いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は腰痛と骨盤の歪みの関係について記事を書きました。
腰痛と聞くと骨盤の歪みというイメージは皆さんお持ちの方が増えてきましたが、実際に当院に腰痛で骨盤矯正をご希望の方に、何故、腰痛で骨盤矯正をご希望なのかと聞いてみたら、ネットでの情報や、以前通っていた所で骨盤が歪んでいるからと言われて、というケースが結構あります。
実際には当院でも腰痛の方の多くに骨盤矯正を行うのですが、患者さんに骨盤の歪みが何故腰痛を引き起こすかご存知ですか？と質問をしても、答えられる方は少ないです（勉強していないので、当然なのですが）
腰痛＝骨盤の歪みだけでないケースもありますし、骨盤の歪みがどのように腰痛を引き起こしてしまうのか？又は骨盤の歪みは他にどのような影響を出してしまうかを今日は説明をします。
腰痛でお悩みの方や、骨盤矯正を受けたい方のご参考になれれば幸いです。
腰痛と骨盤の歪みの関係性
当院に来られる腰痛の方で、骨盤矯正をご希望の方が昔より増えてきています。
これには、グーグルなどで腰痛に関しての情報が沢山載っており患者さんの知識がアップしている事と、通っている治療院から腰痛は骨盤の歪みから来ています、との説明を受けた事がある方の２パターンがあると思います。
私も、グーグルで確認しましたが、大方間違いは無い情報もありますが、誇張して書いてある所もあるので、全てを鵜呑みにしない方が良いか感じました。
当院でも、腰痛の方には骨盤矯正をほとんどの割合で行なっておりますが、全ての腰痛が骨盤の歪みからきているわけではありません。
しかし、骨盤は体を支える大事な土台であることは間違いありません。
骨盤の歪みはハミストリングという太もも裏の筋肉にも影響を与えますし、脊柱起立筋や腹筋にも影響を与えます。
以下の論文にも掲載されているので、お時間がある方はご参照ください。
http://www.waseda.jp/sports/supoken/research/2012_2/5011A072_abs.pdf
https://core.ac.uk/download/pdf/51477987.pdf
骨盤の歪みが及ぼす影響
ハムストリングが硬くなれば、筋膜で腰の筋肉と繋がっているので腰の筋肉を引っ張ってしまい、腰痛が起きます。
脊柱起立筋が硬くなればシンプルに腰の筋肉が硬くなっているという事なので腰痛に繋がります。
腹筋が硬くなってしまう事で、体を支える事が上手く出来なくなる事で腰部に負担がかかり腰痛になりやすくなってしまいます。
骨盤の歪みが直接腰痛を引き起こすのではなく、骨盤の歪みが様々な筋肉に影響を与えた結果、腰痛に繋がってしまうのです。
腰痛＝骨盤の歪み、で間違いでは無いのですが、骨盤の歪みによって様々な変化起きて、その変化の代償として腰痛が起きるのです。
なので、人によって骨盤が歪んでいてもどのような変化が起きているかは人それぞれで、その変化をしっかりと確認しないと腰痛への施術が効果的に行えません。
あくまでも骨盤の歪みは腰痛になる原因の１つという表現になり、その他にも腰痛に繋がる原因を確認する事が大切なのです。
骨盤の歪み以外に腰痛を引き起こすもの
先ほど、骨盤の歪み＝腰痛ではなく、骨盤の歪みによって様々な体の変化が起きた結果腰痛に繋がるとお伝えしました。
では、骨盤の歪み以外に腰痛を引き起こすものがあるので書いていきます。
頭部前傾
頭部前傾とは、頭の位置が体の軸から前に出てしまっている状態です。
以下の図のように立っている時に耳の位置が肩の正中線の上にきているのがベストなの位置です。
しかし、この位置から頭の位置が前に出てしまっている場合は、背中〜腰部にかけて負担がきやすい状態になってしまう為、腰痛を引き起こす原因の一つになってしまいます。
巻き肩
巻き肩とは、肩が前側に入り込んでしまっている状態の事を言います。
肩が前側に入り込んでしまっていると、肩甲骨が外側に移動してしまい、背中〜腰部にかけて負担がくるので、腰痛を引き起こしやすくなってしまいます。
反り腰
反り腰は、その名前の通り腰が反ってしまっている状態を言います。
反り腰の状態は、腰部にシンプルに負担がかかりやすいので、腰痛を引き起こしてしまいます。
腰椎のズレ
腰椎とは腰の背骨の部分です。
腰椎という場所から腰〜足にかけて神経や血管が出ております。
腰椎という骨がズレてしまう事で神経や血管を圧迫してしまい、筋肉が硬直して腰痛を引き起こしてしまいます。
股関節内旋
股関節が内旋してしまうと、腸腰筋という筋肉が固まってしまう状態になってしまいます。
腸腰筋は画像の部分の筋肉ですが、股関節〜腰まで筋肉が繋がっています。
股関節が内旋して腸腰筋が固まってしまう事で腰を引っ張ってしまい腰痛を引き起こしやすくなってしまいます。
回外足
回外足とは、下の写真の矢印の方向に足首が捻れてしまっている事を言います。
重心に位置が足の親指側では無く、小指側になってしまっている事で足の外側の筋肉の緊張が強くなります。
上の写真はアナトミートレインと言って筋膜の繋がりを示しているのですが、足の外側の筋肉は腰部まで繋がっているので、回外足だと腰痛を引き起こしやすくなっていきます。
上記６つの腰痛を引き起こす原因の元に骨盤の歪みが関与している
骨盤の歪み以外に６つの腰痛を引き起こすものを書きましたが、これらは骨盤の歪みがあると発生しやすくなります。
その為、インターネットでは骨盤の歪みが腰痛に関与しているという説明になるのですが、患者さんは骨盤の矯正だけを行えば腰痛が改善されるという誤認識が生まれてしまいます。
骨盤の歪みを矯正しても上記６つの腰痛に関与する原因は完全には取りきれません。
骨盤の歪みを矯正して、更に６つの腰痛に関与する原因に対して施術を行っていく事で腰痛を撃退する事が出来ます。
腰痛に限らずですが、大事なのは体の１箇所しか見ないのではなく、全身をチェックしてどこが崩れているか？を確認した上で、腰痛に繋がるであろうポイントを一つ一つ解消していき、腰痛を撃退する事なのです。
海神駅前整骨院の骨盤矯正の方法
当院での骨盤矯正は施術の刺激量は１ｋｇしか使わないとてもソフトな刺激で行います。
患者さんの多くが骨盤矯正と聞くと、バキバキするような強く、急激に捻る矯正をイメージすると思いますが、当院では老若男女の方に受けて頂ける、モルフォセラピーという手法を使っております。
モルフォセラピーについては以下の記事をご参照ください。
また骨盤矯正は以下の動画をご参照ください。
当院の師匠の先生がモルフォセラピーの骨盤矯正について分かりやすく解説しております。
動画のようにとてもソフトで、かつ理論、法則に則って骨盤矯正を行う為、安心安全に施術を受ける事が出来ます。
腰痛は骨盤の歪み以外にも頭部前傾、巻き肩、反り腰、腰椎のズレ、股関節内旋、回内足、の６つも関与しているとお伝えしましたが、その６つの原因の元が骨盤の歪みが関与しております。
当院では腰痛に対して、骨盤矯正を行い、その他の６つの原因に対して一つ一つ確認してから施術を行っていきます。
骨盤の歪み以外の６つの原因に対しての施術方法はまた別の記事にて書いていきます。
まとめ
- 腰痛は骨盤の歪みが全て引き起こしているものでは無い
- 骨盤の歪みがある事で、姿勢や骨格が崩れて筋肉に影響を与えて腰痛を引き起こす
- 腰痛を引き起こす要因は様々なものがあり、その元として骨盤の歪みが関与している
- 腰痛を撃退していくのに、骨盤の歪みだけを良くするだけでは不十分
- 骨盤の歪みを矯正する他に、頭部前傾、巻き肩、反り腰、腰椎のズレ、股関節内旋、回外足をチェックして全体の骨格を調整していく事が大切
- 当院の骨盤矯正はソフトに行なっており、全体の骨格を調整しています。
【診療時間】
船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月３・４回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
海神駅前整骨院
住所：〒２７３－００２１
船橋市海神６－６－１２
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