首が痛いのは枕のせい?【枕が合わない原因と対策方法について】

(作成2019年11月26日)→(更新2020年10月9日)→(更新2021年8月2日)

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は

「首が痛いのは枕のせい?【枕が合わない原因と対策方法について】」

について記事を書きました。

枕の事で当院に通って下さっている患者さんに色々聞くと、枕で悩んでいたと言う患者さんが多いのにビックリします。

その中でも

  • 枕にトータル10万円かけたけど、合う枕が無かった
  • オーダーメイド枕を買って最初は良かったが段々効果を感じなくなってきた
  • どの枕を使ってもしっくりこなかった

という患者さんがいらっしゃったので、当院に来院している方以外でも枕の事で悩んでいる方は多いのか?と思い記事を書きました。

今日は

  • 首の痛みや不調は枕が合わないのが原因なのか?
  • 枕で首の痛みや不調を改善させようと思っている方へ
  • 枕を選ぶ時のポイントと注意点
  • 首が痛い時の対策方法

について説明をしました。

首の痛みや不調で困っている方、枕を買おうか迷っている方のご参考になれれば幸いです。

(更新2020年10月9日)→首が痛い時の対策方法について詳しく説明している記事をアップしたりセルフケアの動画をアップしました。

首が痛い時だけでなく様々な体の不調に対しても共通して行えるセルフケアなので、首の痛みや不調をお持ちの方や、それ以外の方もご参考にして下さい。

(更新2021年8月2日)→1人で行うセルフケアもどこでもできるのでオススメですが、誰か周りに施してくれる人がいる場合や、自分が他の人に施してあげたい場合、今回紹介する2人1組で行うセルフケアがオススメですのでご一読下さい。(5 2人1組で行うセルフケアにアップしています)

首の痛みや不調は枕が合わないのが原因なのか?

患者さんからよく相談をされるのが“枕”についてです。

「朝起きて首が痛いのは枕のせいですかね?」

「首が中々治らないのは枕が合わないからでしょうか?」

「以前枕を買ったばかりの時は、首が調子良かったのですけど・・・」

などなど。

今思いつかない相談もありますが、結構多くの相談を受けます。

枕以外にもマットレスなども相談を受けますが、これは後日アップしようと思います。

早速ですが、結論から言うと

枕で首を良くする事は無理ですが、合わない枕を使っていると悪化させます。

なので、自分が患者さんにお伝えしている事は

1回枕をその場で試してみて、首が楽になる感じだったらそれを使って下さい。

と伝えています。

ただし、注意点があるので最低限それだけは伝えているのですが、これは後ほど説明をしていきます。

枕が合わないのでは無く、自分自身の体が悪い状態に陥っている

枕が合わないと感じている方の体を見ていくと、ある共通点があることに気づきました。

それは

  • 首の筋肉の緊張が強い
  • 背骨の柔軟性が低い
  • 肩が内側に巻き込まれている

この3点は必ずと言って良いほど共通項としてあります。

首の筋肉の緊張が強い

首の筋肉が硬くなる時を例えると

歯を食いしばっている時や

便を出そうと踏ん張っている時

がイメージしやすいと思います。

しかも、首の筋肉が緊張しているのに、自分では首の筋肉を緊張させている感覚が無いのです。

これもどういう状態かと言うと、よく美容院とかで

「肩が凝ってますね〜」

と言われても、本人は

「そうですか?」

と全く凝っている感覚が無い人みたいな感じで、首の筋肉がガチガチに固まっていても本人は首の筋肉を緊張させている実感が無い方がいるのです。

このような状況に陥っている方は、動いている時、座っている時、お風呂でゆっくりしている時、寝ている時でも首の筋肉の緊張が無意識的に続いているのです。

そうなると、皆さんイメージすると分かると思いますが、ずっと歯を食いしばっていると疲れますよね?

これが、寝ている時に起きているのでどんな枕を使っても中々効果を実感しないどころか、どんな枕を使っても逆に疲れてしまう可能性があるのです。

背骨の柔軟性が低い

背骨の柔軟性?と思う方もいると思います。

背骨の柔軟性について記事を書いていますので詳しくは以下の記事をご一読下さい。

https://kaijin-seikotuin.com/kensa/

ここでも簡単に説明をすると

背中が余裕で伸ばせるか?

または、背中を余裕で丸めることが出来るか?

などの背骨周りの柔軟性を指します。

この背骨の柔軟性が低い状態だと、仰向けで寝ている時に背中を余裕で伸ばせないので体に負担がかかってしまいます。

そうなると、体全体がリラックスしにくい状態に陥ってしまいますので首や首以外の部分に無意識的に緊張が生まれてしまいます。

そうなると、どんなに良い枕を使っても体の緊張が抜けにくくなるので、首の痛みや不調に繋がりやすくなってしまいます。

肩が内側に巻き込まれている

肩が内側に巻き込まれている状態だと、オーバーに言うと下の画像のような状態になっています。

これはかなりオーバーなイメージですが、座っていようが、立っていようが、寝ていようが力が無意識的に入ってしまっています。

自分では力を抜いて寝ているような感じでも、肩が内側に巻き込まれていると寝ている状態でも力がうまく抜けずに緊張した状態です。

そうなると良い枕を使っていたとしても、緊張が抜けきらずに首の痛みに繋がりやすくなるのです。

良い枕は多少効果を感じるが、合わない枕を使うと。。。

この3点があると、どんなにベストな枕を見つけても、自分自身の体の緊張レベルが高すぎると効果が出づらく、多少良いかな?ぐらいで止まります。

しかし、自分自身の体の緊張具合が強い状態で合わない枕を使うと結構な確率で首を痛めたり、不調に陥ります。

合わない枕とは、後ほど説明しますが枕の高さが低すぎたり、高すぎたりすると悪い影響が出ます。

この高さの調節が以外に難しく、その日その日でも自分自身の体の緊張レベルは違いますので、その日の状態に合わせた枕の高さの調節が本当は必要です。

ですが、完璧に枕の高さを調節するのは不可能に近いので後ほど説明をします。

枕で首の痛みや不調を改善させようと思っている方へ

今までの説明をまとめると

首の痛みや不調は枕だけのせいではありません。

自分自身の体の緊張レベルが強いと、どんなに良い枕を使っても効果が薄く、合わない枕を使うと悪影響が出ます。

なので、枕を使って首の負担や体の緊張を減らそうと努力するのは決して無駄では無いのですが、あくまでも負担を減らすサポーターと一緒の感覚だと言うことです。

例えると、腰痛持ちの方やぎっくり腰の時、コルセットや腰痛ベルトをつけますよね。

それとほぼ一緒です。

なので、首の痛みや不調を枕だけで改善させたいと思っている方はそれらを理解した上で枕を買われた方が良いと思います。

過度な期待を持って枕を買ったけども、思ったよりも改善されなかった。。。

と落ち込んでいる患者さんの話を聞いたことが何回もあるので、皆さんもそうならないように枕はあくまでもサポーターだという事を理解しましょう。

枕を選ぶ時のポイントと注意点

それでも、自分に合う枕と出会えると首が楽になる実感はあります。

ただし、自分に合う枕と出会えるためには様々な枕を購入して実際に数ヶ月使ってみて、ぞれぞれの枕を比較しないと自分に合うのか?どれが良い枕なのかを理解する事は難しいです。

患者さんで、7個か8個ぐらい購入した上で最初の方に使ってた枕が一番良かったと気づいたと言う話を聞いたことがあります。

ただ、最初の方に使ってた枕をまた買おうとお店に行ったけど、今は生産されていなくその枕以上にベストな枕に出会えていなくショックを受けていました。

こういったケースを聞くと、枕を購入するのも本当に一苦労なんだなと、話を聞いてて思います。

実際に最初からベストな枕と出会える確率は低いですが、枕を購入するとき実際に使ってみて感覚がどうか確認できるお店が多くなっているので、しっかりと確認してから買うようにしましょう。

枕の高さに注意しましょう

枕が高すぎると・・・

枕の高さが高すぎると、頭と首が高くなり仰向けで寝ているのに下を向いているような状態になってしまいます。

そうなるといわゆるストレートネックやスマホ首と一緒の状態になります。

ストレートネックとスマホ首状態だとそれだけで首の筋肉は緊張してしまいますので首の痛みや不調に繋がります。

枕が低すぎると・・・

枕が低すぎるのも良くありません。

枕が低いと今度は顎が上がります。

顎が上がり過ぎると、上を向いている状態と一緒になります。
常に上を向いていると、疲れてしまいますよね?
それが寝ている状態で起きてしまっていると、首の痛みや不調に繋がります。
なので、枕を選ぶ時のポイントは枕が高すぎない、低すぎないかどうかが大切です。

ストレートネックやスマホ首が強すぎる方に対しての注意点

ストレートネックやスマホ首が強い方は最初はやや高めの枕で無いとキツイかもしれません。
何故なら歪みが強いと、ストレートネックやスマホ首の状態で固まってしまっています。
その状態で固まってしまっているので、理論的に丁度良い高さでもその方にとっては無理な体制を強いられてしまいます。
枕を低くして逆に痛いなと思った方は、このような状態になっている可能性がありますので、枕の高さを少し高くしてあげると良いです。

首が痛い時の対策方法

枕を買っても中々首の不調が改善されない方は、どうしたら良いのか?

先ほど説明した3つのポイントですが

  • 首の筋肉の緊張が強い
  • 背骨の柔軟性が低い
  • 肩が内側に巻き込まれている

これらを解消していく事が大切です。

この3点がなぜ起きてしまうのか?と首が痛い時の対策方法については以下の記事の中にも書いてありますのでご一読下さい。

こちらにも簡潔に説明をしますと

食生活・睡眠・運動のバランスが崩れる

骨のズレが発生

3つの組織(筋肉・皮膚・関節)が緊張する

姿勢が崩れる

首に負担がかかる

首を後ろに倒した時に痛みが出る

と、「最後の首を後ろに倒した時に痛みが出る」部分が→「首の痛みや不調に繋がる」に変わるだけです。

なので、枕だけでは骨のズレや姿勢を変えることは無理な部分があるので枕以外の対策方法が大切になります。

対策方法も先ほどの記事の中に載せておりますので、詳細は記事をよくお読み下さい。

簡潔にここで伝えると

食生活は少食で、早寝早起きをし、よく歩く。

これが大原則として

セルフケアで骨盤や背骨のズレをケアする。

次に姿勢を伸ばすストレッチを行う。

この流れになります。

これを行うのには、基本的に骨のズレをセルフケアする本とDVDの費用と、ストレッチポールの費用しかかかりません。

これらを毎日行なっていくことの方が、枕を変えるよりも実質効果的だと自分は思います。

枕もその上で選ぶことでより効果も上乗せされると思いますので、自分自身の体を変える事と、枕を変える事、両方やれれば一番かもですね。

何より、枕だけではどうしても限界がありますので、枕でお悩みの方のご参考になれたらと思います。

具体的な対策方法は以下の記事にてまとめています・

日常生活での対策方法

日常生活では主に食生活、睡眠、入浴、運動などの生活習慣が重要になります。

自分が考えている中で、この日常生活が健康にとって一番重要かと思います。

その日常生活での注意点は自分が習っている中でも21個もの注意点があるので以下の記事にまとめています。

日常生活での対策方法は以下の記事をご参照頂き実践出来る事から始めて下さい!

セルフ骨盤矯正

先ほどの日常生活を注意して過ごす事で背骨のズレを予防するだけでなく、セルフケアの効果を高めてくれたり回復が早くなっていきます。

日常生活を気をつけていきながら、セルフで骨盤矯正を行うことで効果が高まりますのでセルフ骨盤矯正のやり方は以下の方法を実践して下さい。

まず上の骨盤矯正を行なった後に以下の動画のセルフケアを実践して下さい。

https://youtu.be/7fkQqqWs3ug

体の法則も説明されている動画なので、セルフケアの意味も理解して行うことで効果が出やすくなりますのでご参照下さい。

姿勢を伸ばすストレッチ

姿勢を伸ばすストレッチはシンプルですがストレッチポールが有効です。

これらの日常生活の注意点とセルフ骨盤矯正、姿勢を伸ばすことを行なっていくことで首の不調に対してアプローチ出来てくるので、毎日コツコツと継続的に行なって下さい。

1回やったからといってすぐ良くなるものではないので、1ヶ月コツコツ行ないましょう!

2人1組で行うセルフケア

(更新2021年8月2日)→1人で行うセルフケアもどこでもできるのでオススメですが、誰か周りに施してくれる人がいる場合や、自分が他の人に施してあげたい場合、今回紹介する2人1組で行うセルフケアがオススメです。

紹介して下さっている先生は、病院の先生である関野吉晴先生です。

関野先生はご自身のクリニックでもモルフォセラピーという整体を実践しているので、動画もとても分かりやすく説明をして下さっています。

下の動画を見て実践してセルフケアに役立てて下さい。

毎日コツコツと出来ればベストですので、セルフケアで分からない事があればお気軽にお問い合わせ下さい。

まとめ

  • 枕だけでは首の痛みや不調は改善されないが、合わない枕を使っていると悪化する
  • 首の痛みや不調は枕だけのせいでは無く、首の筋肉の緊張、背骨の柔軟性、巻き肩がある人は悪くなりやすい
  • 枕はあくまでもサポーターの一部
  • 枕だけでは改善されにくいので首の痛みや不調を良くしていくには自分自身の体の改善が必要
  • 枕も買った上でセルフケアする分にはとても良いと思う
  • 何事も継続が重要だなと思います

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土・祝
9:00〜12:009:00 〜13:00
15:00〜19:3018時まで✖️17:00

定休日  日曜日、木曜日午後
※平日や土・祝日もセミナーなどで臨時休業あるのでご来院の際はお電話でご確認下さい。

船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、

スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。

毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。

様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。

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