いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
本日は30代男性、フットサル中にオーバーヘッドをし転倒、その後1週間たっても腰痛が引かないという方の1症例の記事を書きました。
緊急事態宣言も解除されて徐々に運動やスポーツなどを再開していると思いますが、運動やスポーツが再開されればそれに合わせて怪我も増えてしまいます。
今回はまさしくそのケースでしたが、怪我を最小限に抑えられるように皆さん無茶はしないで下さいね。
今回のケースみたいに転倒したり怪我をした後に中々痛みが引かずにい尾っぽを引く痛みを経験した方も多いと思います。
今回のケースで考えられる腰痛の原因や考察を記事にて説明をしていますので、転倒して腰を痛めた方やサッカーやスポーツなどで腰を痛めてしまった方などは記事をご参考にして下さい。
怪我や転倒して腰を痛める理論
怪我や転んで腰を痛める理論ですが、2つのパターンに分かれていきます。
それぞれに特徴があるので、これを知っているだけでもご自身で対処できる事と対処できない事が分かるので覚えて下さい^^
直接的に腰を痛める理論
直接的に腰を痛めるのは、とても分かりやすいです。
理論といっても、そのままの意味で
- 腰をぶつけた
- 腰を捻って痛めた
- 重いものを持ち上げるときに痛めた
- 転んで捻ってしまった
など直接的に腰に関して影響を受けた時に痛める場合で、この場合は腰自体に怪我や損傷が生じています。
怪我や損傷は
- 筋肉の部分損傷や断裂
- 軟部組織の損傷や炎症
などが生じるので、安静がまずは一番大事です。
なので、自分自身ではっきりと直接的に痛めてしまったと分かっている場合は安静にして極力無理に腰を動かさずに少しづつ動ける範囲内で動かしていきましょう。
また、腰の痛めている部分を触って腫れていたり、熱を持っている場合は氷で冷やしたりアイシングという事をして炎症が早く引くようにして下さい。
間接的に腰を痛める理論
患者さんの多くが間接的に腰を痛めてしまっているケースに当てはまるのですが、患者さん自身は間接的に腰を痛めていると説明をしても???マークになる方が多いと思います。
ほとんどの患者さんが直接的に腰を痛めるケースで腰が痛くなると思っています。
因みに今回の患者さんは
直接的な要因と間接的な要因の2つが組み合わさっている腰痛
でした。
間接的に腰を痛める理論ですが、今回の患者さんのケースで説明をしていきますと
サッカー中にオーバーヘッドをしてそのまま腰から地面に叩きつけられた所は「直接的な要因」で腰周辺の軟部組織に影響を受けていると思われます。
直接的な要因で腰を痛めた方は3日間から1週間ほどで腰の痛みも緩和されて行くのですが、今回のサッカーで転倒して腰を痛めた患者さんは1週間経っても改善しないケースでした。
この場合に「間接的な要因」での腰の痛みが考えられるのですが、直接腰に衝撃を受けた以外に
- 腰だけに衝撃が来たのではなく背中や足などの周りにも衝撃の影響を受けた
- 腰に衝撃が来て体の防御反射で全身に力が入りむち打ち状態に陥った
- 日常生活で腰をかばいながら生活をしていた為、他の部分が悪くなりその他の部分が影響して腰の治りが悪くなった
というような事が「間接的な要因」として腰の痛みが治りにくかった事として考察されます。
今回の患者さんのケースでの要因なので、他のケースでは違う場合もありますが概ね「間接的な要因」としてはこういう事が影響してしまい中々腰痛が改善しないケースがあります。
今回の患者さんの状態
今回の患者さんは先ほども説明した通り、「直接的な要因」と「間接的な要因」の2つが重なり腰痛が改善しにくかったと考えられます。
痛みを訴えられている場所は、右の腰からお尻にかけての部分に痛みを訴えておりました。
動いて痛みが出るのは1週間前の痛めた日から比べると落ち着いてきているそうですが、一番の悩みが
- じっとしていても右腰が痛い
- じっとしている状態から動き始める時に痛みが強い
という2点でした。
本人も不安で最初は病院でレントゲンを撮るも異常がなく一安心でしたが、それでも痛みは変わらずという状態でした。
当院で体をチェックしての所見は
- 仰向けて寝ても足がまっすぐに伸びない
- 腰が反り腰になっている
この2点が強力でした。
その他にも姿勢や背骨・骨盤のズレも当然のように出現していましたが、まずはこの2点が強力でしたので、この2点を改善して行くような施術を行う事を説明させて頂き、施術に入らせて頂きました。
反り腰が腰痛と関係性が深いことは以前の記事にて説明をしていますので本記事では割愛をさせて頂きますが、腰痛と反り腰の関係性について気になる方は以下の記事をご参照くださいね。
施術の経過
施術のペースは2週間では計6回行わせて頂き、痛みの度合いを測る指標としてペインスケール(P.S)を用いて評価をしていきました(P.S10が痛みマックスとして)
初診:施術後のP.S10→5。
仕事でデスクワークなので、今回はこれで様子を見て仕事中にどうか確認をしてもらう事に。
2回目:仕事中は1時間も持たずに痛みが強くなる。1回痛みが強くなると中々痛みは引かずに動き出す時の痛みも強くなる。
3回目:通勤時に歩く事を多めにして行くと1時間は持つようになる。施術後もP.S10→3になる。
4回目:2時間、3時間仕事するとさすがにキツくなる。合間に体を伸ばしたり適度に休憩を挟むようにアドバイス。施術後にはP.S10→0になる。
5回目:歩く事や合間に休憩を取るようになって徐々に痛みは引いて行く。仕事中も2時間、3時間続けても痛みでは無くハリ感が出るとの事。
6回目:痛みは出なくなって、ハリ感のみなので次回は1ヶ月後の7月上旬に経過確認となりました。
今回のサッカーで転倒して腰を痛めた患者さんへの考察
今回は直接的な要因と間接的な要因が入り混じっているケースだと思い、痛めている部分の周りから施術を開始していきました。
痛めている周りを施術して行くと痛みは徐々に引いていきましたが、一番は患者さん自身が歩いて動きを徐々に出せるようになってきた事かなと思います。
デスクワークで動かない日が続くとどんどん悪い状態で固まってしまうので、怪我して更に体を固めてしまい回復しなかったケースかと考察されます。
怪我をしても適度な安静は大事ですが、動かない時間が多すぎるのも回復を遅らせてしまう1つのケースになると思うので、患者さんの状態に合わせて動かす事や安静の指示などを判断する必要があると思いました。
でも怪我や直接的要因が考えられる場合は無理をせずに安静にして下さいね。
今回のフットサルなどの直接的な要因で腰を痛めてしまったケースでは、痛めてしまった状態で腰が反り腰になってしまっていたり、足が硬直してしまったりすると回復が思うようにいかない状態でした。
なのでしっかりと周囲から整えていき、反り腰と足の緊張をとる事で怪我でも早期回復する事が可能になると考察出来る症例でしたので、今後も怪我や直接的な要因での腰の痛みに関して症例を重ねていき、早期回復に繋げられるように研究を重ねていきます。
まとめ
- サッカーやフットサルなどの運動やスポーツでの怪我は直接的要因での怪我が多い
- 防げる怪我と防げない怪我があると思うが注意しましょう
- 今回の患者さんのケースでは直接的要因と間接的要因が重なっていた為回復が遅くなっていた
- 直接的な怪我でも周りに影響を与えたりして間接的要因を増やしてしまう
- 回復が遅いなと思ったらすぐにケアしていきましょう
- 怪我でも間接的要因を整えて行く事で早期回復して行く
- 怪我や体が不調の時は休んで無理はしないようにしましょう
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様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
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(R2/5/29 更新)