交通事故で受けた衝撃力による身体への影響

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は、交通事故で受けた衝撃による身体への影響をお伝えします。

交通事故の衝撃力

時速40kmでコンクリートの壁に衝突した場合、高さ6m(三階建てのビルの屋上)から落下したのと同じ衝撃が加わり、乗っている人には体重の30倍の力が加わると言われています。

あくまでも平均的なデータになりますので、条件等が違う場合は変動があると思いますが

少なくとも1tほどの衝撃が加えられるのは間違いないと思います。

その衝撃力を受けていれば、身体には様々な影響が出るのは想像しやすいと思います。

背骨の柔軟性はとても大切

それでも、人間の身体には背骨というものが、その衝撃を和らげてくれます。

もちろん、条件やその場の環境に違いがありますので、交通事故の度合いにより違いはあります。

しかし、普段から背骨の柔軟性が少ない方は、交通事故で受けた衝撃を和らげてくれる効果が少なくなってしまいます。

背骨に柔軟性があればあるほど、例えるとムチのようにしなやかな状態ですので、衝撃を逃がしてくれる働きがありますが

背骨に柔軟性が無いと、ムチのようなしなやかさは無く、棒のような硬い状態になってしまいますので、衝撃を受けた時にそのまま直に影響を受けやすいです。

棒が衝撃をくらってしまったら、折れてしまいます。

なので、子供の頃に階段から落ちたり、交通事故で衝撃を受けても大人よりも影響が少ないのは

背骨の柔軟性があるからだと考えられます。

背骨の柔軟性のチェック方法

背骨の柔軟性が大切なのは少し理解して頂けたと思います。

では、背骨の柔軟性ってどういう事?と思いますよね?

チェック方法は至ってシンプルです。

①壁に頭、肩、背中、腰、踵をつけて楽に立てれるか?

②仰向けで寝て、肩を上から押さえた時に腰が反っていないか?

この2点だけでも簡単に背骨の柔軟性をチェックする事が出来ます。

①の壁に背中をつけるテストですが

重要なポイントは楽に立っていられるかです。

背中が丸くなっている状態で固まっている方は、全部頭から踵までをしっかりと壁につけるのが困難な状態になってしまっているはずです。

②の仰向けで寝て肩を上から押すテストですが

背骨の柔軟性が無い方は、肩を上から押さえられた時に腰が反ってしまい、浮いてしまう状態になってしまいます。

①、②共に背骨がムチのようにしなやかな状態であればそのような反応が出ずに楽に行えるはずです。

逆に①、②共に反応が出てしまった場合は、背骨の柔軟性が著しく落ちてしまっている状態と言えますので、注意信号だと思ってください。

背骨の柔軟性が低い方が交通事故などの衝撃を受けた場合

最初にお伝えした交通事故による衝撃力ですが

時速30キロ~40キロの場合でも最低でも1tの衝撃力がかかります。

背骨の柔軟性が低いことで、この衝撃を逃がすことが出来ずに、首、背中、腰と筋肉に最大限の負担がかかってしまいます。

そうなってしまうと、背骨でクッションのような役割をして筋肉への負担を和らげていたのが、直に筋肉に衝撃で伝わりますので、筋肉の損傷が起きてしまいます。

筋肉の損傷が起きた場合、筋肉に炎症が強く出てしまいますので、安静にしていても痛みや辛さが出現します。

この時期は何をしても辛い時期になってしまうので、とても苦痛を伴いながら日常生活や、仕事をしなければなりません。

また筋肉の損傷だけでなく、背骨の横から出る神経にも影響を与えてしまいます。

背骨のすぐ側についている、多裂筋という筋肉があるのですが、交通事故による衝撃を受けると一気に収縮して硬くなります。

多裂筋

そうなってしまうと、背骨の横から出る神経を多裂筋が圧迫してしまい、神経症状が出てしまいます。

背骨の柔軟性が低い状態だと、この神経症状の出現がとても強く出てしまいます。

そうなると、筋肉の損傷に加え、神経症状も合わさって出て来ますので、相当な症状になります。

背骨の柔軟性が低いだけで症状の度合いが全く違うものになってしまいますので交通事故治療の方もより慎重に刺激やアプローチをしていかなければなりません。

背骨の柔軟性がちゃんとある方でも注意が必要

背骨の柔軟性が高い人でも交通事故での衝撃を受けてしまうと、元々柔らかかった背骨の柔軟性が一時的に低くなってしまいます。

自然治癒していければ良いのですが、交通事故で症状が出現している状態だと

かばいながら生活や仕事をしたり、痛みを我慢しながら行動しないといけないので

動く範囲や活動する範囲が狭くなっていき、背骨の柔軟性も徐々に失われていきます。

そうなってしまうと、交通事故で受けた損傷が治りづらくなってしまったり、後遺症と呼ばれる状態に陥ってしまう可能性があります。

交通事故での衝撃力は時速30キロ~40キロの場合でも最低でも1tの衝撃力がかかります。

その為、背骨に柔軟性が無い人は特に症状が強く出る可能性がありますが

背骨に柔軟性がしっかりとある方でもしっかりと処置や対応をしていかないと、背骨の柔軟性が低くなっていってしまう為、注意が必要となります。

大切なのは、交通事故に遭ってしまったら、きちんと医療機関に検査をしてもらい、ご自身の身体の不調に耳を傾けて、しっかりと対応することをして下さい。

まとめ

・時速30キロ~40キロの場合でも最低でも1tの衝撃力が人体にかかる

・背骨の柔軟性は交通事故で受けた衝撃を和らげてくれるもの

・背骨の柔軟性が低いと交通事故での衝撃力をもろに受けてしまうため、損傷度合いが強くなる

・背骨の柔軟性が高い人も交通事故で受けた衝撃により、一時的に低くなってしまう

・交通事故に遭ってしまったらきちんと医療機関にて検査を受ける事

 

【診療時間】

当院ではお身体の痛み・痺れ・不調に対して的確な診断・検査を得意としております。

どこにいってもよく分からない、改善しない身体の悩みがありましたらご相談下さい。

海神駅前整骨院

住所:〒273-0021
船橋市海神6-6-12
電話番号:047-432-3680

ホームページはこちらをクリック

エキテンサイト⇒http://www.ekiten.jp/shop_5487839/

フェイスブック⇒https://www.facebook.com/%E6%B5%B7%E7%A5%9E%E9%A7%85%E5%89%8D%E6%95%B4%E9%AA%A8%E9%99%A2-1792433384382083/

instagram⇒https://instagram.com/_u/kaijin_ekimae