側湾症の患者さんの1症例【背中の痛みを訴えていた中学2年生】

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は「側湾症の患者さんの1症例【背中の痛みを訴えていた中学2年生】」についてブログを書きました。

今回の中学2年生の女の子は以前にも軽い側湾症と診断を受けていたそうなのですが、背中の痛みや体の不具合がなくそのまま放置して過ごしていたそうです。

しかし健康診断で側湾症が悪化していると言われて総合病院で診察を受けに行った際に手術を勧められて、背中の痛みも強く出ているという事で当院にご来院されました。

結論から言うと背中の痛みは緩和して痛みがなく生活が送れるようになりましたが、側湾症自体はそのままの状態でした。

今度病院で手術をするのかどうかを相談していくとの事で当院ではその後も背中の痛みが出ないようにメンテナンスをしていくと言う流れで今現在(R3年2月13日時点)を迎えております。

今回の症例を自分の考察とともに説明をしていますので、側湾症でお悩みの方や痛みが出て困っている方はブログをご参考にして下さい。

今回の側湾症の患者さんの状態

今回の患者さんが来院された時は去年の8月頃からでした。

去年の8月頃から2ヶ月ぐらい前に病院で背中が痛いから見てもらった所レントゲンで側湾症と診断を受けてこれ以上悪くなるようだったら手術をして方が良いと勧められたそうです。

レントゲンの画像も見せてもらいましたがコブ角も30度近くあり、はっきりと側湾している状態でした。

中学2年生の女の子の症状自体は

  • とにかく背中が痛くて背中を伸ばせない 
  • 背中を動かすと痛い 
  • 仰向けでねれない 
  • 呼吸が苦しくなる時がある

という症状でした。

中学2年生の患者さんと親の意向としては、手術は避けたいがお医者さんと横断しながら手術は決めていきたいとの事で、当院に来院されたのは背中の痛みを何とかしてほしいとの事で来院されました。

側湾症とは?

側湾症自体は分かりやすく説明すると

背中の骨が曲がっている状態です。

この画像はウィキペディアから引用したものですが、まさしくこんな状態の事を側湾症と診断を受けます。

側湾症に関しては更に詳しく別の記事で説明をしておりますので以下の記事をご参照下さい。

この記事の中に病院での見方なども簡単に紹介をしておりますので、病院や整骨院などでの対応の仕方なども知りたい方はご一読ください。

今回の側湾症の患者さんの所見

今回の側湾症の患者さんの背中を後ろから触診していくと、触っただけでも背骨が横に大きくカーブしているのが分かるぐらいでした。

背中の痛みを訴えている部分の筋肉もボッコリと筋肉が膨隆しており、背中を少し触るぐらいでも痛みを強く訴える。

背骨をさするように触診しただけでも背中から腰まで痛みを強く訴えている状態でその周りの筋肉も痛みを訴えている状態です。

更に手足の末端の方はどうだろうと思い触るも、末端も背骨を触るよりはマシなものの、やはり痛みを訴えておりました。

とにかくどこを触っても痛みを訴えている感じでした。

仰向けになることも痛みが出るのでこれ以上はチェックするのも患者さん自身が滅入ってしまうと思い施術に入ろうと思いました。

このような状態では検査をしようにも何をしても反応が出るので正確に判断することが難しいのですが、今回の側湾症の患者さんの考察としてはとにかく全身の筋緊張が強く出すぎているのだと思い末端の方から筋肉を緩めて緊張を少しづつ取っていこうと思い施術に入りました。

今回の患者さんの施術経過

2021年2月13日時点で計7回施術を行いました。

施術のペースは月1回から2回で行わせて頂き、痛みの度合いを測る指標としてペインスケール(P.S)を用いて評価をしていきました(P.S10が痛みマックスとして)

初診日:末端の筋肉から緩めていこうと思い末端に方から施術をするも、やはり痛がります。痛み自体は我慢できる範囲内かを確認して大丈夫そうだったので手足を入念にほぐしていく。

大分緩んできて押しても痛みが強く出なくなったところで背中を痛みを確認しようと起き上がってもらうもその動作の時にすでに痛みが出現。

末端が緩んでくると痛みも緩和するケースもあるのですが、そうでは無かったためうつ伏せで背骨の調整と筋肉を緩めようと施術をしていく。

背骨の調整もソフトな刺激なのですが、それでもやはり痛みは著名。

側湾症だから余計に痛みが出てしまうのか?と思いながらも焦らずじっくりと施術を繰り返す。

最初は圧痛著名でしたが、これも繰り返していくうちに圧痛は弱くなっていく。

その段階で起き上がってもらい確認すると、起き上がりの痛みは消失、次に歩行や動きをつけた時に痛みがどうなっているか確認すると歩く時や腕を動かした時に痛みが背中と腰に響くという状態。

次に座っている状態で背骨を確認すると腰椎(腰の背骨)のズレが著名だったので座っている状態で腰椎を調整。これも本人は痛がってましたが、ゆっくりじっくり繰り返していく。

圧痛が弱くなったところでまた動きを確認すると背中と腰の痛みは消失。

2回目:1ヶ月後に来院。背中の痛みは授業中や同じ姿勢が続いてしまう時に出現。寝るときの背中の痛みはあるも痛みの度合いは下がっている。P.S10→6。

少し改善傾向か?と思い体をチェックするも圧痛は著名。触診しても側湾は強くある。

前回は末端から施術をしていきましたが、今回はうつ伏せで背骨と周りの筋肉を丹念に繰り返し施術を行い、座っている状態でも前回同様に背中と腰までじっくりと調整。

施術後には爆睡してしまうぐらいぐったりしている状態でした。

この感じを5回目ぐらい続き

6回目:6回目は年明けに見させてもらいましたが、痛み自体は消失。

病院でレントゲンを撮影してもらうと側湾症自体は良くなっておらず、微妙に進行している?との事。

しかし本人は背中の痛み自体の自覚症状は無いので表情がゆったりとしておりました。

この自覚症状がない状態だったら触診や施術をしても痛くないだろうと思い触っていくと、以前と変わらず圧痛は著名。

やはり側湾症があるからなのか?と思いながら前回同様にうつ伏せ、座位にて背骨の調整を行い圧痛が軽減した所で終了。

7回目:7回目の時も自覚症状は無い。それでも圧痛は著名。

ただ施術をしていくと以前よりも早く圧痛が軽減され本人も以前ほど痛がらなくなってきたとの事でした。

今月末に再度病院があるのでレントゲンを撮り今後のことについて相談してくるとの事。

当院には背中の痛みが出ないように、通いたいとの事でしたのでまた今月末病院に行った後に来院予定です。

今回の側湾症の患者さんの考察

今回の患者さんは反応が敏感な方で、施術自体もとてもとてもソフトで行いました。

側湾症自体は軽減していなくとも痛み自体は緩和するケースでした。

実際に施術をしていくと自覚症状が無いのであればもっと体の圧痛がなくても良いのになって思いました。

最後の施術の時は若干圧痛の減り方が早くなってきたなと思いましたが、それでも圧痛が著名な方でした。

しかしそれでも背骨の調整を行なっていくと、筋肉の硬さが緩んできて血の巡りが良くなり体が温かくなってきて、施術後の温灸で熟睡するようになってきているので体の緊張が抜けていきリラックスするようになっているのは確かだと考察されます。

これらを繰り返し行なっていく事で少しでも痛みの軽減に繋がったという結果であれば良いのですが、側湾症自体は変化なしどころか、少し進行してしまっているので残念です。

まだ継続してメンテナンスしていくので、経過を追いながら良い方向に進めていけるように体をしっかりと観察していきます。

まとめ

よく膝が変形している人や、ヘルニアがある人、狭窄症がある人などなど様々な症例を見させて頂いておりますが、骨に変形があってもヘルニアや狭窄症があっても痛み自体はなくなっていく事は普通にありました。

側湾症自体も過去にも症例として経験はしておりますが、進行していても痛みが無くなるというケース自体は中々ありませんでした。

痛みがなくなり側湾症の進行もストップしていれば良かったのですが、そうでは無いので要経過観察のケースです。

何が原因で側湾症になっているのかはまだまだ医学的に不明な点が多いので予防するのも難しいですが、日頃から運動をしたり、睡眠をしっかりとったり、食事もバランス良くなど日常生活を十分に気をつける事は大切です。

少しでも体に負担が少ない方法で回復の方向に進められるように日々考えていかないといけません。

自分自身もまだまだ勉強不足だと痛感するケースでした。

様々なケースがありますが、常に疑問を持ち考えて考えて施術に入らせて頂きます。

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