坐骨神経痛の原因は?【当院での考察を説明します】

(作成2020年3月23日)→(更新2020年12月14日)→(更新2021年10月4日)

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は「坐骨神経痛の原因は?【当院での考察を説明します】」について記事を書きました。

坐骨神経痛について様々な事が原因ですと言われて、患者さんもどの情報正しいのか正直分からない事の方が多いと思います。

当然本記事で説明することも、あくまでも当院での坐骨神経痛の考察をお伝えするので、一つの情報として受け取って頂いて大丈夫です。

自分も坐骨神経痛について勉強をずっとしてきて、ネットの情報だと何が本当の事なのか理解出来ないことの方が多かったです。

今は信頼できる師匠や教えて頂ける病院の先生方がいらっしゃるのでネットやテレビなどの情報に振り回されないようになってきましたが、自分も新人の頃は混乱していました。

なので、本記事では坐骨神経痛の原因についてを分かりやすく、そしてシンプルに説明しています。

坐骨神経痛でお悩みの方や坐骨神経痛を解消したい方はご一読下さい。

(更新2020年12月14日)→坐骨神経痛とは?について詳しく説明をしている記事をアップしました。

坐骨神経痛について理解を深めていく事は重要ですのでご一読ください。

(更新2021年10月4日)→坐骨神経痛に対してのセルフケアを追加しております。1人で行うパターンと2人1組で行うパターンを紹介しておりますので坐骨神経痛でお悩みの方はご参考にして下さい。(3 坐骨神経痛に対してのセルフケアにアップしてます)

坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛を本当にシンプルに表現すると、坐骨神経に何らかの圧迫や刺激が入って痛みや痺れなどの症状を出す事を言います。

坐骨神経は腰の腰椎という背骨から足先まで繋がっているとても長く太い神経です。

IMG_3009.JPG

上の画像の水色の部分が坐骨神経ですが、この坐骨神経は膝裏付近で2つに分かれます。

IMG_3017.JPG

上の画像のように膝裏付近でそのままふくらはぎまで降りるパターンと横にそれてスネの方に降りてく2パターンです。

IMG_3018.JPG

スネの方に降りてスネの前側、横側にも分かれて行ったりと坐骨神経は腰から足にかけての大元の神経としてとても影響を与える神経なのです。

なので、坐骨神経に圧迫や刺激が入ると腰から足にかけての症状が出るのです。

坐骨神経は病院で診断をされるケースが多いですが、病院で診断されると病気なんだと思いがちですが、決して病気ではありません。

病気ではなく、頭痛と腰痛と同じ痛みと症状に対しての総称なのです。

(更新2020年12月14日)→坐骨神経痛とは?について詳しく説明をしている記事がありますので、更に坐骨神経痛について詳しく知りたい方は以下の記事をご参照下さい。

坐骨神経痛の症状

坐骨神経痛は腰から出ている坐骨神経が圧迫や刺激を受けて症状が出ますので、腰から足にかけての痛みや痺れなどが現れます。それ以外にも色々な症状が出ますので以下の症状が出ている場合は坐骨神経痛の可能性があると思います。

  • お尻や足に痛みや痺れが出る 
  • 立ち上がるときに腰からお尻、足にかけて痛みが出る 
  • 歩いている時にお尻から足にかけて痛みが出る 
  • 長時間同じ姿勢が続くと腰からお尻、足にかけて痛みや痺れが出る 
  • 腰を反らしたり屈んだりすると痛みや痺れが出る 
  • 失禁したり頻尿気味 
  • 会陰部に違和感や痺れがある

などが代表的に言われている坐骨神経痛の症状です。

要は動いてても動かなくても腰から足にかけての痛みや痺れ、違和感などがある場合は坐骨神経痛の可能性がありますよという状態なのです。

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛の原因は病院が考えている事や整骨院で考えている事でも違いがあります。

そして整骨院でもそれぞれの整骨院や先生毎に坐骨神経痛に対しての捉え方や方針などにも違いがあるのですが、本記事では病院と当院で考察している事を説明していきます。

決してどちらの考え方が正しい、間違っているという観点ではありません。

坐骨神経痛は腰痛と同様で医学的にこれが原因です!という明確な原因が分かっていないのが現状ですのでそれぞれの考察を見て患者さんに判断して頂ければと思います。

病院で考察している事

病院では主にヘルニア、狭窄症、すべり症などの骨に変形や変性があって、それが坐骨神経に圧迫や刺激を加えて引き起こしているのでは?と考察しています。

またそれ以外にも腫瘍や病気などが影響しているでは?とも考察されており、病気の場合はしっかりと病院で治療を受けないといけません。

病院での坐骨神経痛の原因は、骨の変形か病気かの2つに大別して考察しております。

海神駅前整骨院で考察している事

病院は坐骨神経痛になる原因は、ヘルニアや狭窄症、すべり症などの骨に変形や変性が見られる場合や病気が原因だと考察しています。

それに対して整骨院や治療院では骨の変形や変性などが原因ではなく、筋肉が固い事で神経を圧迫しているのでは?と考察しています。

当院も筋肉が固いと坐骨神経を圧迫したり刺激を加えているのでは?と考察していますが、それ以外にももっと重要視している部分があります。それは

背骨・骨盤のズレです。

背骨の中でも腰の部分の腰椎と骨盤が主に坐骨神経痛に影響を与えると考察しているのですが、その理由も単純明快です。

何故なら、冒頭でもお伝えしたように坐骨神経は腰の腰椎という骨から骨盤を通って足先にまで神経を通しています。

つまり、腰椎と骨盤がズレてしまうと大元の坐骨神経自体が圧迫や刺激を受けて痛みや痺れなどが出る可能性が高いのです。

当院では背骨と骨盤のズレを矯正するのにモルフォセラピーという手法を使っておりますが、モルフォセラピーでは背骨と骨盤がズレるのは以下の法則があると考えております。

IMG_2848.JPG

上の画像のように、骨盤を軸に背骨全体が捻れて行くようにズレて行くのでいわば体を雑巾絞りのような状態に陥ってしまっているという感じになります。

この状態になると、大げさに言えば自分で自分の首を絞めているような感じになっているので背骨から出ている坐骨神経は圧迫や刺激を受けてしまいます。

圧迫や刺激を受けた坐骨神経は痛みや痺れなどの症状を出すという流れが当院が考察している坐骨神経痛の原因となります。