腰痛の原因は本当にストレスなのか?

(作成2019年4月8日)→(更新2020年8月26日)→(更新2021年6月10日)

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

船橋市海神にある海神駅前整骨院です。

今日は、NHKやテレビなどでも放送されていた事がある、腰痛の原因はストレスからきているという説についての記事を書きました。

結論から言うと、ストレスも影響はあるでしょう。

しかし、腰痛の人全てがストレスを感じていたり、あったりするのか?と言うとそうではありません。

あくまでも、腰痛の原因の一つの要因でしかありません。

ストレスで全てを片付けてしまっては、腰痛の人に対して何にも対応出来ませんし、ストレスを無くしたら腰痛がなくなるようであれば、私たち施術するセラピストも苦労しません(笑)

今日は、腰痛の原因はストレスが全てで無いという事を説明していきましたので、腰痛を抱えている方のご参考になれれば幸いです。

(更新2020年8月26日)→そもそも腰痛とは何なのか?という定義が分からないと腰痛自体を良くする事が出来ないので腰痛に関しての説明を追記しました。

また、腰痛を緩和するためのセルフケアの方法や腰痛にならないように疲労をため込まないようにするにはどうすれば良いか?についても記事を追記しました。

腰痛を改善したい方や腰痛を予防したい方は追記した内容も含めてご一読下さい。

(更新2021年6月10日)→腰痛の方に対してセルフケアの方法を1人で行う物から2人で行うセルフケア方法を追記しました。1人で行うものよりも2人ペアで行えるセルフケアの方法の方が効果が出やすいので是非継続して行なって見て下さい。

そもそも腰痛とは?

腰痛と聞くと様々なイメージがあると思いますが、腰痛の定義は実は決められたものがありません。厚生労働省でも以下のような定義として腰痛を説明しています。

「腰痛」とは疾患(病気)の名前ではなく、腰部を主とした痛みやはりなどの不快感といった症状の総称です。一般に座骨神経痛(ざこつ しんけいつう)を代表とする下肢(脚)の症状を伴う場合も含みます。腰痛は誰もが経験しうる痛みです。

引用:厚生労働省の腰痛対策

腰痛とは痛みや張りなどの不快感などの何らかの違和感レベルから痛みや痺れ、張り感などの総称として定義されています。

つまり、腰に正常時には感じない何らかの感覚があれば腰痛に分類されてしまうと言う事です。

さらに詳しく腰痛に関して知りたい方は以下の記事をご一読下さい。

何故、腰痛の原因はストレスという事が言われているのか?

腰痛のストレス原因説に関してですが、このような論文があります。

http://www.jsomt.jp/journal/pdf/063060329.pdf

この論文にも書いてありますが、心理的ストレスの要因があると、脳の中枢に影響を与えて、姿勢不良やバランス機能を崩し、腰痛を引き起こす要素であると書かれております。

私もこの理論は理解しておりますが、あくまでも腰痛の一つの原因でしか無いのです。

特に最近では、患者さんからテレビでも腰痛は脳のストレスから来ている、病院でストレスでは無いかと言われたなどと仰られて来院される方が多いです。

しかし、テレビではストレスが一番の腰痛の原因であるかのように説明をしており、腰痛の全体的な説明などが無いために視聴者は腰痛はストレスが原因なんだと錯覚してしまいます。

また、お医者さんからストレスから来ているのでは?と言われたら患者さんは、ストレスから来ているんだと受け止めてしまいます。

お医者さんがストレスでは?という背景には、検査上どこにも異常がないためそのような発言をされるのだと思うので、逆を言えば、体に内科的疾患や目立った骨の変形が無いんだと安心して良いと判断出来ます。

なので、ストレスというワードに着目しすぎると腰痛の本当の原因が見えなくなってしまうので、テレビなどの情報に振り回されないようにする事が大切です。

ストレスは悪いイメージがあるが、悪者では無い

ストレスが全部悪いというイメージを持っている方は多いと思います。

しかし、生きていく上でストレスを感じない人はいません。

大なり小なりストレスを受けて人間は生きているのです。

逆にストレスを全く感じていない人は分かりやすく言えば、抜け殻のようにボーッとしてしまうでしょう。

ある程度のストレスは必要という事です。

スポーツをしている人であれば、試合前に緊張した経験があると思います。

この試合前に緊張をストレスと感じる方は少ないと思います。

私も総合格闘技の試合前はとんでもない緊張感を感じていましたが、この緊張により試合前は気合が入ります。

この緊張感で腰痛を感じたことはありません。

しかし、このストレスを悪者にしようと思えば、思い当たる節がある事が人生の中では皆さんもあると思うので、ストレスが悪いという情報をテレビなどでやっているとそうなんだ!と思ってしまうこともあると思います。

しかし、少なからず過去のストレスや緊張を感じた時に常に腰痛を感じていたか?というとそうでは無いと思います。

ストレスという言葉は定義があまりにも大きく、そして曖昧な表現です。

ストレスという部分に着目するのも、全部が悪い訳ではありませんがそこに焦点を当てすぎて全てをストレスのせいにしてしまうのは、よくありません。

ストレス以外に腰痛を作っている自分の日常生活や仕事の癖や使い方などを見返した方がよっぽど腰痛対策が出来るのです。

腰痛はストレスだけが原因では無い

ストレスが全部悪者では無いと説明をしました。

ストレスだけが原因では無く、大事なのは体がどのようになっていて腰痛を引き起こしているかを確認する事です。

当院にご来院頂いた腰痛の患者さんには以下のような体の特徴や原因があります。

腰椎・骨盤のズレ

腰痛になっている方の腰椎・骨盤はズレている事がほとんどです。

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腰椎・骨盤のズレは背骨から出ている神経を圧迫したり血管を圧迫したりするので、腰痛に直結しています。

腰部周辺の筋肉の硬さ

腰椎・骨盤のズレがあると、神経・血管を圧迫するので、その周囲の筋肉を硬くしてしまいます。

筋肉が硬くなってしまうと関節の動きを制限してしまうので腰を動かした時に痛みが出やすくなってしまいます。

股関節のねじれ

股関節が内側にねじれてしまっている事で、腰は反り腰、そして股関節を外側に広げる事がしにくい状態になってしまっています。

股関節がねじれてしまうと反り腰になってしまっているので、腰部に負担をかけてしまっています。

そうなると、腰痛を引き起こしてしまいます。

腰痛の人と股関節の痛みを訴えている方も関係性が深いのですが、以下の記事に詳細を書いているのでご参考にしてください。

内臓に負担をかけている

内臓に負担をかけている方も腰痛に繋がりやすいです。

特にアルコールや、甘いものを食べすぎてしまっていたり、そもそも食事の量が多いすぎると消化器に負担をかけてしまいます。

消化器に負担がかかるとその周囲の筋肉は硬直しやすくなります。

内臓に検査で異常がなくとも、これは反応が出る事があります。

胃に不調を抱えている方は分かりやすいのですが、胃が不調だと背中に痛みや辛さを感じる方は多いです。

これも胃の不調がその裏の背中の筋肉を硬直させて痛みが出ているのですが、その他の消化器や内臓でも同様の事が起こります。

代表的な所でいうと腎臓は腰痛を引き起こしやすくなります。

食生活などは直接体に影響を出しますので、そこも注意が必要になります。

日常生活でのちょっとした工夫で、腰痛に対して自分で解決して行く方法

日常生活や仕事での癖や、使い方で大体の方が腰痛を引き起こしています。

デスクワークが多い方であれば、座り続けてしまっている事で腰痛を引き起こしている可能性があります。

そしたら逆にいかに日常などで歩いたり、スポーツをしたりして動くかが重要な対策になります。

中腰が多い態勢の方はその姿勢で固まってしまう事が多いので、腰を捻ったり、伸ばしたり、股関節を伸ばしたりとしてその姿勢のまま固まらないようにしていく事が大切です。

立ちっぱなしの人は、立ちっぱなしだと反り腰になりやすいのでその逆の腰を丸めるような体操が効果的だったりします。

このように普段、自分がどのように腰痛を引き起こしているかをいかに観察して理解していく事で実は簡単に腰痛が治るケースもあります。

しかし、長年の腰痛だと、様々なパターンが考えられるので、簡単なセルフケアでは上手く行かない事がほとんどです。

長年腰痛を抱えている方は、日常や仕事の中で何が腰痛を引き起こしているかが中々掴めない事が要因になっております。

なので、ご自分でデスクワークだからといって動いてみたりスポーツをしたりしても解決出来なかったりします。

このような場合は、治療院などで専門家に見てもらうのも一つですが、セルフケアの方法を変えてみるのも一つです。

当院では腰痛の方のほとんどに背骨のズレが関わっていると考えて施術をしておりますが、背骨のズレをセルフケアで調整出来る方法もあるのでご紹介させて頂きます。

以下の動画では当院で行なっているモルフォセラピーという背骨のズレを矯正する手法のセルフケアverを説明しています。

https://youtu.be/7fkQqqWs3ug

こちらの動画では体全体のズレを矯正するやり方を説明させて頂いております。

腰痛の方であれば、腰椎と骨盤のセルフケアを中心に行う事をオススメします。

骨盤のセルフケアに関しては以下の動画でも説明をしていますのでこちらもご参照下さい。

以上の動画をセルフケアで行なって下さい。

ポイントは力まずに毎日コツコツ朝・昼・晩と出来ればベストです!

1回で劇的な効果を出すものではありませんが、毎日継続していく事で良い効果が蓄積されていきます。

是非諦めずにコツコツやって下さいね。

また腰痛を引き起こしてしまうのは腰椎・骨盤のズレが関与して筋肉を固くしてしまったり内臓へと向かう神経伝達がスムーズで無くなる事で引き起こされてしまうので、腰椎・骨盤のズレを出さないように生活をしていく事がベストです。

モルフォセラピーでは背骨のズレを予防する為の健康21カ条というものがあります。

21個全てを実践することは現代では難しいですが、一つでも当てはまるものがあれば改善していく事が理想です。

腰痛を予防する為にも、腰痛を無くしていく為にも重要な事なので健康21カ条をご参照頂きながら日常生活を変えていきましょう!

少しでも腰痛を抱えている方のサポートが出来れば幸いです。

2人ペアで行えるセルフケア方法

(更新2021年6月10日)→一人で行うセルフケアが上手く出来ない人や自分以外の家族や親族に対してケアしてあげたい方は2人で行えるセルフケア方法もモルフォセラピーでは存在してます。

今回追記した内容は、病院の先生でもあり過去フジテレビでグレートジャーニーとして出演していた関野吉晴先生が分かりやすく解説して頂いております。

一人で行うセルフケアよりも効果が出やすくお互いにやりあえると健康にも良いので是非ブログをご一読頂き継続して行なって下さい。

まとめ

  • 腰痛の原因はストレスだけのせいでは無い
  • ストレスは全てが悪いという事では無く、ストレスが必要な時もある
  • 腰痛をストレスのせいにせず、しっかりと体の状態をチェックして良くしていく事が大切
  • 日常生活で腰痛を感じた時にはセルフケアで対策していく
  • 長年の腰痛は何がその腰痛を引き起こしているかが分かりにくいため対策が立てにくい
  • 長年の腰痛の場合、治療院にてみてもらった方がベスト

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船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、

スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。

毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。

様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。

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