(作成2019年5月16日)→(更新2020年8月27日)→(更新2021年6月14日)
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は腰椎椎間板ヘルニアは整体で治るのか?という記事を書きました。
今現在、当院に病院でヘルニアと診断された患者さんが2名、昔病院でヘルニアと診断された方3名来院されています。(2019年5/14日時点)
その中で現在学生で柔道をやっており病院でヘルニアと診断を受け、柔道はやってはいけないと言われた患者さんが5月に入って見事に柔道に復帰できました。
その学生の患者さんに
『柔道が出来るようになったのは、ヘルニアが治ったからですか?』
と質問を受けました。
結論から言うと、ヘルニア自体は治っていません。
周囲の筋肉の硬さや骨格のズレを矯正して、筋肉と骨格を良い状態に戻してあげただけなのです。
今日は、ヘルニアと診断されても痛みは解消されていくメカニズムと、病院でのヘルニア治療について、ヘルニアに整体は有効なのか?、また当院でのヘルニアの方に対しての施術について記事を書きました。
ヘルニアと診断された方でお悩みの方に対して少しでもご参考になれれば幸いです。
(更新2020年8月27日)→当院での腰椎椎間板ヘルニアに対しての施術方法を動画をアップしました。(5 当院での腰椎椎間板ヘルニアへの施術法にてアップしてます)
当院の腰椎椎間板ヘルニアに対しての施術方法を知りたい方はご一読下さい。
(更新2021年6月14日)→当院が行なっている施術方法はモルフォセラピーという手法です。
動画をご覧頂いた方でモルフォセラピーってどういうものなの?と興味がわいた方やもっと詳しく知りたいという方は当ブログでも説明をしておりますのでご一読下さい。(5 当院での腰椎椎間板ヘルニアへの施術法にアップしてます)
腰椎椎間板ヘルニアとは?
よく、テレビなどでも見ることの多いと思いますが、ヘルニアについて簡単に説明します。
腰椎椎間板ヘルニアとは、骨と骨の間にある椎間板というクッションが何かしらの理由で飛び出してしまい、神経を圧迫してしまっている状態を言います。
腰椎椎間板ヘルニアの症状
腰椎から足へと向かう神経が圧迫されていると定義されているので、腰から足にかけて症状を出します。
- 腰痛
- お尻の痛み
- 足のしびれ
- 感覚異常
- 感覚麻痺
- 筋力低下
- 排尿・排便障害
などが主にあげられます。
日本のヘルニア治療と海外のヘルニア治療の現状
今現在、日本ではヘルニアと診断をされたら保存療法(シップ・痛み止め)やリハビリを行い、それでもダメだったら手術という選択肢になっていく事が多いです。
しかし、海外ではヘルニアがあっても腰痛との関係性が低いという事が主流な考え方になっております。
以下の記事にも記載されております。
https://president.jp/articles/-/22463?page=2
腰椎椎間板ヘルニアと診断をされても腰痛とは関係性が低いということは、手術をしなくとも良いという判断が出来ると思います。
日本では、保存療法やリハビリなどで効果が著しくない場合は手術という選択肢が多いです。
海外では、保存療法やリハビリ、手技療法などが中心で、手術という選択肢は多くありません。
どちらが、良いのか?という結論はありませんが、手術にはリスクが伴うという事と、手術をしても再発する方が多い事、ヘルニアと腰痛の関係性が低いという事実がある中で、手術をするかしないかをしっかりと考えて選択した方が良いと私は思います。
ヘルニアと診断された患者さんでも痛みが解消されるメカニズム
今回、学生さんで柔道をやっている子が試合中に腰をギクッとやってしまい、病院でヘルニアと診断を受け、柔道はやらない方が良いと言われた患者さんがいました。(2019年.3/19日)
学生の患者さんは柔道を続けたいという事で当院にご来院をして頂きました。
柔道は特に腰に負担がかかるスポーツなのですが、本人の希望は6月の試合に出たいという希望があり、当院で出来る事を伝えて施術を3/19日から今現在(2019年5/13日時点)まで行なっております。
まだ、施術は継続しておりますが、今現在は練習にフル参加出来るレベルまで回復してきております。
では、ヘルニアが治ったのか?というとヘルニア自体は治っていません。
ヘルニアという椎間板が飛び出してしまっている事実は残ったままなのに、痛みは無くなっていく。
と言う事は、ヘルニアが直接痛みやしびれを出している黒幕では無い可能性が高いという事が考えられます。
では、ヘルニア以外に痛みを出す要因は何なのか?
主に痛みを出す要因として挙げられるのが
- 腰椎(背骨)のズレによる神経圧迫
- 痛みが出ている部分の皮膚の緊張
- 痛みが出ている部分の筋膜の緊張
- 痛みが出ている部分の関節包の硬直
があります。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
また、感覚異常や知覚麻痺などの要因は
- 腰椎(背骨)のズレによる神経の圧迫
- 腰椎のズレによる血管の圧迫での血流障害
- 自律神経の働きが低下して起こる排便・排尿障害
が考えられます。
ここで、共通して言えるのが、腰椎(背骨)のズレです。
腰椎がズレる事で神経・血管の圧迫が起こり腰から足にかけて影響が起こります。
画像のように腰椎から神経が足にかけて出ておりますので、腰椎のズレによる影響は様々な所に及びます。
また、画像のように神経は筋肉に繋がっていきますので、腰椎のズレが起こるとそこに繋がる筋肉の動きが低下して筋力低下が起きたり、筋肉が固まっていきます。
そうなると、血流の低下や、固まった筋肉が神経を圧迫して更なる症状に繋がっていくのです。
まとめると
腰椎(背骨)のズレが起こる
↓
神経・血管が圧迫される
↓
神経痛や血流障害が起きる
↓
筋肉・関節が硬くなったり、筋力が低下する
↓
固まった筋肉が、更に神経・血管を圧迫して症状を引き起こす
この流れはヘルニアで無くとも同じ事が言えます。
ヘルニアで無くとも、ヘルニアであっても施術方法は普段と変わらずに行なっていく事で症状が改善されていくのです。(ただし、ヘルニアの人は体がとても硬くなっているので時間はかかります)
ヘルニアは整体で治るのか?
ヘルニアと診断された患者さんでも痛みが解消されるメカニズムで説明した通りなのですが、ヘルニアに整体は有効です。
整体といっても、腰椎・仙骨・骨盤のズレを整える整体が有効であると考えられます。
ただし、ヘルニアが治るわけではありません。
ヘルニアを治す訳では無く、あくまでも筋骨角器系の問題を整えていく事で症状を解消していっているのです。
なので、ヘルニアでも、ヘルニアで無くとも整体で行うのは筋骨角器系を整えていく事で痛みや症状を解消していくのです。
筋肉を一時的にほぐしたりする事でも症状の緩和はすると思いますし、時間や期間をかければ回復するケースもあります。
私も、5年前は腰椎・仙骨・骨盤を整える施術をしていなくともヘルニアと診断された方の腰痛を見ていました。
しかし、3年前から背骨のズレを矯正していくモルフォセラピーという手法に出会って学んでからは、格段にヘルニアに対する施術効果が高くなりました。
モルフォセラピーについては以下をご参照ください。
先ほども説明をしましたが、何故背骨のズレを矯正する事で施術効果が高くなるのかというと
腰椎(背骨)のズレが起こる
↓
神経・血管が圧迫される
↓
神経痛や血流障害が起きる
↓
筋肉・関節が硬くなったり、筋力が低下する
↓
固まった筋肉が、更に神経・血管を圧迫して症状を引き起こす
筋肉や関節が硬くなる大元は腰椎のズレなのです。
つまり、筋肉や関節に対しての施術も勿論大切なのですが、腰椎のズレがあるとすぐに筋肉は固まってしまうのです。
この腰椎のズレをしっかりと矯正して整えていく事が早期回復へと繋がるポイントなのです。
今回の学生の柔道部の患者さんも、病院でドクターにヘルニアの画像を見せてもらった時に、患者さん自身でもはっきりと椎間板が飛び出ていると分かるぐらいのヘルニアですが
先ほどの理論で施術を行い、柔道に復帰を致しました。
当院での腰椎椎間板ヘルニアへの施術法
当院での腰椎椎間板ヘルニアと診断をされた患者さんに対しての施術方法を説明します。
今までの説明を重複してしまう部分も多いのですが
- 腰椎・仙骨・骨盤のズレを整える
- 腰から足にかけての筋膜を緩めていく
- 腰から足にかけて、固まった関節を動かして緩めていく
この3つを行なっております。
特にヘルニアの方には強い刺激を加えて施術をせずに施術を行なっております。
理由は、ヘルニアになる方は腰椎・仙骨・骨盤がズレて体のバランスが崩れているので、ただ強く刺激を加えて押したり揉んだりしてもかえってバランスを崩し悪化させてしまうためです。
当院の骨盤矯正の方法を紹介している動画があるので、こちらもご参照ください。
当院の師匠(http://www.kuni-balletconditioning.com/)が骨盤矯正について分かりやすく説明をしております。
このように施術はソフトに行なっております。
(更新2021年6月14日)→当院が行なっている施術方法はモルフォセラピーという手法です。
動画をご覧頂いた方でモルフォセラピーってどういうものなの?と興味がわいた方やもっと詳しく知りたいという方は当ブログでも説明をしておりますのでご一読下さい。
また、モルフォセラピーは書籍でも発売されており創始者の花山先生が図を用いながら分かりやすく説明をしております。セルフケアの方法も紹介しておりますので是非お読み下さい。
背骨や骨盤などの骨のズレを矯正するのには、ソフトな力で行なっていき、筋膜や関節に対しては患者さんの体を動かしながら施術を行なっていきます。
筋膜や関節に対しても力はそこまで使いません。
筋膜や関節に対しての施術方法は以下の動画で紹介していますのでご覧ください。
骨のズレを整えて、筋膜や関節を使いやすい・動かしやすい状態を作っていくことで回復を促していくというのが当院のヘルニアの方に対しての施術になります。
特に腰椎椎間板ヘルニアでは腰だけが悪くなっているというよりは腰から足にかけての筋肉などもガチガチに固くなっているので、腰椎のズレだけを治せば良いというわけでは無く、腰から足にかけての筋膜だけを緩めれば良いというわけでは無く、全体を見てアプローチしていく事が大切なのです。
一人一人状態も違いますので、しっかりと確認していきながら施術をしていますので、腰椎椎間板ヘルニアの方はご相談ください。
まとめ
- 腰椎椎間板ヘルニアと診断をされても、痛みや症状は回復していきます
- 日本では手術を勧めてくるのがスタンダードですが、海外では手術は積極的に行なっていない
- 海外では、ヘルニアが直接的な痛みや症状の要因では無いと論文で発表されている
- ヘルニアでもヘルニアで無くとも腰痛や足の症状には、腰椎・仙骨・骨盤のズレ、筋膜、関節に対してアプローチして体の機能を高めていく事が大切
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定休日 日曜日、木曜日午後
※平日や土・祝日もセミナーなどで臨時休業あるのでご来院の際はお電話でご確認下さい。
船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
海神駅前整骨院
住所:〒273-0021
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