いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は「線維筋痛症の痛みを和らげる為に【統合医療が大切です】」について記事を書きました。
先月から線維筋痛症に関しての記事を書いたところ多くの方に反響があり、悩まれている方は多いのだと実感しました。
線維筋痛症の患者さんは当院にも3名ほど来院されていますが(R2年2月17日時点)、本当に辛く大変な痛みと共に生活をされている方が多いです。
線維筋痛症の患者さんが少しでも楽になるようになれればと思い今回の記事を書きました。
線維筋痛症の痛みを少しでも和らげたい方や、治療を探している方は記事を参考にしてください。
線維筋痛症とは
線維筋痛症とは?については以前に「線維筋痛症とは?【日本では約200万人います】」にて詳しく説明をしていますので、こちらの記事を読んで頂ければ線維筋痛症について詳しく理解出来ますのでご一読下さい。
線維筋痛症とは?【日本では約200万人います】
読むのが面倒という方は本記事で要約して説明をします。
線維筋痛症は原因不明の全身に痛みが出現する疾患です。
日本には少なく見積もっても約200万人いると言われており、今後増えていくのでは?と言われています。
過去にレディーガガさんが線維筋痛症でとても悩まれていたというニュースを聞いた方もご存知ではないでしょうか?
今現在はレディーガガさんはどうなっているかは不明ですが、線維筋痛症で活動休止していたのが、2108年5月には復帰しているという情報がありました。
痛みの度合いにもステージがあり線維筋痛症診療ガイドラインに記載されているものから抜粋します。
線維筋痛症の重症度(ステージ)分類試案 ステージ分類 臨床病像 頻度 ステージI 米国リウマチ学会分類基準の18箇所の圧痛点のうち11箇所以上の痛みであるが、日常生活に重大な影響を及ぼさない 44.0% ステージII 手足の指の末端部に痛みが広がり、不眠、不安感、うつ状態が続く。日常生活が困難 31.0% ステージIII 激しい痛みが持続し、爪や髪への刺激、温度・湿度変化など軽微な刺激で激しい痛みが全身に広がる。自力での生活は困難 9.8% ステージIV 痛みのために自力で体を動かせず、ほとんど寝たきり状態に陥る。自分の体重による痛みで、長時間同じ姿勢で寝たり座ったりできない 9.1% ステージV 激しい全身の痛みとともに、膀胱や直腸の障害、口の渇き、目の乾燥、尿路感染など全身に症状がでる。通常の日常生活は不可能 6.1% 引用:Wikipedia
このように線維筋痛症でもステージがあり日常生活が可能なケースもあれば、痛みで日常生活が困難なケース、不可能なケースと度合いが違います。
診断方法も確定診断できるものはなく、米国リウマチ学会が作成した分類基準が2種類あり、それぞれ問診とチェックシート、触診などを用いて診断をしていきます。
レントゲンやMRI、CT、血液検査では今現在は診断出来ません。
なので、線維筋痛症と診断をするお医者さんは少ないと思いますし、まだ認知されていない方が多いのではないかと思います。
線維筋痛症の治療について
線維筋痛症の病院での標準治療についても「線維筋痛症とは?【日本では約200万人います】」に説明をしていますので詳しく知りたい方はリンク先の記事をご一読下さい。
本記事でも要約して説明をします。
線維筋痛症と診断を受けた患者さんに対して病院では以下の標準治療があると言われてます。
- 薬物療法
- 運動療法
- 認知行動療法
- 心理療法
- 生活習慣の改善
また線維筋痛症には多方面的アプローチが病院でも推奨されています。
多方面的アプローチとは病院での標準治療だけを行うのではなく、補完代替医療と言われる鍼灸治療やマッサージ、カイロプラクティック、整体などの東洋医学的な施術などを組み合わせて行うことを推奨しています。
西洋医学(病院)だけに偏るのではなく
東洋医学(整骨、鍼灸、背骨)だけに偏るのではなく
西洋医学と東洋医学を組み合わせて行なっていくことを推奨しています。
西洋と東洋を合わせた医療を統合医療という風に呼んでいます。
統合医療とは
先ほど統合医療について簡潔に説明しました。
近年は西洋医学と東洋医学を組み合わせて一人の患者さんを見る、あるいは一つの症状を見るようになってきています。
海外は積極的に統合医療を取り込んでいいますが、日本ではまだ馴染みが少ないのが現状です。
しかし、自分は線維筋痛症の症状に限らずに統合医療をお勧めします。
なぜなら、西洋医学(病院)だけでは分からない事もあります。
東洋医学(整骨、鍼灸)だけでも、もちろん分からない事だらけです。
しかし、この2つを合わせて見ていくことによって様々なことが解決していくのではないか?と思っております。
特に線維筋痛症は西洋医学的にも原因不明と言われております。
その中でも血流を促進していくことが線維筋痛症の痛みに対しては有効とされており、代替医療も厚生労働省の線維筋痛症の資料に推奨度は“B”と高い評価を得ています。
痛みが強い患者さんには薬物療法で痛みを少しでも下げながら行うのも良いですし、心理療法で痛みに対しての根本的な考え方を学ぶのも一つですし、整骨・鍼灸・カイロ・背骨に対しての代替医療を行なって血流を良くしていくのも良いです。
大事なのは、線維筋痛症でも患者さん一人一人がどういう治療法を受けたら症状が緩和したかを多角的観点から観察していき、一人一人に合う方法で治療を選択していくのがベストだと考えています。
線維筋痛症に関しては痛みをどうコントロールしていくかが重要になってきますので、様々な観点から痛みを観察していく統合医療がオススメなのです。
統合医療に関して、自分が参加している学会がありますので、統合医療に関して詳しく知りたい方は以下のリンクをご参照下さい。
また自分が統合医療学会に参加してお医者さんとカンファレンスしている記事もありますので興味がある方はそちらもご一読下さい。
また統合医療学会にて自分が北海道や鹿児島で論文を発表してきた様子や感想も記事にありますのでそちらもご参照下さい。
当院の線維筋痛症への施術法
当院の線維筋痛症への施術法に関しては以下の記事に詳しく説明をしています。詳しく知りたい方はご一読下さい。
線維筋痛症の治療について【当院での施術法の紹介】
本記事で要約して説明をすると
当院では背骨・骨盤のズレを矯正していくことで線維筋痛症の患者さんの痛みを軽減させていきます。
線維筋痛症には血流を促進させていくことが痛みの軽減につながると言われていますが、血流の流れが悪くなってしまうのには理由があります。
- 筋肉を使いすぎて硬くなる
- 食生活の乱れ
- 運動不足・筋力不足
- 自律神経の乱れ
などが一般的に言われていますが、背骨・骨盤のズレがあるとそもそも血流が悪くなります。
背骨のズレがあると背骨周りの筋肉は緊張していたり、硬くなっていたりします。
背骨のズレは捻れるようにズレていくので背骨周りの筋肉などの組織は雑巾絞りのように捻じれます。
画像のように上半身全体が捻じれていきます。そして血管は心臓から背骨の前を通って血液を全身へ運んでいくのです。(下の画像参照)
背骨の前を血管が通っていて、背骨がズレると雑巾絞りのように捻じれていくので血管も捻じれる力が生じて血流が悪くなってしまいます。
なので、背骨のズレがあると元栓がしまっているような状態に陥るので血流が悪くなり、線維筋痛症の症状も強くなるのでは?と考察しております。
当院で行う背骨・骨盤矯正はモルフォセラピーという手法を使っております。
モルフォセラピーは、骨をボキボキしないとてもソフトな力で行う矯正方法です。
以下の記事にて線維筋痛症の患者さんに対しての施術動画や方法を紹介していますので知りたい方はご一読下さい。モルフォセラピーについても知りたい方は以下の記事をご一読下さい。
線維筋痛症の痛みを和らげる為に
線維筋痛症の痛みを和らげる為に、代替療法も有効であると病院などで推奨されています。
代替療法は鍼灸やマッサージ、整骨やカイロプラクティックなどで主に血流促進を目的に行なっています。
つまり、線維筋痛症の痛みを和らげる為には血流を良くしていくのが大切という事です。
血流を促進していく行動は
- ウォーキング
- 入浴
- 温かい飲み物・食べ物を摂取
- 早寝早起
- 背骨・骨盤をセルフ矯正
がオススメです。
それぞれに説明をしていきます。
ウォーキング
ウォーキングは王道の健康法と血流促進法だと思ってます。
運動不足を解消しようとすると皆さん筋トレやちょっと激しめの運動をイメージすると思います。いきなり運動強度を上げてしまったりしても負担となってしまいますし、線維筋痛症の患者さんは痛くて動くのもやっとの方もいます。
そうなると運動強度が高いものはやっても続かないですし、逆効果になります。
ウォーキングもきつい時もあるかもしれませんが、できる範囲でコツコツと行いやすいですし、ウォーキングは丁度良い強度です。
オススメは朝日が出ている時間帯にウォーキングをして朝日を浴びると夜熟睡しやすいので、朝30分ウォーキングをオススメします。
入浴
入浴に関してはシンプルですが、血流促進を楽に行えます。
ただし、冬の入浴には温度差に注意して心臓に負担をかけないようにしましょう。
入浴の効果に関しては以下の記事にて詳しく説明をしていますので、ご参考にして下さい。
温かい飲み物・食べ物を摂取
これもシンプルですが、とても大事な事です。
冷たい飲み物や食べ物はそのまま摂取をしていくと内臓から体を冷やします。
温かい飲み物や食べ物は内臓を体の中から温めてくれて血流促進に繋がります。
夏でも冬でも関係なしに意識して摂取していきましょう。
早寝早起
早寝早起ですが、出来ない場合は睡眠時間をしっかりと取りましょう。
早寝早起が良い理由は早く起きてウォーキングする事で朝日を浴びる事が出来ます。
朝日を浴びるとメラトニンというホルモンを分泌されます。
このメラトニンというのが産生されると夜熟睡しやすくなるのです。
早く起きてウォーキングして、夜熟睡するリズムが規則正しく行われる事で疲労が回復しやすくなり、筋肉が柔らかくなって血流が良くなるのです。
背骨・骨盤をセルフ矯正
上記4つの事を日々継続して行なっていくことがとても大事なのですが、それが出来ない人もいると思います。
日常生活の過ごし方が大事になってくるので、どうしてもそれらが出来ない人は背骨と骨盤のセルフ矯正をしていくと自分自身で血流促進が出来ますのでご紹介していきます。
骨盤→腰椎→胸椎→頚椎の順番に行ないますので、やり方は以下の記事の中に説明紹介していますので記事をご参照下さい。
まとめ
- 線維筋痛症の痛みを和らげていく為に血流を促進していくことが大事
- 線維筋痛症には病院での西洋医学と代替医療の東洋医学を組み合わせた統合医療が推奨されている
- 当院では血流を促進させていくのに背骨・骨盤矯正を行なっている
- 当院で行う背骨・骨盤矯正はモルフォセラピーという手法
- 線維筋痛症の痛みを和らげていくには5つのセルフケアがある
- その5つはウォーキング、入浴、食事、早寝早起、背骨・骨盤セルフケア
- セルフケアも日々の生活習慣も毎日コツコツ継続が大事です
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船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。

海神駅前整骨院
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(R2/1/10 更新)