いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は「ランナー膝(腸脛靱帯炎)とは?【概要と症状について】」記事を書きました。
緊急事態宣言が発令され、外出自粛要請でテレワークや自宅勤務の方が増えてきました。
当院の患者さんでも5割ぐらいの方がテレワークに切り替わっています。
自分は自宅から海神まで自転車通勤していますが、4月に入ってから通勤途中にウォーキングやランニングをしている人を10人弱見かけます。
それまでは通勤時間30分の間に1人いれば良い方だったので、ビックリしています。
ウォーキングやランニング自体は良いものなのですが、いきなり運動量が増えてしまうと膝を痛めたり、弊害が起きてしまいます。
なので今日は
- ランナー膝(腸脛靱帯炎)とは?
- ランナー膝(腸脛靱帯炎)の原因
- ランナー膝(腸脛靱帯炎)の症状
- ランナー膝(腸脛靱帯炎)の診断方法
- ランナー膝(腸脛靱帯炎)の治療方法
- ランナー膝(腸脛靱帯炎)の予防
- ランナー膝(腸脛靱帯炎)の対処法
について説明をしています。
本記事では、ランナー膝(腸脛靱帯炎)についての総論が分かるように説明をしていますので、自分がランナー膝(腸脛靱帯炎)なのかな?と思う方や、ランニングをして膝を痛めている方はご参考にしてください。
当院のランナー膝(腸脛靱帯炎)についての施術方法や理論についてはまた別記事にてアップさせて頂きます。
ランナー膝(腸脛靱帯炎)とは?
ランナー膝という名称なのでマラソンしている人に多いだけで、他のスポーツをしている人にも当然起きます。
特に走ることが多いスポーツに起きやすく、膝の外側の骨と靭帯に摩擦が起きて炎症が起きて発症すると定義されています。
ランナー膝(腸脛靱帯炎)の原因
ランナー膝(腸脛靱帯炎)の原因はシンプルに言うと使いすぎです。
ただし、そんなに走っていないのにランナー膝(腸脛靱帯炎)に陥る方もいらっしゃいます。
いわゆる使いすぎで無いのにランナー膝(腸脛靱帯炎)になってしまう人の原因は使いすぎ以外の要因が多くあると言うことです。
そのような人に見られる傾向が
- 筋肉が固い
- 関節の柔軟性が低い
- 靴が合っていない
- 体の使い方が悪い
- 足の骨格の位置が悪い
- 血流が悪い
- 筋力不足
です。
それぞれ更に詳しく説明していくと長文になりますので、これらがランナー膝(腸脛靱帯炎)にどう影響していくかは別記事にてアップしていきます。
ランナー膝(腸脛靱帯炎)の症状
これもシンプルに膝の外側に痛みが出ます。
もちろん使えば使うほど炎症が起きているので痛みが出現してきて、休憩すれば痛みは和らぎます。
痛みの度合いも人それぞれではあり、通常歩行でも痛みが出る人や、階段の昇り降りでも痛みが出るし、運動時でしか痛みが出ない場合もあります。
動き始めで痛みがあるけど、徐々に痛みが消失していくケースもありますが、これは動いていくことによって血流が良くなっていき痛みが消失しているパターンだと思います。
この場合も使いすぎたら流石に痛みが出現してきますのでご注意ください。
ランナー膝(腸脛靱帯炎)の診断方法
ランナー膝の診断方法は明確なものはありません。
レントゲンを撮っても、MRIを撮っても特徴的な所見がなく、主に徒手検査や整形外科的テストを用いて筋肉や関節などに問題がないかを確認していきます。
ランナー膝(腸脛靱帯炎)の治療方法
ランナー膝(腸脛靱帯炎)の治療法は病院と治療院では違いがあります。
それでも共通している部分は痛めている部分を安静にすると言う事です。
ランナー膝(腸脛靱帯炎)は靭帯部分に炎症が起きているとされているので運動などはしないように言われてます。
ただし注意しないといけないのは、何も動かずにただ家でじっとしていると逆に回復が遅れます、
普通に日常生活を過ごしながら運動は控えましょうと言う事です。
ここは病院も治療院も共通している部分です。
病院での治療法
基本は安静にして、病院では次のような治療が行われます。
- 痛み止め
- 注射
- 電気療法
- インソール
- ストレッチ
- リハビリ
これらが一般的に病院で行われる治療になります。
治療院などでの施術
整骨院や鍼灸院、整体院などでも行えることや制限があるので一概には言えませんが、以下のような事を施します。
- 電気療法
- 手技療法
- 温熱療法
- 冷罨法
- 骨格矯正
- ストレッチ
- 鍼灸
- トレーニング
病院では痛み止めや注射などでその場の痛みを軽減させるのにはスピードが早いです。
整骨院や治療院では、即座に痛みを取ると言うよりも炎症を抑え、固まってしまった筋肉や関節を徐々に回復させていく形になります。
整骨院や治療院によっては早期回復をさせるために、それぞれの院によってやり方や手法など違いはあると思いますが、どこも共通しているのが筋肉に対して、関節に対して、骨格に対してのアプローチになります。
当院でもスポーツ障害に特化したメニューがありますが、ここで説明をすると長文になるので後日別記事にてアップします。
ランナー膝(腸脛靱帯炎)を良くしていく経過を要約していくと、腸脛靭帯が炎症を起こしているので、まずは炎症を抑えるために安静。
炎症が起きている人は筋肉や関節がこわばったり固くなったりするので徐々に筋肉や関節を和らげていく。
最後に柔らかくなっていった筋肉や関節に対してストレッチや動きをつけて、回復を促す。
と言う経過をたどります。
ランナー膝(腸脛靱帯炎)の予防
ランナー膝(腸脛靱帯炎)になって治療をして良くなれば、再発はしないのか?と言うと再発します。
シンプルに一度良くなっても、また筋肉や関節が固くなったり、使いすぎたりすれば同じような問題が起きるからです。
なので、予防は重要です。
特にスポーツをしている方はまたランナー膝(腸脛靱帯炎)になってしまったら休まないといけないし、痛みを我慢しながらトレーニングしてもパフォーマンスレベルはアップしないし落ちます。
なので、一度良くなっても予防に励みましょう。
予防については以下の部分に着目して行います。
- 足の筋肉を緩める
- 足の柔軟性を高める
- 筋力を強化していく
この3点が予防に重要になってきます。
予防については様々なストレッチ法や筋トレ法がありますが、これも後日別記事にてアップしていきます。
ただし注意しないといけないのは、痛めた直後に筋力強化をしないで下さい。
まずは落ち着いて3日間は安静にして様子を見てから、判断して下さい。
ランナー膝(腸脛靱帯炎)の対処法
ランナー膝(腸脛靱帯炎)の対処法ですが、痛めてしまった所を安静に保つ、または補助するためにテーピングが有効とされています。
当院もランナー膝(腸脛靱帯炎)になってしまった方には施術の後でもテーピングを貼って患部の負担を和らげていきます。
ランナー膝(腸脛靱帯炎)のテーピングはこれも別記事にて画像や動画にてやり方をアップしていきます。
まとめ
- ランナー膝(腸脛靱帯炎)は使いすぎによるものと定義されている
- でも使いすぎたりしていない人でもランナー膝(腸脛靱帯炎)のような痛みがでる
- そういう方の特徴は主に筋肉が固い、関節の柔軟性が低い、血流が悪い、筋力低下がある
- ランナー膝(腸脛靱帯炎)の診断は確定するものがないが徒手検査や整形外科的テストを用いて判断していく
- ランナー膝(腸脛靱帯炎)の治療法も病院と整骨院などで違いはあるが、共通しているのが最初は安静にすること
- 安静の次は徐々に筋肉と関節を動かしていき柔らかくしていく
- 最後に動かしていきながら体を使って回復させていく
- 一度良くなっても再発するので予防は重要
- 痛くなってしまった場合はテーピングなどで対処するのがオススメ
- 当院の施術法や予防法、対処法などは別記事にてアップしていきます
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様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
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(R2/2/28 更新)