いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
本日は肉離れの症例をご紹介させて頂きます。
患者さんの情報
中学生の野球をやっている子で、半年前に肉離れを起こしてしまい
そこから半年以上肉離れの一時的な痛みは治まったものの
野球を全力でプレーをすると肉離れを起こした箇所がまた痛み出してくるといった状態でした。
一度痛みが出てしまうと、野球をやっている時に必ず足をひきずる形になりそれがずっと続いているとの事です。
肉離れとはどういった状態か?
スポーツをしている最中に起こりやすく、筋肉が収縮している(力が入っている)時に強制的に引き延ばされることにより生ずることが多い。大半は下肢に発生し、大腿四頭筋・ハムストリングス・腓腹筋(ふくらはぎ)に多い。代表的なものとしてはサッカーのシュート動作での大腿四頭筋の大腿直筋、短距離走でのハムストリングス、テニスやバドミントンの切り返し動作での腓腹筋の内側頭などが挙げられる。
wikipediaより引用
分かりやすくいうと、シンプルに筋肉の損傷です。
損傷にも程度があります。
軽度(1度、顕微鏡的断裂、mild) – 筋や腱の組織が反復的・持続的な筋収縮により微小断裂を起こし、その不完全な修復によって引き起こされる亜急性の機能障害
中度(2度、不完全断裂、moderate) – 筋膜・筋線維・腱の急性または亜急性の不完全断裂
重度(3度、完全断裂、severe) – 筋膜・筋線維・腱の急性の完全断裂
wikipediaより引用
という度合いに分かれております。
今回の患者さんに半年前の状態を聞くと、ギプスで固定されたと仰られていたので中度か重度に分類されていたのでは?と考察できます。
肉離れのほとんどが体重をかけたり、力を入れたりすると損傷している部位がさらに引き伸ばされて損傷を助長してしまうので、安静、固定が一般的な処置になります。
しかし、今回の患者さんの状態では、半年前に肉離れをして、急性期は過ぎていますので、通常に肉離れの治療とは違う状態と言えます。
肉離れの後遺症
肉離れとは筋肉の損傷と言う事を説明しましたが
筋肉が損傷すると、その後どのような状態になってしまうか?
筋肉は損傷すると、損傷した部分を回復させようとします。
筋衛星細胞が分裂を始め、損傷した部分を修復します。
そして筋肉が修復されていきますが、その時に血流の流れが悪い状態だと、十分に回復が出来ずに100%回復できない可能性もあります。
また、損傷の度合いは重度だと100%回復出来ない場合があります。
そうなってしまうと、損傷した部分の筋肉が十分に回復されずに、また練習を初めて、再度痛みが発生して、小さな損傷を繰り返してしまい、今回の中学生のような状態に陥ってしまうケースもスポーツをやっていると多くなってしまいます。
患者さんの状態を検査していくと
早速検査をしていくと二箇所気になる点がありました。
1箇所目は、骨盤の歪み
2箇所目は損傷した部分の筋肉のシコリ
2箇所目の損傷した部分の筋肉のシコリを押して確認すると
患者さんもそこですとのこと。
肉離れの場合は、損傷した部分にシコリがある事が多く、そこが中々治らない状態を生み出している可能性が高いのです。
一緒に来て頂いた親御さんに状態を説明し早速治療開始。
患者さんへのスポーツ外傷専門施術
テクニック1・・・その場の痛みはなくなりました。
説明をしこういったケースでは栄養指導をします。
栄養状態が悪くなると筋肉や体の組織の状態がとても悪くなる為そこを指導しました、そして経過観察となしました。
1週間後に来院してもらうと野球をしても足をひきずることは無くなったとのことでした。
親御さんからも問題無いですとのことで、終了しました。
考察
・今回の原因は2箇所の治療部分の問題、そして食生活に痛みの原因がありました。
・肉離れ、程度にもよりますが固定をすると一ヶ月前後かかることがありますが、当院では早期回復に取り組んでおります。
・具体的な施術回数はは程度により様々ですが7日~10日前後を目指しております。
・古傷が残ってしまうと今回のケースのようなことが何ヶ月も起こることが多く有ります。
・少しでも症状がある場合は早く施術をした方が良い。
【診療時間】
当院ではお身体の痛み・痺れ・不調に対して的確な診断・検査を得意としております。
どこにいってもよく分からない、改善しない身体の悩みがありましたらご相談下さい。
海神駅前整骨院
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