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今日は子供のかかとの痛みについて説明しました。
子供といっても当院に来院された年齢は幅広く、小さい子は4歳から上は高校生までいます。
それぞれに原因や、状況は違いますが、子供のかかとの痛みは意外に多いものです。
今日は子供のかかとの痛みが起こる理由と、その対策をお伝えします。
子供のかかとの痛みで考えられる状態
子供がかかとが痛いと訴えている場合に考えられる事はこの2点です。
- 踵骨骨端症(セーバー病・シーバー病)
- 成長痛
の2点が代表的に診断される事が多いです。
踵骨骨端症(セーバー病・シーバー病)とは?
発育期の子どもの弱い踵骨骨端部(かかとの骨の端でアキレス腱が付着しているところ)に運動などで負荷がかかり、そこにアキレス腱の引っぱる力が持続的に加わることで、踵骨に血流障害が起こり、踵骨骨端核(かかとの骨の骨端軟骨より先の部分)の壊死(えし)、または骨軟骨炎を発症するのがこの病気です。
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/apophysitis_of_the_calcaneus/
運動をしている子供がオーバーワークになり、発症するケースが多いのがこの踵骨骨端症(セーバー病・シーバー病)です。
使いすぎにより、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が緊張してくっついているかかとの骨の部分に炎症が起きてしまうのが原因です。
成長痛とは?
成長痛という名前が誤解を招きやすいのですが、骨の成長とは無関係です。筋肉や骨、関節が未完成な子どもが非常に活発に動くために疲れがたまって、痛みとなることが原因として考えられます。成長とともに治るので、基本的には放っておいてもかまいませんが、子どもが抱える痛みの原因の多くは成長期特有の「骨端部分のもろさ」が原因となっているケースが大半で、骨の成長元となる骨端部分は骨と比較するとやわらかい軟骨組織でできているため、大きな負荷を受けると炎症を起こすなどのダメージを受けてしまうことがあるのです。この骨端部分にかかわる疾患は骨端症と呼ばれ、成長痛の多くの場合で、この骨端症を伴う場合が確認されます。
http://www.judo-ch.jp/sekkotsuinsrch/useful/22721_judo_021/
成長痛というと、骨の成長に伴うイメージが強いと思いますが、簡単にいうと正確には原因不明という状態です。
疲労が溜まって痛みが出ているのでは?と推測はされてこの【成長痛】と診断をします。
病院での対処法
基本的には、安静にして様子を見る事が多いです。
踵骨骨端症(セーバー病・シーバー病)では運動している子供は運動を中止したり、酷い場合は松葉杖で痛い側の部分を地面に接地させずに対処する場合もあります。
当院に来院された小学5年生の子供も病院でそのような処置で様子を見ていましたが、中々解決できずに来院されました。
後は、湿布や、お風呂で温めたり、親がふくらはぎやアキレス腱をマッサージするという形で対処するのが基本的なものになります。
しかし、子供のかかとの痛みといってもただ単に筋肉や関節などの問題だけでなく病気が隠れたりしている場合もあるので、一度は病院でしっかりと検査してもらうのも大切です。
しかし、1ヶ月以上たってもあまり変わらない場合は違う部分に原因があると考えられます。
踵骨骨端症(セーバー病・シーバー病)・成長痛の原因とは?
病院で治療をしたり、様子を見ても改善がない場合は、上記以外の原因が考えられます。
安静にしているのに、状態が改善しない子供の場合は、以下の事が要因としてあります。
- 骨のズレがある
- 姿勢が悪く、良い姿勢に伸ばそうとしてもスムーズに伸びない
- 腰の筋肉がガチガチに硬い
- 足の筋肉の緊張が強い
- お腹の張りが強い
という状態になってしまっている子供が多いです。
当院でも患者さんの子供さんで足が痛いと言って夜泣いちゃうとの事で見させてもらった事があります。
4歳と6歳という年齢であれば、皆さんは骨のズレだったり、筋肉が硬いという事をイメージされる方はほとんどいないと思いますが、実際に私が見させて貰ったところ、この2名は物凄く骨のズレもあり、筋肉もガチガチに固まっていました。
骨がズレてしまう事で何故、かかとに痛みが起こるのか?
図のように腰椎という骨から神経は足先まで通っています。
腰椎という骨のズレが発生していると、腰の周りの筋肉が緊張している状態なので神経を圧迫しやすくなってしまいます。
そして、かかとに繋がる足の神経を圧迫してしまい、かかと周辺の筋肉が緊張状態に陥ってしまい、子供でもかかとが痛くなってしまうのです。
また、神経にはデルマトームという皮膚の痛みを感じ取る神経支配している領域があります。
骨のズレが起きる事で、神経を圧迫して、皮神経に刺激が入り、かかとの部分に痛みを生じてしまうケースもあるのです。
まとめると、骨のズレによって神経を圧迫し、筋肉が緊張して子供でもかかとに痛みが出る。
もう一つは、骨のズレによってデルマトームという皮神経に刺激が入り、子供でもかかとに痛みが出る。
という2ケースがあるのです。
子供でも骨のズレは起こる
先ほども説明をしましたが、骨のズレで子供でもかかとに痛みが出るケースがあるのですが、皆さんは子供で骨がズレるはずが無いと思う方は沢山いらっしゃるでしょう。
しかし、当院に来院された子供の症状は、骨のズレを解消すると、痛みがその場で軽減するのです。
その反応を見る限り、間違いなく骨のズレが関与していた痛みだと言い切れます。
しかし、何故子供でも骨がズレてしまうのか?という疑問はあると思います。
子供は成長期でしっかりとした体の使い方など出来ていない事がほとんどです。
この成長期では、骨の発達や、筋肉の発達などで子供も体の使い方などは微妙に毎日変わってきているのですが、安定した使い方が出来ずに骨のズレを生じてしまうケースもあるのです。
また、子供でも最近はスマホで動画を見たり、ゲームをしたりなど、あまり動くことも少なくなってしまうケースもあります。
この場合、悪い姿勢で長時間行なってしまう事で、そのまま固まり骨のズレを発生させてしまうケースもあります。
私も二児の父親ですが、自分の子供でも骨のズレがあるかをチェックしたら、ありました(笑)
しかし、自分の子供は骨のズレがあっても筋肉の柔軟性はあったので、症状などは出さずに過ごしています。
小さな子供でも骨のズレがあり、なおかつ筋肉が緊張している状態だと、症状を出す確率は高いのです。
自分の子供が何かしら痛みを訴えて病院に行き、何も異常がなくそのまま様子を見ても痛みが変わらない場合は、骨のズレというケースがあります。
そのまま放置して、大丈夫なケースもありますが、中々良くならない方はご相談頂ければ、一度チェックして、施術をした方が良い場合であれば当院でも言いますし、一度チェックして施術しなくても大丈夫であれば様子を見ましょうともお伝えします。
小さなお子様の痛みや訴えは中々親には理解しにくい部分もあると思いますので、電話やメールでも相談だけでも受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。
少しでも皆さんのお力になれれば幸いです。
まとめ
- 子供のかかとの痛みは踵骨骨端症(セーバー病・シーバー病)、成長痛がある
- 病院で検査して異常が無い場合は様子を見る
- 病院で踵骨骨端症(セーバー病・シーバー病)、成長痛と診断されたら、安静か湿布、温めなどで様子をみる
- 病院で1ヶ月以上治療をして改善しない場合には骨のズレが原因として考えられる
- 子供でも骨がズレる
【診療時間】
船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
海神駅前整骨院
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