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今日は「線維筋痛症の原因とは?【当院の経験を踏まえての見解です】」について記事を書きました。
結論ですが
医学的に詳しい原因は分からないです。
しかし、当院にご来院されている線維筋痛症の患者さんの施術後の反応や経過をみているとある共通点とある要因があります。
それは
背骨・骨盤のズレ
が共通してみられます。
なので、当院の経験から基づく見解として、線維筋痛症の方がなぜ背骨・骨盤のズレと関与しているかを説明していきます。
線維筋痛症で悩まれている方や、どういう施術方法や理論があるのかお探しの方のご参考になれれば幸いです。
線維筋痛症と背骨・骨盤のズレとの関係性
線維筋痛症と背骨・骨盤のズレとの関係性を説明する前に、そもそも線維筋痛症とは?を理解して頂いた方が良いので、「線維筋痛症とは?【日本では約200万人います】」をご一読下さい。
線維筋痛症とは?【要約Ver】
面倒くさいという方もいると思うので、本記事で要約して説明しますが
線維筋痛症は体の全身のありとあらゆる場所に痛みが複数混在し、痛みや症状の度合いも少しのレベルから、痛くてどうしようもないレベルまで幅広いものです。
日本には約200万人いると推定されておりますが、原因が不明とされている疾患です。
診断方法も、画像診断や血液検査でも確定出来るものはなく、問診などや触診などを使って判断をしていきます。
病院での標準治療は、原因が特定されていないのですが
- 薬物療法
- 運動療法
- 認知行動療法
- 心理療法
- 生活習慣の改善
が行われております。
しかし近年、代替療法も線維筋痛症には有効とされている論文も発表されております。
線維筋痛症には多方面的アプローチが推奨されており、代替医療にて鍼灸や運動療法、手技療法などで血流を良くしていくことで症状を緩和することも推奨されております。
多方面的アプローチとは、薬物療法だけに頼るのではなく、運動療法も行ったり、心理療法も併せたり、代替療法も行ったりと様々な治療を組み合わせて行うことを言います。
厚生労働省の線維筋痛症に関しての説明の資料には鍼灸治療や運動療法の推奨度が“B”という高いレベルで推奨されているのです。
推奨度の基準に関しては
- A:行うよう強く勧められる
- B:行うよう勧められる
- C:行うよう勧めるだけの根拠が明確でない
- D:行わないよう勧められる
の4段階の基準に分けています。
厚生労働省の線維筋痛症に関しての説明資料は以下のリンクからご確認下さい。
https://www.mhlw.go.jp/content/000350364.pdf
ようは、線維筋痛症には血流を良くして筋肉の緊張がほぐれる事で症状の緩和が認められるという事です。
話が長くなってしまいましたが、本題の線維筋痛症が背骨・骨盤のズレと関係しているメカニズムについて説明をしていきます。
線維筋痛症が背骨・骨盤のズレと関係しているメカニズム
先ほどまで、線維筋痛症には代替療法も認められていて、多方面的アプローチが有効とされています、と説明をしました。
なぜ線維筋痛症に代替療法が認められているかは、血流を良くして筋肉の緊張を緩和しているからだと考察されます。
逆を言うと線維筋痛症には
- 血流が悪くなると悪化する
- 筋肉が緊張すると悪化する
と言う2つの要素があると言えます。
血流が悪くなる、筋肉が緊張するのは、勝手に悪くなるわけではありません。
ここで、当院が考察しているのは背骨・骨盤のズレが大元にあると思っています。
背骨には、中枢神経という脳から脊髄を通っている神経があります。
そして背骨の間から末梢神経として手足の先まで神経を出しています。
痛みなどは、通常神経を介して脳に信号を送り感じるものです。
ただし神経がいきなり痛みを感じる訳ではありません。
痛みを感じ取る神経のセンサーは以下の4つに集中していると言われています。
- 皮膚(真皮)
- 筋膜
- 関節包
- 骨膜
この4つですが、④の骨膜は骨折など、ヒビが入ったなどの骨の骨折時に影響を及ぼすことがほとんどなので除外するとします。この4つに対して痛みが出るのはなぜかを詳しく説明している記事がありますので、以下の記事をご参照下さい。
痛みが出るのは何故?(再投稿)
線維筋痛症の患者さんでも痛みが出ている部分の皮膚や筋肉などを触診するととても張っていたり、硬くなっていたり、関節の動きが悪くなっていたりという反応があります。
線維筋痛症の患者さんでも、痛みが出ている原理は一緒なのです。
では、なぜ皮膚(真皮)、筋膜、関節包が張ったり、硬くなったりするのでしょう?
線維筋痛症は原因がなく、病気で発生している訳では無いです。
病気が原因だったら、線維筋痛症は原因不明の疾患では無いですからね。
皮膚(真皮)、筋膜、関節包はコラーゲン組織が豊富です。
コラーゲン組織が豊富な部分には十分な血流が行き届いて無いと固まりやすくなってしまいます。
また神経の伝達がスムーズにいかないと、皮膚や筋膜、関節などに上手く電気信号が届きにくい状態になるので、皮膚、筋膜、関節が動きにくくなり、それぞれの部分が過緊張しやすい状態に陥ってしまいます。
つまり、背骨・骨盤のズレがあると大元の神経と血管を阻害して、血流低下、神経圧迫が生じて皮膚(真皮)、筋膜、関節包に影響を与えてしまうと考えてます。
その影響で痛みを感じてしまうのです。
ここまでの話を要約すると
背骨・骨盤のズレがある
↓
血流低下・神経圧迫が生じる
↓
皮膚(真皮)、筋膜、関節包に影響が及ぶ
↓
痛みが出現
という流れで痛みが起こります。
これは線維筋痛症の方に限らず、痛みが出ている方全てに共通して言えることですが、線維筋痛症の患者さんは、痛みが広範囲に及ぶと言われています。
これも、背骨のズレがそれだけ一杯あって、痛みを引き起こしているからだと考察出来ます。
背骨のズレが引き起こされる原因については「背骨の歪みやズレを予防する為の健康21ヶ条【ズレる原因】」にて詳しく説明していますので気になる方はご一読下さい。
まだ、日本の医学では背骨の歪みやズレに対して認知度がないですが、当院に来院されている線維筋痛症の患者さんでも施術後には痛みは和らいでいきます。
完全に治るとかではありませんが、モルフォセラピーではセルフケア方法もあるので、線維筋痛症でも痛みをセルフコントロール出来るようになると心身ともに大分落ち着きます。
少しでも、背骨の歪みやズレが及ぼす影響が標準治療として認知され、線維筋痛症の方の手助けが出来ればと良いなと感じてます。
そのためにも、まだまだ自分たちも勉強して、練習して、線維筋痛症で苦しまれている方が希望の光を見出せるように頑張っていきます。
線維筋痛症でお困りの方や悩まれている方は一度ご相談ください。
お力になれれば幸いです。
まとめ
- 現代医学では線維筋痛症の原因は明らかにされていない
- そのため線維筋痛症の治療法も特定されている治療法がない
- なので線維筋痛症には多方面的アプローチが有効とされている
- 多方面的アプローチに代替療法という東洋医学的な治療法も推奨度“B”と高く評価されている
- 当院が考察している線維筋痛症の原因には背骨・骨盤のズレが関与している
- 背骨・骨盤のズレが血流低下や神経圧迫などを引き起こし痛みに関与してくる
- 線維筋痛症の方に限らずに痛みが出るメカニズムは一緒である
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船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
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(R2/1/10 更新)