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今日は「線維筋痛症の初期症状について【他の疾患がないか確認しましょう】」について記事を書きました。
線維筋痛症に感じては明確な診断基準がありません。
なので線維筋痛症と診断をされるケースも少ないです。
ただ、線維筋痛症は放置していくと段々と症状も重症化していく可能性もありますし、治療法も確立されたものがないので患者さん自身大変な思いをする方が非常に多いです。
早めの対処を出来ればベストです。
なので今日は
- 線維筋痛症とは?
- 線維筋痛症の初期症状
- 他の疾患や病気が無いか確認しましょう
- 線維筋痛症の治療法
について説明をしました。
線維筋痛症では無いかな?と思っている方や、線維筋痛症の方はご参照下さい。
線維筋痛症とは?
線維筋痛症に関しては以前「線維筋痛症とは?【日本では約200万人います】」にて詳しく説明していますが、本記事では要約して説明していきます。
線維筋痛症とは、1990年、米国リウマチ学会において発表されました。
欧米では人口の2%前後の患者さんがいると言われており、日本では人口の1.7%が線維筋痛症と言われて、約200万人もいる計算になります。
線維筋痛症の原因も明確には分かっておらず、原因不明とされています。
原因不明とされていながらも考察されているのが
- 脳そのものに影響が出ているか?
- 神経そのものに影響が出ているか?
の2つでは無いか?と言われています。これもあくまでも考察されている事なので確定事項ではありません。
ただ、当院では線維筋痛症の原因は背骨のズレが関与していると考察しています。
本記事ではこの説明をしていくととても長文になってしまうので、「線維筋痛症の原因とは?【当院の経験を踏まえての見解です】」に詳しく説明していますのでこちらをご一読下さい。
線維筋痛症の初期症状
線維筋痛症は決められた部分に痛みが出るとかではなく、全身のありとあらゆる所に痛みを感じます。
痛みも少しの痛みから、痛みが強くて耐えられないレベルまで幅が広いのでこれと言った症状がありません。
痛みの出方も日によって違いがあり、昨日は腰が痛い状態だったが今日は肩が痛いなど。特徴を掴みにくいのも線維筋痛症の特徴です。
線維筋痛症の初期症状ですが、前触れもなく出現します。これは線維筋痛症に限らずぎっくり腰や寝違え、坐骨神経痛などの症状全般に言える事なので、線維筋痛症だから、こう言う初期症状が出ると言うのはありません。
ここが早期発見に繋がりにくい嫌な理由です。
ただ線維筋痛症の患者さんは、痛みを抱えている場所が1つだけでなく、日数や年数が経過していくうちに2つ3つ4つと痛みや症状が増えていくのが多い傾向にあります。
痛みや症状も同時に感じるのではなく、一日の中でも朝は腰が痛いけど昼は肩が痛い、夜は足が痛いなど。または昨日は腰だったけど今日は肩が痛いなど。
かなりランダムに痛みや症状が出ます。
なので、日記などに痛みや症状の出方を記録していくと病院や当院に来た時に判断しやすくなるので記しておくと良いです。
また、初期症状では無いですが通常の痛みと共に併発する症状もあります。
- 睡眠障害
- 慢性疲労感
- 自律神経症状
- 頭痛
- 過敏性腸症候群
などなど。
痛みや症状だけでなく様々な影響が出てくると言われていますので、痛みや症状だけでなく体の様々な変化を日記にメモしたりもして下さい。
初期症状とは違いますが、線維筋痛症には重症度の分類(ステージ)が分けられています。
客観的評価法として重症度分類(ステージ分類)試案が提案されている。臨床症状の組み合わせや症状の強さからⅠからⅤに分類され、30%近くがステージⅢ以上とされる[30]。
線維筋痛症の重症度(ステージ)分類試案[31] ステージ分類 臨床病像 頻度 ステージI 米国リウマチ学会分類基準の18箇所の圧痛点のうち11箇所以上の痛みであるが、日常生活に重大な影響を及ぼさない 44.0% ステージII 手足の指の末端部に痛みが広がり、不眠、不安感、うつ状態が続く。日常生活が困難 31.0% ステージIII 激しい痛みが持続し、爪や髪への刺激、温度・湿度変化など軽微な刺激で激しい痛みが全身に広がる。自力での生活は困難 9.8% ステージIV 痛みのために自力で体を動かせず、ほとんど寝たきり状態に陥る。自分の体重による痛みで、長時間同じ姿勢で寝たり座ったりできない 9.1% ステージV 激しい全身の痛みとともに、膀胱や直腸の障害、口の渇き、目の乾燥、尿路感染など全身に症状がでる。通常の日常生活は不可能 6.1% 引用:Wikipedia
線維筋痛症の初期症状では無いですが、ステージに分けて考えるとステージⅠが初期の段階と言えるのでは無いかと考えます。
ステージⅡに入ると自律神経に影響を与えてしまっているレベルなので日常生活にも影響が出ている状態です。
ステージⅢはもう見るからに日常生活は困難レベルなのは文章を見て一目瞭然です。
上の分類を見ても75%はステージⅠとⅡなのでこの段階で治療や施術を行った方が良いと思います。
初期症状などは自己判断出来ないですが、線維筋痛症の分類(ステージ)は客観的に分類されているので早めに対処していく基準にしてください。
他の疾患や病気が無いか確認しましょう
線維筋痛症の場合に限らずですが、他の疾患や病気が無いかも確認して下さい。
線維筋痛症自体は原因不明、診断方法も確定診断できるものが無いので診断自体がしづらい部分ですが他の病気や疾患がある可能性もあります。可能性があると言われている病気や疾患は
- 関節リウマチ
- 甲状腺機能低下症
- 膠原病
- 全身性エリテマトーデス
- 強直性脊椎炎
- 変形性関節症
などが似ている症状でありますので、自己判断せずに病院でしっかりと検査してもらいましょう。
線維筋痛症の治療法
線維筋痛症は原因が明らかになっていないので明確な治療法もありません。
なので2020年2月29日時点で推奨されている治療法は多方面的アプローチです。
多方面的アプローチはどういうものかと言うと
病院で薬物療法を行うだけなく、心理療法や運動療法も組み合わせて行ったり。
病院での治療と整骨院や鍼灸院などでの代替療法を組み合わせて行ったりなど。
一つの治療法や療法に絞るのではなく、様々な治療法や療法を組み合わせて行く事で症状の軽減を目指す事です。
これを多方面的アプローチとも呼びますし、統合医療とも呼びます。
運動療法や鍼灸治療や手技療法などの代替療法は日本線維筋痛症学会「線維筋痛症診療ガイドライン2017」にも推奨度Bと行うことを推奨するとされています。
なので病院で線維筋痛症と診断をされた方などは病院の治療と整骨院や鍼灸院などの代替療法を組み合わせて多方面的アプローチをした方がベストだと思います。
少しでも受けて楽になる方法を病院と一緒に探して行った方が患者さんも安心すると思いますので、整骨院だけでなく病院にも。病院だけでなく整骨院にも。双方を患者さんが上手く使って頂ければと思います。
当院の線維筋痛症の患者さんへの施術方法は以下の記事に詳しく説明をしていますのでご参照下さい。
まとめ
- 線維筋痛症の初期症状は決まったものは無い
- でも線維筋痛症の重症度には分類(ステージ)があり、ステージⅠがいわゆる初期症状では無いが早期発見に繋がる一歩
- ステージⅢ以上だと日常生活を送るのが困難
- ステージⅠ、Ⅱであれば日常生活は送れる
- ステージⅠ、Ⅱが75%とされている
- 線維筋痛症と自己判断せずにしっかりと病院で他の病気や疾患がないか検査をしましょう
- 線維筋痛症の治療法は確立されたものはありませんが多方面的アプローチが推奨されているので病院と整骨院などの代替療法を上手く取り入れましょう
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シフト
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船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
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様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
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