常生活習慣から起こるので、今回追記した内容は背骨のズレを予防する健康21か条というものを紹介しております。

お腹の張りや硬さを予防するだけでなく、様々な体の不調を予防するにもとても大切で重要な事ですので是非ご一読頂き実践してみて下さい!

まとめ

  • お腹の硬さは、腰痛に繋がりやすい
  • 腰痛だけでなく、自律神経、姿勢、血流、神経などにお腹の硬さは影響を与える
  • セルフケアは毎日コツコツと行うのがベスト
  • 体の不調がある時は、日常生活に何かしらの悪い積み重ねがありますので、一度自身の生活習慣を見直すチャンスです

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船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、

スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。

毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。

様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。

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(R3/3/29 更新)