いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は「【ストレスが原因!?】幼児の足の痛みが改善された1症例」を記事に書きました。
結果的に言うと、しっかり症状は改善されました。
この幼児の患者さん(6歳)は親御さんが悩んでいた結果、たまたま当院の事をしり連れて来てくれました。
自分の子供が急に足が痛いと訴えても、子供の痛みについて理解がしにくいので不安になったりすると思います。子供が痛いと訴えてきて行動するパターンが
- 病院に行く
- しばらく様子を見る
- 気のせいだと子供に言う
- 気合が足りないと伝える(笑)
だと思います。
病院に行って何か重大な疾患が無いか確認するのは大事ですが、病院で異常が無いと診断を受けても子供が足が痛いと訴えて来られると
「病院でお医者さんが異常がないと言っているのに、なんでこの子は痛いと言うの?」
と不安がさらに加速したり、逆にイライラしてしまったり、自分の子が嘘を言っていると思ってしまったり、色々な感情がよぎります。
子供の痛みや症状は病院でもお医者さんでも理解しづらいですし、子供も言葉を上手に伝える事が出来ないので子供も歯がゆいです。
なので今日は
- 子供が足の痛みを訴える時に考えられる事
- 子供が足の痛みを訴えている時どこに行く?
- 今回の患者さんの状態
- 施術の経過
- 今回の症例の考察
について説明しています。
病院での精密検査を行っても異常はなく、ストレスによる痛みだといわれて御困りの方はこのまま続きを読んで頂ければお役に立てるかもしれませんので、そのままお進みください。
子供が足の痛みを訴える時に考えられる事
「足が痛い」と突然子供が訴えたら何が起きているんだろう?と思いますよね。
子供が足が痛いと言っても実際にどこが痛むかをまずはしっかりと確認して下さい。
今回のケースでは足裏という事ですが足裏に痛みを訴えている場合に考えられる事は
- 足底筋膜炎
- 種子骨炎
- 踵骨骨端症(シーバー病)
- 血管の病気
- 蜂窩織炎
上記の事がケースとしてありますが、足底筋膜炎などは使い方が悪かったり、使いすぎで足裏の腱や筋肉が炎症を起こす事で発生しますが幼児で使いすぎはあまり考えにくいです。
種子骨炎は種子骨という骨の部分が炎症を起こすことを言うのですが足の親指の付け根にある骨です。なので踏ん張ったり踏み込む動作が多いと使いすぎによって炎症を起こすのですが、やはり幼児で使いすぎというケースは考えにくいです。
踵骨骨端症(シーバー病)はかかとの骨の部分に付くアキレス腱や筋肉などの炎症を言いますが、スポーツをやっていたり運動のしすぎで炎症を起こすのでこちらも考えにくいケースです。
血管の病気は足に血栓が出来ていたり動脈硬化や静脈瘤などがあります。こちらは病院で検査をしないと分かりません。
蜂窩織炎は皮膚の深いところから細菌感染して炎症を起こす病気です。痛みと共に足が赤く腫れあがったり熱を持ったりします。こちらも病院でないと分かりません。
今回の6歳の幼児の患者さんは夜に足裏が痛くて泣いて起きてしまっていると言うことで、それ以外の時は痛みや症状が出ていないとの事です。
病院で検査を受けても異常がなく、ストレスが原因と診断されたそうです。
子供が足の痛みを訴えている時どこに行く?
今回の幼児の患者さんは一度病院に行っているのですが、子供が足以外にも痛みや症状を訴える場合は必ず病院に行きましょう。
何故なら、命や重篤な症状に繋がるケース、または後遺症に繋がるケースもあるからです。
今回のケースとは違いますが、当院に通院している患者さんのお子様が足を痛がり、ビッコを引くような歩き方に急になってしまったそうで、お母様がこれは危険な状態ではないか?と言うことで病院に連れて行ったところ、ギラン・バレー症候群と診断を受けたそうです。
ギラン・バレー症候群とは脳や脊髄から出ている神経に異常が出て、手足が動かなくなる病気です。
幸いにもこちらのお子様はギラン・バレー症候群と診断を受けても少しづつ回復しているとの事です。
病気などが原因で足に痛みが出ている場合は病院で治療をしないと治りません。
今回の幼児の患者さんは病院で特に異常が無いとの事だったので当院でも安心して施術に入る事が出来ました。
今回の患者さんの状態
6歳男の子で主訴は右の足裏が夜になると痛くなる。
来院時には痛みがなく、こちらが押したりしても痛みは無く、歩いたりしても痛みはない。
目で見たり触っても腫れていたり赤くなっていたりと左右差もありませんでした。
当院での所見
当院ではどんな症状の方でもチェックする項目があります。詳しくは以下の記事をご一読下さい。
本記事でも要約して説明をすると、当院で必ずチェックする項目は
- 背骨・骨盤のズレ
- 全体の姿勢の状態
- 筋肉の硬さ
この3つを必ずチェックします。
今回の幼児の患者さんのケースでは姿勢が極端に丸くなっていて、姿勢を良い状態に伸ばそうとしても硬くて中々伸びづらくなっていました。
そして背骨のズレがあり、特に腰椎という腰の骨のズレが著名でした。
足裏の筋肉の硬さは無かったので、腰椎のズレがあり、姿勢も丸くなってしまって、足裏に繋がる神経を圧迫して痛みを出しているのでは?と考察して施術を行って行きました。
施術の経過
初診時は腰椎を中心に全身を調節。
特にその場での劇的な変化はないので、お母さんにセルフケアの方法を指導し2週間経過をみる。
2週間後
症状はでなかったとの事。腰椎のズレも落ち着いている。
お母さんのセルフケアが上手く出来ていることを確認し、セルフケアを引き続き行うように指導し施術は終了。
約半年後に再度痛くなったとの事で来院。
お母さんはセルフケアのやり方を忘れてしまっていた。
なので私がお母さんを指導しながらお母さんの手で以前と同じように腰椎のズレを矯正。
すると子供が急に
「直った!!!」と大きな声をだした。
確かに腰椎のズレは消失していた。
背骨のズレは歯を磨いても食事をすれば歯が汚れるのと同じようにまたズレる事を再度認識してもらい、その日の施術を終えた。
今回の症例の考察
病院で特に病気や問題がない場合はストレスが原因ですと言われてしまうケースが多いです。
しかし、ストレスという事は曖昧な診断です。ストレスが原因で筋肉の緊張を起こす場合もありますが、ストレスだけで体は悪くなりません。
ストレス以外にも体のどこに問題があるのか?何が問題なのかを確認することも非常に重要だと感じました。
特にお母様たちは、病院で異常が無いと診断を受けても子供が痛いと訴え続けていくと子供が嘘を言っているのでは?とか子供が痛いと言っても気のせいだよとしか言えなかったりと中々理解出来ない部分が多いと思います。
病院で検査を受けるのはとても大切ですが、病院で異常が無いと言われればまずは一安心という事です。
病院で異常が無いと診断を受けても痛みを訴える場合は、背骨のズレが痛みや症状を引き起こすケースは沢山あります。
今回のケースではお母様が背骨・骨盤のズレを矯正する事で子供の症状を解消出来ているので今後も同じような状況になってもすぐに痛みや症状は解消できるでしょう。
今回のケース以外にお当院では幼児や子供の症例もあるので、気になる方はご参照下さい。
まとめ
- 大人も子供も骨はズレる
- 食事・運動・睡眠がしっかり出来ていれば、回復は大人に比べて早く良くなる
- ストレスで痛くなるのではなく、痛い事がストレスである(精神的なものと子供を責めるのは絶対に行わない事)
- 病院で原因不明などと言われても、原因は必ずある
- セルフケアや日常生活を注意していくのはとても重要です
- 自己管理を上手く出来るお手伝いを当院ではしていますのでお気軽にご相談ください
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シフト
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船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
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(R2/2/28 更新)