いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は当院の患者さんでも多く来院されている、腰と股関節の痛みの原因について説明しました。
腰と股関節の痛みは密接な関係にあります。
そして、女性に多い傾向にあるのも特徴的です。
股関節の痛みは歩くのも困難になる程の痛みを訴える方や、違和感レベルの方まで様々な症状があります。
今日は少しでも腰と股関節の痛みに悩まれている方への参考になればと思います。
腰と股関節の関係性について
腰と股関節は密接な関係にあります。
その理由は、一つ腰から股関節に付いている筋肉があるからです。
その筋肉は【大腰筋】と言う筋肉です。
写真の赤い部分が【大腰筋】と言う筋肉です。
写真からも分かると思いますが腰の骨の腰椎という部分から股関節の大腿骨という場所についております。
その為、腰と股関節は密接な関係にあるのです。
この大腰筋という筋肉がとても重要になってきます。
大腰筋の重要性
大腰筋は腰の骨の腰椎から大腿骨小転子という場所についております。
この大腰筋は股関節の屈曲に主に関与しているので、歩く時や足をあげるときに役割を果たしております。
以下のような時に痛みを感じている方は大腰筋が影響しているかもしれません。
- 足を上げた時に痛む
- 座っている状態から立ち上がる時に痛む
- 歩いている時に痛む
- 階段の上り下りの時に痛む
- 片足に体重をかけた時に痛む
- 靴下をはく時に痛む
- 腰を反らす時に痛む
- ぎっくり腰で動けない
このような時は大腰筋が固まっている可能性があります。
また大腰筋という筋肉は腰と股関節に付いておりますが、その間に骨盤を通っていきます。
その為大腰筋が固まってしまっていると骨盤の動きも悪くなるので、腰、骨盤、股関節3つも動きが悪くなるので、とても影響力が高いのです。
何故大腰筋は固まるのか?
では、何故大腰筋は固まってしまうのでしょう?
大腰筋は体を支える大事な所です。
座っている時、立っている時、動いている時など全てにこの大腰筋は関係してきます。
昔は、農業が主だった頃はずっと前かがみで作業をしていてそのままの姿勢で大腰筋が固まってしまうというのが多かったですが現代では逆の事が起きています。
デスクワークなどの座っている姿勢が多い人が大腰筋が固まってしまう事が多いです。
座っている事が多いと大腰筋は収縮と言って縮こまっているような状態になります。
筋肉が縮こまっていると血流が悪くなってしまうので座ったままの状態で大腰筋はさらに固まってしまいます。
特に、悪い姿勢や重心が左右崩れているとさらにアンバランスになり、大腰筋に負担をかけてしまいます。
また立ちっぱなしでも、大腰筋は固まりやすくなります。
立ちっぱなしの場合で多いのが【反り腰】という状態です。
反り腰の状態だと大腰筋は姿勢を保とうと緊張状態に陥ります。
大腰筋が緊張していると筋肉は突っ張っているような状態になるので、血流を圧迫し悪くなってしまいます。
その状態が続くと大腰筋は緊張しっぱなしの状態で固まってしまいます。
因みに動いている時は大腰筋は常に動いてるので固まりにくいのですが、さすがに運動のしすぎや、使いすぎには疲労がたまり筋肉は固まるので、オーバーワークはダメです。
しかし、運動のしすぎや使いすぎの人は、デスクワークや立ちっぱなしの人よりも大腰筋は動いているので固まりいくいと言えます。
デスクワークや立ちっぱなしの人は大腰筋が収縮して固まったり、緊張して固まったりしてしまうと厄介な事が起きます。
その厄介な事とは腰椎のスレと骨盤のズレを誘発してしまう事です。
腰椎のズレ(腰の骨)は何故起こるのか?
大腰筋が固まってしまうと腰椎・骨盤のズレを引き起こしてしまいます。
Psoasmajorという場所が大腰筋なのですが、骨盤から出ているIIiacusという腸骨筋という筋肉を合わせて腸腰筋と言います。
先ほども説明をしたデスクワークや立ちっぱなしの人はこの2つが収縮したり緊張したりして固まってしまいます。
筋肉が固まる時は縮こまってしまうか、引き伸ばされてしまうかという2つのパターンがあります。
筋肉は骨から骨へと繋がっていますので骨を引っ張ってしまいます。
そうすると、引っ張られた骨はその方向にズレてしまうのです。
なので、大腰筋が固まってしまうと、腰椎と骨盤のズレを引き起こしてしまいます。
腰と股関節の痛みの原因
大腰筋が固いだけだったら、まだ運動やウォーキングで固まった筋肉を解消出来るのですが、腰椎・骨盤のズレが起きると運動やウォーキングで解消されにくくなってしまいます。
大腰筋が固まり、腰椎・骨盤のズレが引き起こされると腰と股関節の痛みが発生するというのが原因となってしまうのです。
更に腰椎・骨盤のズレが起きると、神経を圧迫してしまいます。
写真のように腰椎という骨からは足へと向かう神経が出ています。
その為、腰椎と骨盤がズレると神経を圧迫してしまい、余計に筋肉を固めたり緊張させてしまったりするのです。
そうなると、腰と股関節の痛みは減るどころか、どんどんと増していく一方になってしまうのです。
腰と股関節の痛みを良くしていくには?
では、腰と股関節の痛みが出てしまっている方はどうすれば良いのか?
軽い程度の痛みの方
軽い程度の痛みで歩行が可能ならば、ウォーキングが一番良いです。
ウォーキングには様々な効果があります。
- リラックス効果がある
- ウォーキングで3年から7年の寿命を延ばすことができる
- うつ症状を改善する
- 認知症の発症を遅らせる
- ストレスホルモンレベルを低く保つ
- 準備ほぼゼロ手軽に取り組める
- 代謝UP
- 快適な睡眠をもたらす
など非常に多くの効果があります。
また固まった大腰筋を無理なく動かす事が出来るので、ウォーキングを30分行うと痛みは軽減されやすいです。
痛みが強く歩けない方
痛みが強く歩けない方は、無理してウォーキングをしても逆効果になる場合もあります。
痛みが強い人は、大腰筋が固まって、腰椎・骨盤のズレが引き起こされてしまっているので腰椎と骨盤のズレを解消しないと中々回復に至らないのが実状です。
しかし、もしお風呂に入って痛みが少しでも緩和したり、湿布を貼って軽減したり、ホッカイロを貼って軽減するようであれば無理のない範囲で歩いてみてください。
歩いている途中で痛みが強く出るのであれば、我慢して歩き続けないでくださいね。
そういう方にはセルフで骨盤の調整をしてみてください。
この方法で痛みが軽減するようであれば、少しでも歩いて固まってしまった大腰筋を和らげる事で症状が徐々に緩和していくはずです。
それでも改善しない場合は治療院に早く行った方が、回復は早くしていくので無理はしないでくださいね。
まとめ
- 腰と股関節は大腰筋という筋肉で繋がっている
- 大腰筋は足を上げる時に使われる筋肉
- 大腰筋が固くなると腰椎・骨盤のズレを引き起こす
- 腰椎・骨盤のズレが起こると腰と股関節の痛みが発生する
- ウォーキングは軽い程度の痛みなら有効
- 強い痛みの場合は無理して歩いてはいけないが、歩けるようだったら少しづつ歩いていく
- セルフ骨盤調整をしてみて痛みが緩和するようならウォーキングを行なってください
- 当院の腰と股関節の痛みの患者さんの症例ブログをご参考にしてください
- https://kaijin-seikotuin.com/category/kokansetu/
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船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
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様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
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