いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は首のヘルニアに対しての整体の有効性について記事を書きました。
先日の記事にも腰のヘルニアの記事を書きましたが、今回は首のヘルニアについてです。
腰のヘルニアについての記事はこちら
腰椎椎間板ヘルニアは整体で治るのか?
腰のヘルニアの手術後に痛みが出てきた患者さんの1症例
首のヘルニアの場合、腰よりも手術はリスクが伴います。
そのため、症状が強くても我慢していたり、痛み止めで無理矢理痛みを押さえ込み続けていたりする方が多くいらっしゃいます。
首のヘルニアも腰と同様に、ヘルニアは結果として発生しているだけです。
ヘルニアと診断をされた方でも、ヘルニアだろうと関係なく痛みや症状は緩和していきます。
今日は、首のヘルニアと診断をされた方のご参考になれればと思い記事を書きましたので、ご参照下さい。
首のヘルニアとは?
画像参照元https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spinal_disc_herniation.html
首の骨をつなぐ椎間板が後方に飛び出すことによって起こります。
30~50歳代に多く、原因は明確に分かっていないです。
悪い姿勢での仕事やスポーツなどが誘因になることもあるとされています。
飛び出す場所により、神経根の圧迫、脊髄の圧迫あるいは両者の圧迫が生じます。
頚椎椎間板ヘルニアの症状
頚椎椎間板ヘルニアは様々な症状を出すと言われております。
- 首を動かした時に痛む
- 肩を動かすと痛む
- 何もしていなくても首から肩にかけて痛む
- 腕にしびれがある
- 腕に痛みが出る
- 手指に力が入らなくなる
などがあります。
これは、知覚神経の圧迫による痛みやしびれ、運動神経の圧迫による運動神経麻痺という状況になっています。
頚椎椎間板ヘルニアの病院での治療
病院での治療も病院によって違いはあると思いますが、一般的に言われているものを説明します。
病院でヘルニアと診断をされても、すぐに手術というケースは少ないと言われております。
主に保存療法という手術をしない治療になる事が多いです。
保存療法の内容も病院によって様々ですが
- 頚椎牽引療法
- 頚部を固定するカラー固定
- 首肩周りの筋肉の緊張をほぐす
- 電気治療
などが一般的には言われています。
保存療法で効果が無い場合は、手術という流れになっていきます。
首のヘルニアになりやすい方の特徴
医学的には、首のヘルニアになる原因は不明とされていますが、頚椎という骨と骨の間にある椎間板が何かしらの影響で圧迫や力が加わりヘルニアになってしまうとされています。
交通事故や、急に首を捻られたりなどの外力を生じて起こる場合もあります。
今回、首のヘルニアになりやすい人の特徴では、外力を生じていないのに、なってしまうという方の特徴を説明します。
主に頚椎に負担がかかるとヘルニアになりやすいので、以下の事が考えられます。
- 姿勢が悪い
- 上を向いて作業している事が多い
- 下を向いて作業している事が多い
- 頚椎・胸椎のズレがある
- 腰の可動域が狭い
- 首の可動域が狭い
- 背中を十分に伸ばせない
- 首周りの筋肉の緊張が強い
方がヘルニアになりやすいです。
それぞれに説明するととても長文になってしまうので、省略して説明をしていきます。
姿勢が悪い・背中を十分に伸ばせない・首回りの緊張が強い
画像のように姿勢が悪いと、首の筋肉の緊張を生み出します。
頭の位置が肩よりも前に出てしまう事で頚椎に負担がかかりやすい状態になってしまいます。
姿勢が悪く、背中が丸まっている状態が続くことで背中を十分に伸ばせない状態になります。
この3点が強い方は枕無しで仰向けで寝ると顎が上に上がるような状態になっています。
仰向けで寝ていて顎が上を向いてしまっていると、頚椎に圧迫が加わりやすいので負担がかかってしまいます。
首と腰の可動域が悪い、頚椎・胸椎のズレがある
首と腰の可動域が悪い状態の方は、関節を正常な範囲動かせない方です。
関節が十分に動かせていないということは、深部の筋肉が凝り固まっていたり緊張している状態です。
例えると、ずっと歯を食いしばっているような状態が無意識に続いている感じです。
そのような状態だと内圧が関節にかかってしまいますので、頚椎に負担が来やすくなります。
また、ずっと深部の筋肉が凝り固まっていたり緊張していると、骨を引っ張り出す力が働いて頚椎や胸椎がズレやすくなります。
頚椎などがズレてしまうと、崩れたバランスを支えようと更に筋肉が硬直していきます。
そうなると、更に内圧が高まるような状態に陥るので頚椎に負担がかかってしまうのです。
首のヘルニアが痛みや症状を出しているのか?
首のヘルニアになりやすい人の特徴を書きましたが、ヘルニアでない方でも先ほどの状態が続けば首や肩などに負担がかかり症状を出す事が多いです。
特に最近ではヘルニアがあっても実際に症状と関与しているのか?というと、そうではない可能性の方が高いと言われております。
この情報は海外の医療では言われておりますが、日本ではあまり言われておりません。
なので、病院で首のヘルニアと診断を受けた場合、整体やカイロなどはお医者さんから辞めるように言われることも多いのが現状です。
しかし、腰のヘルニアと同様に首のヘルニアも整体で症状が緩和される事は珍しいことではありません。
腰椎椎間板ヘルニアと診断をされて柔道を辞めるように言われた患者さんも、当院で施術を行い、見事にR1年5/19日に柔道の試合に復帰し勝つ事が出来ました。
以下の記事をご参照ください。
腰椎椎間板ヘルニアは整体で治るのか?
首のヘルニアも同様に体のポイントをしっかりと整えて行く事で症状が緩和されていきます。
先ほども少し書きましたが
- 首の可動域を回復させる
- 背中を十分に伸ばせるようにしていく
- 腰の可動域を回復させる
- 姿勢を正していく
- 背骨のズレを矯正していく
このポイントが大事になっていきます。
首のヘルニアと診断をされてもそれ以外の筋骨角器系の問題を整えて行く事で症状を回復させやすくしていきます。
ヘルニアはあくまでも結果として出ているだけです。
ヘルニアになった結果には必ず要因があります。
その要因が症状を引き起こしている元なのです。
首のヘルニアに対しての整体の有効性
先ほど、ヘルニア自体が痛みや症状を引き起こしていないという説明をしました。
ヘルニアではなく、筋骨角器系の問題が直接的には痛みや症状を引き起こしています。
では、ヘルニアと診断をされた方で整体は有効なのか?
答えは有効です。
しかし、首のヘルニアの方で注意しなければいけない場合があります。
それは、何年も前に首のヘルニアと診断を受けて、何年も手指が神経麻痺によって感覚麻痺や運動麻痺に陥っている方は不可逆性になっている可能性があるので、その症状に対しては難しいです。
首のヘルニアに対して整体が有効なのは、首から肩、腕に対しての痛みやしびれに対してです。
手指の感覚異常や上手く動かせないという方でもまだ症状が出てから日が浅い方はまだ対応可能です。
症状が出てから何年も経過している方は難しいのが現状ですが少しでも楽になりたいという要望であれば施術をさせて頂きます。
当院での首のヘルニアの方への施術方法
首のヘルニアと診断をされた方でも当院では以下の理論で施術をしております。
骨盤・仙骨・腰椎のズレを整える
体を支えている軸や重心は仙骨という骨の部分です。(左側の画像)
この仙骨は土台として機能していますが、家でいうと基礎部分です。
この基礎部分が斜めになっていると、家だと家自体が傾いてしまいますよね?
仙骨も傾いていると、その上に乗っかっている上半身全体がバランスを崩してしまいます。
しかし、人間には平衡感覚が備わっているので、バランスを崩した部分を補おうと頭の位置が正常な位置から崩れてしまうのです。
そうなると、首に負担がかかり筋肉を緊張させてしまい、頚椎のズレを引き起こし症状を出しやすくしてしまいます。
その為、しっかりと骨盤・仙骨・腰椎のズレを整えていく必要があるのです。
頚椎・胸椎のズレを整える
骨盤・仙骨・腰椎がズレてしまっているとバランスが崩れて、頭の位置や頚椎のズレを発生させてしまいます。
胸椎という骨(右側画像部分)は頚椎の下に位置しているので、胸椎がズレていると頚椎のズレを更に引き起こしますので、しっかりとズレを矯正していく必要があります。
また胸椎がズレていると猫背のような状態にも陥るので更に首に負担をかけやすくしてしまいます。(下記画像参照)
骨盤から胸椎までをしっかりと整えてから、最後に頚椎のズレを整えて行く事で、頭の先から仙骨・骨盤の位置が正常になり、首の負担が軽減していきます。
巻き肩を整える
姿勢が悪くなってしまうと、背骨のズレだけでなく巻き肩にもなってしまいます。
巻き肩になってしまっていると、首から指先に向かう神経や血管を圧迫しやすくなってしまいます。
画像のように肩の内側から指先まで神経や血管が通っているので、巻き肩だと圧迫してしまうのです。
その為、巻き肩の場合はしっかりと整える必要があります。
お腹の緊張を緩める
お腹の緊張がある方は、分かりやすくいうと常に腹筋に力を入れている状態です。
しかも無意識的に腹筋に力を入れてしまっています。
腹筋に力を入れている状態は背中を丸めている状態なので、いわゆる猫背の人はお腹の筋肉が緊張してしまっています。
お腹の筋肉を意図的に力を入れると首の筋肉も少し緊張します。
お腹の筋肉が緊張していると自然と首にも力が入ってしまい、首の負担に繋がるので、お腹の緊張を緩めていきます。
首の緊張を緩める
首の筋肉の緊張がある人は、常に無意識的に歯を食いしばってしまっている状態です。
これも意図的に歯を食いしばって見ると分かると思いますが、ずっと歯を食いしばっていると疲労が溜まります。
無意識的に首の筋肉が緊張してしまっているので、リラックスしようと力を抜いても中々首の緊張は抜けません。
その為、首の緊張を緩めていきます。
筋骨角器系を正しいポジションに戻す事が大切
上記5点を整えて行く事で首にかかる負担を軽減させて、首のヘルニアと診断を受けた方の症状でも対応しております。
上記5点が良い状態になると体にかかる負担が軽減していき、人間の自然回復力が上がっていき症状が回復していきます。
本来、理想の姿勢やポジションというものが存在しているのですが、そのポジションから逸脱していく事で症状が出てしまうのです。
そのため、首のヘルニアでもヘルニアでない方でもこの5点を整えて行く事が大切なのです。
まとめ
- 首でも腰でもヘルニアが直接痛みや症状を引き起こす可能性は低いと海外では定説になっている
- ヘルニアが症状の原因では無いという事は、その他の筋骨角器系の問題
- ヘルニアは結果として発生しているだけで、その結果を引き起こすのには要因がある
- 簡潔にいうと骨格のバランスが崩れ、筋肉が過緊張を起こす事で症状に繋がってしまう
- 筋骨角器系を整えて行く事で、自然回復力が上がり回復していく
- ただし、何年も続いている感覚麻痺や運動麻痺は改善が難しい
【診療時間】
船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
海神駅前整骨院
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