(作成2019年8月31日)→(更新2020年9月12日)→(更新2021年6月30日)
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は首の痛みはスマホが関係しているのかどうか?という記事を書きました。
結論から伝えると、関係しているっちゃしているし、してないといえばしていないです(笑)
なんだこの回答は!
と思うかもしれませんが、電車でスマホをいじっていない人ってほぼいない時代ですよね?
少なくとも私が通勤している時に周りを見渡すと、ほぼ下を向いてスマホをいじってます。
もちろん私も、業務連絡をしたり、調べ物をしたり、アマゾンを見たりとスマホをいじってますが、私が首を辛くしているか?というとそうではありません。
電車に乗ってスマホを見ている人も全員が首が辛いか?というとそうではありません。
今日は
- スマホ首とは?
- スマホが与える影響とは?
- スマホ以外に気をつけないといけない事
- 首に痛みがある方の原因とは?
について記事を書きましたので、首に痛みを抱えている方はご参照下さい。
(更新2020年9月12日)→スマホが与える影響とは?の部分に5Gについて当院の見解を追記しました。
またスマホ以外で気をつけないといけない事の部分にも背骨のズレに関しての情報も詳しく追記しております。
首の不調を抱えている方の多くが現代文明の影響を受け、背骨のズレに繋がり様々な不調に繋がっている事が多いので本記事を参考にして下さい。
(更新2021年6月30日)→当院では首の痛みが出ている方にモルフォセラピーで背骨のズレを整えていきます。そのモルフォセラピーでは私たちみたいな資格を持っている人が施すパターンだけでなく、資格が無くとも講習会を受ければ一般の方でもセルフケアとして行えるようになります。
なので追記した内容はセルフケアの方法と、本格的にホームケアとして学びたいという方に対して講習会のことを紹介しております。
首の痛みがある方や、セルフケアを知りたいという方はご一読ください。(5 首の痛みに対してのセルフケアと講習会についてに追記してます)
スマホ首とは?
最近はよく「スマホ首」という言葉を聞く人も多くなって来たと思います。
皆さんがイメージしている「スマホ首」は、スマホを見ている時にずっと下を向いている為、首に良くないんだろうな・・・というイメージだと思います。
実際にはその通りで、「スマホ首」はずっと下を向いているような姿勢が続く事で首に負担がかかり首に痛みが出る事を俗称として呼んでいます。
写真のような姿勢で下を向いていると、さすがにどんな人でも負担はかかってしまいます。
この状態が続いて、ずっと定着してしまうと「ストレートネック」という状態に陥ってしまいます。
「ストレートネック」とは、頚椎の自然的な緩やかな湾曲が失われて真っ直ぐになってしまっている状態を指すのですが
「ストレートネック」という状態に陥ってしまうとスマホをいじっていなくても常に頚椎という首の骨が真っ直ぐになってしまっているので常に筋肉が緊張状態に陥ってしまいます。
スマホ首は俗称で、スマホが悪いのではなく「ストレートネック」の状態に陥ってしまっている事が問題という事なのです。
スマホが与える影響とは?
スマホ首とは「ストレートネック」の状態に陥ってしまっている事を先ほどは説明をしました。
なので、スマホが悪いのでは無く普段の姿勢や過ごし方などに問題があり「ストレートネック」に陥ってしまっている事が大半です。
では、スマホは体に悪くないんだ!と思う方もいらっしゃると思いますが
スマホは姿勢や過ごし方以外にも体に悪影響を与えてしまいます。
それは
- ブルーライト
- 電磁波
この2つが体に悪い影響を与えやすくなってしまいます。
ブルーライトの体への影響
そもそも「ブルーライト」という言葉は聞いた事があるという人も多いと思いますが、詳しくは分からないという方も多いと思います。
「ブルーライト」とは
波長が380~500nmの領域にある青色の光のことです。人が目で見ることのできる光の中で、もっとも波長が短く、強いエネルギーを持ちます。
スマートォンは、ゲーム機・パソコン・液晶テレビなどの他の電子機器と比べると、ブルーライトの放出量が特に多いのです。
この「ブルーライト」が影響を及ぼす部分は
- 目
- 睡眠
- 肥満
- 精神
と意外な部分にも影響を与えます。
目には、「ブルーライト」が目の疲れを誘発しやすく目の周りの筋肉を緊張させてしまいます。
特に網膜に対しても影響を与えると下記のような論文もあるのでご参照下さい。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24304494
睡眠にも影響を与えていくのですが
人間のみならず生物はみな、効率よく生命を維持するための体内時計を持っています。
人間の場合、日の出とともに目覚めて活発に活動し、日が沈むと仕事をやめて脳と身体を休めるというのが、昔から獲得してきた効率よく生きるため、健康を維持するためのリズムです。
夜も明るい環境や、夜遅くまでスマホ、パソコンなどでブルーライトを浴びる生活は、サーカディアンリズムを乱れさせ、自律神経系や内分泌系、免疫系にも悪影響を及ぼします。
寝付きが悪い、眠りが浅いといった「睡眠の質を低下」も誘発しやすくなります。
「ブルーライト」を浴び続けてしまうと、メラトニンという睡眠に関与するホルモンの分泌が抑制され睡眠を取りづらくなってしまうのです。
以下の論文にも「ブルーライト」と睡眠に関して記載されています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jusokenronbun/42/0/42_1408/_article/-char/ja/
しかし、朝「ブルーライト」を浴びるのは活動を促進する上で良いです。
それは朝日を浴びるとメラトニンの分泌を抑制して活動的になるのですが、日が沈んで夜になるとメラトニンが分泌されて睡眠を促すのが自然の流れなのです。
なので、夜もずっとスマホをいじってたり、パソコンをいじっていたりするとメラトニンの分泌が抑制されて睡眠の邪魔をしてしまうのです。
現代社会の悪い習慣です。
睡眠環境が悪くなれば、疲労も蓄積し、代謝も落ちてきて肥満や精神にも影響を与えていくのは予想ができると思います。
スマホが与える体への影響は、ただ姿勢が悪くなって「ストレートネック」になってしまうだけでは無く
睡眠環境を悪化させ、内側から悪くさせてしまうのが私は一番ダメなのでは無いかと思います。
電磁波の体への影響
電磁波はひと昔前に議論になったのですが、ここ最近は話題に上がる事が少なくなってきました。
公的機関では、電磁波は人体には影響なし、と言っているし
他の第3者機関では、人体に影響を与える、と言っているし
どちらが本当の意見なの?
と疑問に思う方も多いと思います。
私も様々な勉強をしているのですが、それぞれの意見の論点が少し違うのかな?と思います。
公的機関の影響なし、という言葉は
人体に即影響を与えるものでは無い、という言い分に聞こえます。
第3者機関では、直ちに影響を与えるものでは無いが、後々電磁波を浴び続ける環境下では人体に影響を与える、という言い分です。
どちらを信じるかは、これを読んでいらっしゃる方々の自由だとも思いますので、私はどっちを勧めるとかはありませんが
私の子供には、電磁波たっぷりの環境にはさせずに、電磁波から少しでも遠ざかる努力をしています。
今の世の中では、電磁波を完全に遮断することは不可能です。
なので自分の子供には、少しでも遠ざける事をしているのが現状という感じです。
特に今はスマホでアプリやゲーム、音楽などを常に触れ合える環境下にいますので常に電磁波を浴び続けられる状況です。
この電磁波は、脳や神経に影響を与えてしまいます。
脳や神経の働きを阻害してしまうと、筋肉にも影響が出てきます。
そうなると、体に様々は不調が出やすくなると言われております。
過剰に心配をしすぎるとかえって良く無いという意見もありますが
電磁波という事について何も知らないのも良く無いと思います。
これを見ている方も、ご自身で調べてみるのも良いと思いますので、是非ご自身で調べて見て下さい。
(更新2020年9月12日)→5Gも最近どんどんと導入されていますが、5Gについても様々な事が言われております。
当院では5Gについても体に影響を与えると考察しておりますが、詳しくは以下の記事にて説明をしていますので、電磁波や5Gが体に与える影響について詳しく知りたい方は以下の記事をご一読ください。
スマホ以外に気をつけないといけない事
「スマホ首」は「ストレートネック」の事を指しており、「ストレートネック」はスマホだけのせいでは無く、普段の姿勢や過ごし方で陥ってしまうと説明をしてきました。
そして、スマホには姿勢に影響を与えるだけでは無く
- ブルーライト
- 電磁波
この2つも人体に影響を与えると説明をしました。
ここまでを要約すると、スマホをずっといじっていると首が下を向き続けてしまい、姿勢が崩れて「ストレートネック」状態が続き首に負担がかかってしまう事で不調が出やすくなる。
それと同時に、ブルーライト、電磁波の影響を受けて体の内側部分に影響を与えてしまい、目の疲れや睡眠にも影響を与えてしまう。
という影響が出ます。
これだけでも、スマホは控えた方が良いと理解できると思います。
しかし、ずっとスマホをいじっていても大丈夫という方もいらっしゃいます。
もちろん体質もあるかもしれませんが、ずっとスマホやパソコンをいじっていても大丈夫という人には2パターンあります。
それは
- 体が悪くなりすぎて感覚が麻痺してしまっている
- 体の柔軟性が高くとても柔らかい
要は、悪すぎて麻痺しているか。
体が柔らかく良い状態だから感じないか。
このどちらかです。
悪すぎて麻痺してしまっている人の代表例は
美容院で肩をほぐしてもらっている時に
「とても硬いですね」
「肩コリすごいですね」
と言われた事があるが、本人はいたって肩コリなどは無自覚な場合です。
この場合は硬い状態に慣れてしまって麻痺してしまっている状態なのです。
体が柔らかい人は、もちろん良い状態なので問題はありません。
なので、スマホ以外に気をつけないといけない事とは
自分自身の体の柔軟性がどれぐらいあるのか?
この事が原理原則として大切な事となります。
自分自身の柔軟性が低い場合は、スマホをいじっていたりするとすぐに首が辛くなってしまったりしやすいです。
しかし、柔軟性が高い場合は、スマホをいじっていても少しの時間であればそんなに辛くなりません。
※流石に何時間も見ていればダメです。
自分自身の柔軟性がそもそも低い方は、筋肉や関節が緊張したり、拘縮したりしているので血流が良くありません。
血流が良くないと筋肉に必要な酸素やエネルギーが供給しにくくなるのですぐに疲れてしまいます。
すぐに疲れてしまうと疲労物質が溜まり、血流もリンパも流れにくい状態なのでうっ血します。
そうなると、疲労感や痛み、症状に繋がってしまうのです。
要約すると
柔軟性が低い
↓
筋肉・関節が緊張・拘縮する
↓
血流が悪くなる
↓
酸素やエネルギー供給がしづらくなる
↓
疲労が溜まりやすくなる
↓
疲労物質が溜まる
↓
リンパの流れが悪くなるので、疲労物質がうっ血する
↓
疲労感、痛み、症状に繋がる
という流れで悪循環に陥ってしまいます。
スマホも十分に注意した方が良いのですが
それ以上に気をつけて欲しいのが
「自分自身の柔軟性」
なのです。
首に痛みがある方の本当の原因とは?
先ほど、スマホ以外に気をつけないといけない事でお伝えしたのは
「自分自身の柔軟性」
でした。
この「自分自身の柔軟性」が低いとスマホのみならず、体の不調を招きやすい要因になってしまいます。
では、この柔軟性が低い方は
生まれつき柔軟性が低いのか?
というと、そうではありません。
※先天性の病気などをお持ちの方は違います。
生まれてきてから体が固い方はほぼいません。
生まれてきて、どのように過ごしてきたかで柔軟性が低いか高いかの差が生まれてきます。
特に、当院では小さなお子様の不調も見させて頂いて気づいた事があったのですが
小さな子供でも体に痛みや症状などの不調がある方は、柔軟性はとことん低いです。
一番驚いたのが、4歳の子供でもガチガチに固かったのを今でも鮮明に覚えています。
因みに、夜中に足が痛くて泣いてしまうとの事で来院されたお子様の症例の子です。
この柔軟性は気軽にチェック出来るので、ご自身やお子様の柔軟性をチェックして見てください。
この柔軟性は本当に大事ですので、自分自身やお子様の柔軟性が低い場合は、注意して下さいね。
柔軟性が低い人はスマホなどをいじっている時間が短くても痛みや辛さがすぐに出てしまうのですが
この柔軟性が低い人にはある共通点があります。
それは
背骨のズレが著明にある
という共通点があります。
これは、先ほどの4歳の子供でも20代、30代でも共通している事です。
特に首に症状が出てしまう方は、頚椎・胸椎・腰椎・骨盤のすべての背骨のズレが著明にある事がほとんどですので、体全体のバランスも崩れてしまっております。
最初の方にも写真を載せてましたが、こんな感じになっています。
このような姿勢になってしまっている方は、背骨のズレがあるので姿勢が崩れてしまっているのです。
背骨は、神経・血管を中枢から抹消へと全身に送っている大元の部分です。
この大元の部分の背骨がズレていると、神経・血管の流れが悪くなってしまい筋肉や関節がスムーズに動きづらくなり、緊張した状態で姿勢が崩れて固まってしまうので疲労感や症状に繋がってしまいます。
なので、スマホが首の辛さを引き起こしている原因では無く
自分自身の柔軟性の低さが症状を引き起こしている要因で
その柔軟性の低さは背骨のズレが引き起こしているのです。
背骨のズレが何故引き起こされているか?というところも説明したいのですが
とても長く本題とは外れてしまうのでまた別日に記事に書きます。→背骨のズレが引き起こされる原因についての記事をアップしました。(2020年9月12日)
背骨のズレが何故引き起こされてしまうのか原因について詳しく知りたい方は以下の記事をご一読ください。
背骨のズレを調整し、柔軟性を高めていく事でスマホをいじっても辛さが出ないようにする事が一番の策です。
首が辛いから、スマホやパソコンをいじらないでくださいというのは簡単ですが
実際にスマホやパソコンをいじらないでというのは困難です。
※それでも使いすぎは良くないので、ほどほどにしてください。
自分自身の柔軟性を高めて、健康な肉体を作っていく事でどんなことにも耐久力をつけてあげた方が、行動の自由が得られるので、日常生活や仕事の質が高まります。
行動の自由がないとかえってストレスを抱え込むので、何事もほどほどが一番ですが、自分自身の柔軟性を高めて、より快適に過ごせるように背骨のズレ、そして柔軟性を高めていく事をしてあげて下さい。
海神駅前整骨院では、背骨のズレをモルフォセラピーによって矯正し、体の回復力や耐久力を高めていく施術をしております。
※以下の書籍にも当院の症例も含めて本に掲載されていますので本をご一読ください。
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首の痛みに対してのセルフケアと講習会について
(更新2021年6月30日)→当院では首の痛みが出ている方にモルフォセラピーで背骨のズレを整えていきます。そのモルフォセラピーでは私たちみたいな資格を持っている人が施すパターンだけでなく、資格が無くとも講習会を受ければ一般の方でもセルフケアとして行えるようになります。
また、セルフケア用の動画もアップしております。
なので当院をご利用の患者さんにも紹介してますし、まだ当院をご利用でないけどもモルフォセラピーに興味がある方やセルフケアをお探しの方も以下のブログを参考にセルフケアを実践してみて下さい。
ブログの中には1人で行えるセルフケアと2人1組で行えるセルフケアがあります。
もし周りの人に頼めたりお願いできるのであれば2人1組の方が効果が高いです。
また、真剣にホームケアを覚えたいという方などはモルフォセラピーの講習会も開催されていますので協会のホームページにて開催日を確認して講習会に参加してみて下さい。
まとめ
- 首の痛みはスマホのせいだけではない
- 「スマホ首」=「ストレートネック」
- 「ストレートネック」は姿勢の崩れから起きる
- スマホの影響はブルーライト・電磁波もある
- スマホ以外に気をつける事は「体の柔軟性」
- 柔軟性が低いとすぐに疲労が溜まりやすくなる
- 柔軟性が低い人は背骨のズレが著明
- 背骨のズレを修正し、柔軟性を高めていく事が大切
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※平日や土・祝日もセミナーなどで臨時休業あるのでご来院の際はお電話でご確認下さい。
船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
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