一年前から続いている顔から足先までの右半身痛の患者さんの１症例

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は一年前から続いている、右顔面痛と右半身痛の患者さんの症例を紹介致します。

この患者さんは２７歳女性の方です。

当院に来院されるまでの経緯

当院に来院される前は病院で精密検査を受けてどこも異常なしと診断され、その後整骨院、整体、鍼灸院と通院するも何も変化無く半年間過ごされて来て当院にご来院頂きました。

症状は、右の顔半分がいつもズーンと痛い、右歯の奥が痛い、そのうち首肩が辛くなってきて、右腕全体が痛くなり、その後右足が痛くなり、めまい、頭痛、冷え症などが目立ってきたとの状態です。

病院での検査は重要

右の顔半分が痛かったり、歯の奥の痛みなどの状態で疑われる疾患は

脳の異変だったり、歯の状態の異変だったりと疑われることがあります。

なので、きちんと病院で異常なしと診断を受けることは当院でも安心して施術を行えます。

病院検査で異常なしと診断されても、では何故痛みや症状があるの？

と思われたり、不安になったりとしてしまうと思います。

私も患者さんの立場であればそう思います。

検査では異常なしと言われて、顔や歯の痛みで多く言われるのが、三叉神経痛という診断です。

三叉神経痛とは？

三叉神経痛（さんさしんけいつう、Trigeminal neuralgia）、疼痛性チック（とうつうせいチック、tic douloureux）^[1]は、顔面の知覚神経である三叉神経から発信される強い痛みのエピソードを特徴とする、神経痛である。

顔面痛（がんめんつう、prosopalgia）^[2]、自殺病（じさつびょう、Suicide Disease）^[3]、フォザーギル病（フォザーギルびょう、Fothergill’s disease）^[4]としても知られる。

神経の1つ、2つ、または3つすべての分岐が影響を受ける可能性がある。 それは”人間の最も苦痛な条件の一つとして知られ、多くの医療専門家にもまだ謎のままである。”^[5] この痛みは、耳・目・唇・鼻・頭皮・額・頬・歯・顎と顔の側面に感じる。一部の患者は左の人差し指の痛みを経験する。^[6] 三叉神経痛は容易に管理できないが、種々の治療の選択肢が存在する。^[7]

顔面神経痛（がんめんしんけいつう）と称することもあるが、正式な呼称ではない。「顔面神経」とは顔面における運動神経のことである。また、顔面神経麻痺と言い、顔面の神経が麻痺することによって、片方の顔面の筋肉が動かなくなって顔が歪んでしまう症状とも混同してしまいがちだが、いずれも三叉神経痛とは異なる。

wikipediaより引用

三叉神経痛はとてもとても症状としては苦痛を伴う事がwikipediaの説明を見ただけでも分かると思います。

原因としては、三叉神経に何らかの圧迫が加わり症状を出すとまでは、医学的にわかっている事ですが

その何らかが明確にはなっていないのが、医学的な現状です。

しかし、経験上、このような症状であっても、骨のズレを矯正する事で症状がなくなった事例があります。

西洋医学的に原因が解明されていなくても、東洋医学では症状が何故出ているかを全身をみてチェックをして施術を組み立てていきます。

早速検査をすると姿勢、骨のズレが著明に見られましたので、当院で行っている自律神経調整のご説明をさせて頂き、施術開始。

１回目で症状は消失。

３日後２回目施術：１回目の翌日から右腕、右足、冷え症は消失するも右こめかみ～歯の奥に痛みが出現。

３日後３回目施術：症状は出ないで良好。

１週間後４回目施術：疲れが溜まったりすると症状が出現するも、しっかりと休息をとると回復する。

１週間後５回目施術：症状は出現しないも、違和感がある感じとの事。

その現在はメンテナンスとして２週間に１回、骨のズレがある部分を良い状態で落ち着けるように施術を行なっております。

今回は患者さんもお仕事でお忙しい中、きちんとストレッチと姿勢を意識して頂いたおかげで施術がサクサクと良い方向に進んだ結果となります。

考察

・顔や歯の痛みは病院で検査を受けるのは大切

・病院で異常なしと言われたら、治療院でお身体を見てもらうのも大切

・三叉神経痛は治療院によって得意、不得意があるので、電話にて相談してみる

・三叉神経痛は神経の圧迫によって起きることは西洋医学では分かっている

・神経の圧迫と考えていくと、骨のズレも直接的に神経に圧迫を加えていると考えられる

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