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今日は「胸郭出口症候群の症状が改善された1症例」について記事を書きました。
結果的にいうと病院で胸郭出口症候群と診断を受けた症状は改善されました。
あまり胸郭出口症候群という言葉も聞きなれていない方も多いと思いますが、結構病院で診断を受ける人は多いです。
胸郭出口症候群の症状ですが
- 肩こり
- 首や肩や腕にしびれやチクチクした感じ
- 刺されるような痛み
- 握力低下
- 指がうまく動かない
などが代表的な症状ですが、これ以外にも例外はいくらでもあると思います。
なので以外に今患っている症状自体が胸郭出口症候群じゃんと思う方もいらっしゃると思います。
今日は
- 胸郭出口症候群とは?
- 胸郭出口症候群の治療法(当院の施術法)
- 今回の患者さんの状態
- 施術の経過
- 今回のケースでの考察
について説明をしています。
同じような症状の方や、胸郭出口症候群でお悩みの方のご参考になれれば幸いです。
胸郭出口症候群とは?
胸郭出口症候群とは、首から出ている神経や血管がどこかしらで圧迫を受けて首や肩、腕、指先のどこかに痛みや痺れなどの症状を出す状態を言います。
原因
直接的な原因は痛みや症状に繋がる神経の部分を圧迫されている事で起きると言われています。
首の斜角筋という部分で神経や血管が圧迫されていたら斜角筋症候群とも呼ばれますし、肋骨と鎖骨の間で圧迫が起きていたら肋鎖症候群、小胸筋という場所で圧迫を受けていたら小胸筋症候群とも呼びます。
胸郭出口症候群は、神経や血管を圧迫されて起こる疾患なのです。
診断方法
胸郭出口症候群には明確な診断方法は無いのが現状です。(令和2年3月14日時点)
ただし、レントゲンやMRIなどを撮影して重大な疾患が隠れていないかを確認することは大切な事なので同じような症状を訴える場合や疑われる場合は病院で検査してもらいましょう。
鑑別診断が必要な症状は
- 手に力が入らない(握力低下)
- 手の感覚が無い
- 手の感覚が鈍い
この場合は脳に異常があるか無いかも確認した方が良いケースもあるので、不安な方は病院で検査しましょう。
病院で異常がないと診断されれば、病気などが原因で症状を引き起こしているのではなく、何かしらの影響で神経や血管が圧迫されて引き起こされているのだと考えられます。
整形外科でも整骨院でも共通して検査をする項目があります。それは整形外科的テストと呼ばれているテスト方法の中で以下の種類があります。
- ライトテスト
- エデンテスト
- ルーステスト
- アドソンテスト
この4種類が標準的に使われます。
整形外科的テストは筋骨角器系の問題で起きている症状がどこの部位が原因で症状が起きているかを判断するために使われるテスト法です。
詳しく説明していくととても長文になるのでまた別記事でアップしていきます。
胸郭出口症候群の治療法(当院の施術法
胸郭出口症候群の原因は神経と血管がどこかしらで圧迫を受けて症状が出ているという状態です。
病院での標準治療
なので、病院での標準治療でも
- 薬物療法
- リハビリ
- 手術
- ブロック注射
などがあります。
当院での施術法
当院の胸郭出口症候群と診断されている患者さんへの施術方法は
- 背骨・骨盤のズレを矯正する
- 圧迫していると考察される筋肉をほぐす
- 良い姿勢が楽に取れるように整えていく
この3つを主に施術しております。
当院の施術に関して詳しく以下の記事で説明をしていますので、ご興味があればご一読ください。
胸郭出口症候群の患者さんに対して何でこの3つが影響しているかは別の記事でアップしていきますので作成次第本記事でも紹介していきます。
今回の患者さんの状態
60代女性の患者さん。楽器を演奏する時や終わった後に左手のシビレが出る。思い物を持つ時に左手のシビレが出る。朝起きた時に腰も痛みが出る。
当院での所見
胸郭出口症候群の整形外科的テストでの各検査は問題なし。
当院で背骨のズレや筋肉の硬さ、姿勢の3つを確認しての所見は
- 頚椎のズレがある
- 股関節周囲の筋肉が硬い
- 巻き肩になっている
と3つとも悪い状態が確認されました。
また、以前に別の病気で胸周囲を手術したことがありました。
今回は病院で胸郭出口症候群と診断を受けて手術も勧められたそうですが、当院での見解である頚椎のズレ、股関節周囲の筋肉の硬さ、巻き肩が関与している可能性を説明してご納得頂き施術に入らせて頂きました。
施術の経過
初診時は上記の事が関与していると考察して、首から股関節の周囲に対して施術を行う。
来院時は手のシビレが出ていなかった為、各検査で問題があった頚椎のズレ、股関節周囲の筋肉の硬さ、巻き肩の部分を改善して終了。
2回目来院時は楽器を演奏した後にも左手のシビレはなし。特定の動作をした後にシビレが出るとのこと。
2回目の施術後、特定の動作を行ってもらってもシビレは出ず。
2回目終了時に、患者さん自身で出来るセルフケアを指導させて頂きました。(この方法は別記事にてアップしていきます)
3回目来院時には、シビレが出たときにセルフケアを行って頂くとシビレは改善するとの事で当院で検査した3つの所見もクリアしている状態でした。
今現在(令和2年3月時点)も来院して頂き、硬さがでやすい部分や日常生活で負担がかかる所をメンテナンスしております。
考察
今回の患者さんは左手にピンポイントにシビレが出ていて、病院でも手術を勧められていましたが、左手の痛みやシビレが出ているところだけが原因では無いことの方が結構多いです。
もちろん病院で検査をして異常があればそこを改善していくために手術という選択肢もありますが、神経や血管が主に原因で悪さをしている場合は
- 背骨・骨盤のズレ
- 筋肉の硬さ
- 姿勢
この3つの部分を改善していくことで神経と血管の圧迫が解放されて症状も快方に向かいます。
なので当院では整形外科的テストで客観的にどこが悪いかを確認して、背骨・骨盤のズレ、筋肉の硬さ、姿勢をチェックしてどこが悪さをしているか確認していきます。
今回のケースでは患者さん自身がセルフケアをしっかりと行って頂けたことが予想以上に回復が早かったものと考察されます。
日頃の積み重ねで胸郭出口症候群は出てきますし、再発もしますのでシビレや痛みが出ないように日頃からセルフケアを行って頂く事も重要であると考察されます。
皆さんも、日頃の体の使い方やくせ、悪い習慣などに気をつけて痛みや症状から早く解放されるようにしていきましょう!
まとめ
- 胸郭出口症候群は神経や血管を圧迫して引き起こされる
- 明確な診断方法はありませんが他に病気や疾患がないかを病院でしっかりと確認しましょう
- 病院でも整骨院でも整形外科的テストで筋骨角器系の問題がないか確認する
- 病院での胸郭出口症候群の治療法は薬物、手術、リハビリ、注射などがある
- 当院で背骨・骨盤のズレ、筋肉、姿勢に対して施術している
- 病院で手術が必要と言われても手術以外で改善できる方法はあります
- セルフケアもしっかりと行うことで回復が早くなるので2人3脚で頑張りましょう!
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船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
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(R2/2/28 更新)