いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は「偏頭痛にはロキソニンは効かない?【理由とメカニズム】」について記事を書きました。
頭痛持ちの方でロキソニンが効く方や、効かない方など様々な方がいらっしゃると思いますがロキソニンや薬が効かないととても不安に陥ると思います。
当院にも偏頭痛と緊張型頭痛の2つをお医者さんから診断を受けて、両方の薬を飲んでも治らなかった患者さんがいました。こちらの患者さんも一生この頭痛が治らないのでは無いか?と不安に陥っていました。
なので今日は
- 頭痛の種類について
- 偏頭痛のメカニズム
- ロキソニンが効かない理由
- 薬の影響で頭痛が出る事もある?
を説明していますので、偏頭痛で悩んでいる方、薬を飲んでも治らない方、薬を飲みたくない方などの参考になれれば幸いです。
頭痛の種類について
まずは頭痛の種類について説明をします。
頭痛にも種類があり、頭痛の種類によって薬の処方も変わります。
なので自分がどの頭痛なのかを知ることはとても重要なのです。
過去の記事にも説明しているので、詳しくは以下の記事をご一読下さい。
気をつけないといけない頭痛
先ほどの記事の中で二次性頭痛という事を説明していますが、この二次性頭痛と言うものに気をつけないといけません。詳しくは記事をご一読下さい。
命に関わる問題を抱えている場合もありますので気になる方は病院に受診しましょう。
偏頭痛のメカニズム
では偏頭痛のメカニズムについて説明をしていきます。
偏頭痛が起きるメカニズムは医学的に詳細はまだはっきりとされていません。
現時点で分かっていることをベースに説明していきながら、モルフォセラピー的な観点から偏頭痛が起こるメカニズムを考察していきます。
偏頭痛が起こるメカニズムとして大きく2つの説の可能性が言われています。
- 血管拡張による偏頭痛
- 三叉神経刺激による偏頭痛
この2つが有力と言われています。
血管拡張と聞くと血流が良くなっているのだから良いのでは無いか?と考えると思いますが、血管が拡張した際に周囲の神経を刺激して偏頭痛を引き起こしているのでは?と言われています。
もう一つの三叉神経による影響ですが、何らかの刺激によって三叉神経が影響を受けて頭痛を引き起こしていると言われています。
これが現時点で言われている有力な説なのですが、自分的にはこの2つとも影響を及ぼしている要因には頚椎と後頭骨のズレが関与しているのでは無いか?と考察しております。
以前に頚椎のズレから頭痛が起こるメカニズムでも説明をしていますのでご一読下さい。
今回の記事でも分かりやすく説明をしていくと
頚椎と後頭骨がズレると首の横を通っている血管を圧迫しやすくしてしまいます。
赤いのが血管で黄色いのが神経です。
首の横を通っている血管は頭の方に続いているのですが、頚椎がねじれるようにズレるので血管を圧迫すると血管が一時的に収縮します。
偏頭痛はお風呂に入ったり、運動後だったり血流が良くなると症状が増大すると言われているのですが、血管が収縮した状態から一気に拡張されてしまうと刺激を受けてズキンズキンと頭痛の痛みが出るのでは無いか?と考察しています。
また、頚椎と後頭骨のズレがあると三叉神経に繋がる神経の大元を圧迫してしまい三叉神経痛として頭痛を引き起こしているのでは無いかと考察されます。
現時点で医学的に解明されている2つの影響に対して、頚椎・後頭骨のズレが与える影響を考察すると合致するのです。
医学的にエビデンス自体はまだ無いのですが、当院に来院された偏頭痛・緊張型頭痛と2つ診断を受けて病院で薬を飲んでも治らなかった患者さんが頚椎のズレとその他の問題を解決したら偏頭痛・緊張型頭痛も出なくなったという症例もあります。
詳しくは以下の記事をご一読下さい。
痛み止めを飲んでも頭痛が治らない患者さんの1症例
この事から偏頭痛は
- 血管拡張による影響
- 三叉神経刺激による影響
で起きていると言われているが
頚椎・後頭骨のズレがこの2つを引き起こす
と考察出来ます。
現代医学で分かっている部分と東洋医学的に考えられる部分を合致させていくと見えてくる部分が多くなるのです。
ロキソニンが効かない理由
今までの説明を要約していくと
頭痛には種類があり、偏頭痛は血管拡張と三叉神経による影響が引き起こされていると考えられており、その大元には頚椎・後頭骨のズレが関与している可能性があると説明してきました。
ではロキソニンが何故効かないのでしょう?
以前の記事で坐骨神経痛でロキソニンを飲んでも効かない方へ【理由と対策方法】について記事を書いていますのでこの記事もご一読下さい。
この記事の中にも書いているのですが、偏頭痛も炎症で起きているのでは無く頚椎・後頭骨のズレから血管拡張の影響を出したり、三叉神経を刺激しているとすればロキソニンの効能の範囲外となります。
ロキソニンは炎症が起きている時に効能が発揮されるのですが、偏頭痛は炎症が起きている事で発生していると言う訳では無いので効果が出ないのです。
ロキソニンが効能を発揮するのは、骨折や怪我をした時、または抜歯した後や手術の後などです。
偏頭痛は骨折や怪我でも手術後でも無いのでロキソニンは効能範囲外と言う事なのです。
薬の影響で頭痛が出る事もある?
過去の記事でも説明をしているのですが、意外に最近では薬の服用のしすぎも問題にあげられるようになってきました。
頭痛のタイプや種類の違いについてに書いていますのでご一読下さい。
薬もやはり服用のしすぎは様々な問題を与えてしまうので、これもお医者さんと相談しながら減薬をしていくと良いです。
まとめ
- 偏頭痛は医学的にまだ明確な理由は無い
- 現時点で言われている事は血管拡張による影響と三叉神経刺激による影響
- この2つの影響を出している大元は頚椎・後頭骨のズレの可能性が考察される
- 偏頭痛は怪我や手術後などの状況では無いのでロキソニンは効かない
- 薬が効かないのに服用し続けないようにしましょう
- 減薬は必ずお医者さんに相談しながら行って下さい
ご予約はこちらから
年末年始のお知らせ
NEWS
新しいスタッフの紹介
12月から三橋直人先生が入社致します。
紳士で真面目で笑顔が素敵な先生ですので、皆様よろしくお願いいたします。
【診療時間】
船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
海神駅前整骨院
住所:〒273-0021
船橋市海神6-6-12
電話番号:047-432-3680
Twitter⇒https://twitter.com/ySv9yGciT0p1K10
エキテンサイト⇒http://www.ekiten.jp/shop_5487839/
instagram⇒https://instagram.com/_u/kaijin_ekimae
ライン@⇒
【注意】当日来院ご希望の方はすぐにメッセージを確認出来ない場合がありますので、当日ご来院希望の方は電話にてお願い致します。
≪船橋市内でよくご来院頂く地域≫
◎海神駅周辺地域
南本町、海神 、 海神町、海神町東、海神町西、海神町南、南海神、行田、行田町、山手
◎船橋駅周辺地域
本町、湊町、浜町、若松、日の出、西浦、栄町、潮見町 、高瀬町、東船橋、宮本、市場、夏見、夏見町、夏見台、米ケ崎町、高根町、金杉町、金杉、金杉台、緑台
◎西船駅周辺地域
西船、山野町、葛飾町、印内、印内町、本郷町、古作、東中山、古作町、古作、二子町、本中山
≪船橋市以外の地域≫
千葉市、銚子市、習志野市、市川市、松戸市、鎌ケ谷市、浦安市、野田市、成田市、柏市
≪その他≫
東京都、富山県、埼玉県
(R1/12/04 更新)