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今日は「側湾症で様々な部分に痛みや不調を訴えていた患者さんの1症例」について記事を書きました。
側湾症といっても先天性のものと後天性のものがあり、先天性のものは治らないと言われています。
今回の1症例では先天性と診断されていなく、おそらく後天性のものだろうと思われるケースでした。
側湾症と言われると一生付き合っていくしかないと思われている方もいると思いますが、痛みや症状などは施術をしていくと変化していきます。
なので諦めずにいて欲しいです。
なので今日は
- 側湾症とは?
- 今回の患者さんの状態
- 施術の経過
- 今回の症状の考察
について説明しています。
側湾症の方や同じような症状でお悩みの方はご参考にして下さい。
側湾症とは?
まず側湾症とは、簡単に説明すると背骨が左右に曲がっている状態をさします。
コブ角というものがありその角度が大きくなると、病院や検査で側湾症と診断されます。
原因が分かっているものから特発性の原因が分からないものまで側湾症はあります。
普段の生活でも痛みがない事などもありそのままにされている方も多く、突然体の不調が出てくる方もいます。
側湾症に関しては病院の標準治療や見解と整骨院などのセラピストでは見方や見解が違く奥が深いので側湾症とは?と言う部分にはまた別記事にて詳しく説明をしていこうと思います。
本記事ではシンプルに背骨が曲がっているものが側湾症と思って頂ければと思います。
側湾症の患者さんの状態
40代女性の患者さんで、初診時は姿勢が悪い事が気になり当院にご来院されました。
問診、お話を伺っていくと
- 首肩がコリやすい
- 首を動かすと痛みが出る
- 首肩こりが酷くなると頭痛が出る
- 股関節が動き始めに痛みが出る
- 股関節に痛みが出ると足を引きずる
- 腕や肩を回す時に痛みが出る
- 指も動かすと痛い
などなど、ものすごく症状が多い状態でした。
病院でも側湾症と診断されて、痛み止めなども服用されていました。
このようなほぼ全身に痛みや症状が出ていると、どこか一部が悪いだけではなく全身が悪い状態になっているのは間違いありません。
当院で今回の患者さんをチェックをしていくと様々な問題がありました。
因みに当院ではチェックしていく所は大きく分けると次の3つです。
- 背骨・骨盤のズレ
- 姿勢の崩れ
- 筋肉の固さ
この3つが全部ダメならもちろんダメな状態ですし、このうちの1つダメでも体には影響が出ます。
当院の施術のポイントやチェックする項目の意味などを詳しく知りたい方は以下の記事もご参照下さい。
今回の側湾症の患者さんも
背骨・骨盤のズレが著名で、姿勢の崩れも背中の高さも違い、肩の高さも違い、骨盤の高さも違い、仰向けで寝ている状態でも足の長さも違いました。
特に側湾症ということは背骨・骨盤のズレと姿勢の崩れは著明に出るので、筋肉の固さは言うまでもなくやはり固かったです。
側湾症の患者さんに今回行う施術と痛みや症状が出る理由を説明してご納得頂いて施術に入らせて頂きました。
側湾症の患者さんの施術経過
先ほども説明をしましたが、施術を行っていく時に指標にしているポイントは
- 背骨・骨盤のズレ
- 姿勢の崩れ
- 筋肉の固さ
この3つが解消されていけば体は回復しやすくなるので、これらを整えるために施術を行っていきます。
施術のペースは週1回で行わせて頂き、痛みの度合いを測る指標としてペインスケール(P.S)を用いて評価をしていきました(P.S10が痛みマックスとして)
初診時(R1年12月)は施術後はP.S10→5。3、4日は調子が良かったがその後に症状が出たとの事。
2回目再チェックを行うと身体の歪みは初診時に戻っている状態で、自宅で出来るストレッチを追加して行う。施術後P.S10→5。
その後3回目〜7回目まで、施術直後は痛みはP.S10→0になるも1週間持たず、痛みや症状が少しづつ戻ってくると言う状態を繰り返しました。
そのような状態でも、背骨・骨盤のズレは少しづつ回復、姿勢の崩れはまだ著名、筋肉の固さも少しづつ柔らかくなって来たので2週間空けることに。
8回目の時は、頭痛は1回のみ、股関節や首肩こりは出ておらず、指だけ痛いが出現。
9回目は3週間空けてみるも、3週間は持たずに頭痛や背中の痛み、右腕の痛みが著名に出ておりました。
10回目は1週間後に戻して、引き続き施術を行う。
11回目は頭痛や首肩こり、背中、腕の痛みは消失。
12回目〜14回目で症状も落ち着いて来て、張り感のみとなりました。
今現在、背骨・骨盤のズレはまだ残存、姿勢の崩れは背中の高さのみ、筋肉の固さは大分柔らかくなって来たのですが、背骨と姿勢が崩れているため継続して施術を行わせて頂いています。
今回の側湾症の患者さんは自宅で出来るセルフケアを行なって頂きながらようやく変化が出て来た感じになりました。
今回の症状の考察
側湾症でも、【背骨・骨盤のズレ・姿勢の崩れ・筋肉の固さ】を一つずつ改善していくと症状が改善されていった為、側湾症自体を治すと言うよりは、側湾症を助長してしまうような日常生活を過ごされていた事が、痛みや症状を出してしまったと考える。
側湾症に限らずですが、偏った身体の使い方をすることが多くなると決まった場所に負担が多くなるので、日頃の生活習慣やセルフケアが大切だと痛感します。
体が悪くなるのには必ず原因があります。
側湾症も先天性でなければ、後天性ということですが、後天性ということは日頃の使い方や過ごし方などが影響しているということです。
この原因部分を突き止めていくことが大事なのですが中々簡単に見抜けないのも事実です。
側湾症でお悩みの方や痛みや症状で苦しんでいる方と一緒に原因を探していきながらそれらを修正出来るように共に頑張れればと思います。
まとめ
- 側湾症は国民の2%〜3%ほどいると言われている
- 側湾症でも痛みや症状は解消されていきます
- 側湾自体は完全に治るとは言えませんが諦めなくても良いのでは?と思います
- 側湾症だと背骨・骨盤のズレと姿勢の崩れが著明に出るので筋肉もものすごく固くなりやすい
- なので体の様々な部分に痛みや症状が出やすい
- 側湾症だと施術直後は良くてもすぐに症状が戻りやすい
- 症状が戻りやすくてもセルフケアや施術を継続していくと状態は回復していく
- 回数や期間がかかっても自分がどういう事をすると回復するのかを理解するとセルフケアが有効になるので回復します
- 諦めずに一緒に頑張りましょう!
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スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
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様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
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