いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は患者さんから、整体で不眠は治りますか?との質問があったのでその回答をブログで説明していきます。
そちらの患者さん自身が元々不眠症で、当院には首肩の辛さを中心に施術をしていたのですが、元々あった不眠症も大分改善されてきたとの事で、今回質問をした、との事でした。
最近、不眠症などでお困りの方も昔より増加傾向にあるので、今回のブログで少しでも皆様の参考になれればと思います。
整体で不眠は治るのか?
結論から言います。
当院では自律神経調整を行っているので、施術を受けた日やしばらくは不眠が和らぎ、眠れる日が続くと思います。
しかし、不眠症も日常生活や仕事の過ごし方、または考え方や捉え方などが日々積み重なり交感神経が優位になってしまう事で、不眠症という状態に陥ってしまっています。
なので、当院でもお伝えしているのが、施術で改善していきますが少しでも日常生活や仕事の過ごし方etcを気をつけていく事が本当の改善に繫がります、とお伝えさせて頂いております。
例えると、虫歯は歯医者さんで良くなります。
しかし、虫歯を治しても甘いものばっかり食べたり、歯磨きをしないとまた虫歯になってしまいますよね?
身体というものは日々の過ごし方で変わっていきます。
なので、施術によって改善はするが、大事なのはいかに日常生活を気をつけていくかが重要だと言う事です。
不眠症に陥ってしまいやすい日常生活や仕事での過ごし方って?
不眠症に陥りやすい日常生活の過ごし方や、仕事での過ごし方があります。
それは
- 身体を動かすことが少ない
- 太陽を浴びることが少ない
- お風呂でゆっくり身体を温めることが少ない
- テレビ・パソコン・スマホ・ゲームを一日の大半使用している(総合的に)
- アルコール・タバコ・カフェイン・添加物などを多く摂取してしまっている
- 元々睡眠に入る時間が遅い
- 1日1日のリズムがバラバラ
- ストレスを溜め込んでいる事が一杯ある
- 産後の授乳による寝不足が続いてる
- 夜中、甘いものを摂取してしまっている
- 朝、起きる時間が遅い
- 寝る前にスマホをいじってしまう
と簡単にあげてもこのぐらいのものがあります。
おそらくここで考え方や物事の捉え方などが入るともっと沢山の項目になってしまうのでここでは割愛させて頂きます。
また、当院で来院されている不眠症だった患者さんのお体には悪い特徴があります。
- 骨のズレが著明
- 筋肉がガチガチに硬直している【特に首と腰(お腹)】
- 姿勢が悪く、姿勢を伸ばそうとしても充分に伸びていない
という特徴があります。
上記の不眠症に陥りやすい生活をしていて、更に身体が悪い特徴に当てはまってしまっている方は不眠症に陥りやすくなってしまっております。
日々の生活を自分はどういう過ごし方をしているかをチェックしてみると、身体に良いことをしている時間はほぼない事と思います。
身体は悪い事が積み重なると正直に反応が出ます。
逆に良い事が積み重なればこれも正直に反応が出ます。
夜は小食で、お風呂にゆっくりと浸かって早く寝る。
これは昔の過ごし方ですが、現代の方は早く寝ることがほとんど少なくなってきてしまっています。
しかし、身体にはこれが一番ベストの過ごし方なのですが、現代ではこの基本が出来ない状況になるが事実です。
つまり、ほとんどの方が不眠症に陥りやすい過ごし方をしてしまっているのです。
不眠症に陥ってしまうと、いざ早く寝ようと思っても中々寝付けなかったり、寝ても夜中一度目が覚めてしまったりと充分な睡眠が取れなくなっていきます。
そうなっていくと、身体は睡眠不足によりどんどん疲労が蓄積していき、骨のズレが著明になり筋肉がガチガチに固まり、姿勢が悪くなっていってしまうので、悪循環に陥ってしまいます。
そうすると、ご自身で不眠症を解消するまでに相当な時間がかかってしまったり、中々ご自身で解決することが困難になってしまうのです。
そこで、病院に行き、睡眠薬を処方されると思いますが、睡眠薬を使用すると中々手放せなくなってしまう状況になるので、そうなる前に対処が必要になっていきます。
不眠症のメカニズム
不眠症の方は身体にどのような変化が起きてなってしまっているのかを説明します。
勿論、ストレスも一つの要因になりますが、あくまでも一つの要因です。
ストレスが全て不眠症の原因とはいいきれません。
何故なら不眠症の患者さんに問診をしていくと、ストレスを感じていない方もいらっしゃるからです。
では、何故不眠症が起きてしまうか?と様々な観点から身体やその患者さん自身を観察していかなければいけません。
不眠症が起きる要因は以下の要素があります。
- 環境的要因
- 身体的要因
- 精神的要因
- 生活習慣的要因
に分けられます。
精神的要因は分かり易くいうとストレスという言葉に集約されますが、ストレスという言葉はとてもあいまいな表現でもあります。
それぞれにどのような要素があるかを説明します。
①環境的要因
これは、どのような仕事をしているか?または日常どのような状況にあるか?部屋の温度管理、寝具、パソコンやスマホなど外部環境の状況によるものを指します。
いわゆる、環境的要因は身体的要因の元となる仕事や日常生活の過ごし方と言えます。
身体的要因に負担を与えないような環境的要因の過ごし方が大事という事になります。
②身体的要因
これは分かり易くいうと、ご自身の体が健康な状態かどうか?です。
筋肉はガチガチに固まっていないか?背骨のズレは少ないか?姿勢は悪いまま固まってないか?などが代表的な身体的要因の要素になります。
私はここに不眠症になってしまうメカニズムがあると考察しています。
③精神的要因
これは、仕事や日常でイライラしたり、嫌な感情になる事が多かったり、悩み事が多かったりなどのスッキリしない事などがあげられます。
精神的要因があまりにも続いていくと身体的要因に影響を及ぼします。
④生活習慣的要因
アルコール・カフェイン・ニコチンの摂取や運動不足、普段の入眠時間や起床時間、食事時間や、添加物の摂取、栄養バランス、水の摂取不足など。
基本的に健康の基本と言える、3大養生の【運動・睡眠・食事】がベースなってます。
以上の4点が不眠症になってしまう要素になります。
これらが組み合わさって不眠症に陥りやすくなっていくのですが、とても大切なポイントがあります。
どの要因も身体的要因に繫がっていってしまう
それは環境的要因も、精神的要因も日常生活的要因も全て身体的要因に繫がっていくのです。
なので、どの組み合わせでも必ず身体的要因が不眠症に陥る要素に絡んできてしまうという事なのです。
環境的要因は仕事でパソコンを使うデスクワークの方なら、パソコンを使い続けているとブルーライトで目に負担がきます。
ブルーライトは視覚を通して刺激が入り、脳が興奮し易くなってしまいます。
興奮した脳は神経を介してその興奮を各筋肉や器官に信号を送ります。
そうすると交感神経が優位な状況に陥り、筋肉もガチガチに固まりやすくなっていきます。
筋肉がガチガチに固まっていくと、背骨のズレを誘引しやすくなり、更に交感神経を刺激してしまいます。
そうなると、いざ寝ようと思ってもリラックス出来ずに不眠症に陥りやすくなってしまうのです。
精神的要因から身体的要因に繫がるのも同様の事が言えます。
精神的要因で、感情が嫌だなとか不快な気持ちになっていくと脳がそれらの信号をキャッチして交感神経のスイッチを押します。
そうなると、先ほど延べたような現象が身体に発生し、身体的要因に繫がっていってしまいます。
生活習慣的要因も同様です。
アルコールは内臓を刺激してホルモン分泌をアップさせていくので、交感神経優位になり筋肉をガチガチに固めて背骨のズレを誘引して更に交感神経優位になってしまいます。
カフェインも脳を興奮させたり、内臓に負担をかけるので、交感神経優位になり、背骨のズレまで誘引させます。
つまり、環境的要因、精神的要因、生活習慣的要因で悪い事を続けてしまうと身体的要因に繫がってしまい、結果交感神経が優位な状態が続いてしまうので不眠症に陥りやすくなっていってしまうのです。
なので、環境的要因、精神的要因、生活習慣的要因を気をつけることは勿論ですが、身体的要因にまでご自身の体が影響を受けてしまうとご自身で解決する事が中々上手くいかなくなってしまうのです。
不眠症に整体が有効な理由
先ほどお伝えしたとおり、どの要因も身体的要因に繫がっていってしまいます。
ご自身で環境的要因、精神的要因、生活習慣的要因を気をつけているのにも関わらずに不眠症が良くならない場合は身体的要因にまで影響が出てしまっている可能性がとても高いです。
身体的要因にまで影響が出ていると身体に次の悪い特徴が現れます。
- 筋肉がガチガチに固まっている
- 背骨のズレが著明
- 姿勢が悪いまま固まって良い姿勢に伸ばすことが困難
という特徴が出ていると、交感神経優位のお体といいう事になります。
つまり、身体的要因を解消していかないと中々他の3つの要因をクリアしていても結果が出ないという事になります。
もちろん、身体的要因をクリアしても他の3つが全部ダメでは意味がありません。
しかし、多くの不眠症の患者さんは身体的要因まで影響が出ている事が多いのです。
冒頭のブログで整体だけでは不眠症は治らない、と伝えたとおり、整体だけでは治りません。
しかし、整体で身体的要因を解消していくことで不眠症が治りやすい身体に変えていくことは可能なのです。
実際に当院で施術を受けてる途中で眠くなり、寝てしまう患者さんはとても多いのですが
これは普段交感神経優位の状態が続いている為、施術を受けて交感神経優位が解消されていき、副交感神経が働き始めた結果です。
普段、皆さんはご自身のお体がどういう状態かを知ることは中々出来ないので、分かりづらいと思いますが
思った以上に現代では交感神経優位なお体の患者さんが多数いらっしゃいます。
これが、どれだけ医学が発展しても身体の不調を訴えている患者さんが減らない一つの要因なのです。
整体で、交感神経優位の状態から副交感神経が使える状態に施術していく事が不眠症の方に有効なのです。
注意事項
冒頭でお伝えしましたが、整体だけに依存してはいけません。
大事なのは、整体で不眠症が回復しやすい状態に持っていくと、ついつい環境的要因、精神的要因、日常生活的要因をサボってしまう方もいます。
そうすると、どんどん悪い習慣は積み重なり、身体的要因に影響を与えてしまいます。
大事なのは環境的、精神的、日常生活的要因をいかに見直して、身体的要因にまで影響を与えないように生活を心掛けることが大切です。
しつこいようですが、虫歯を治療しても、日常生活を気をつけなければいくらでも虫歯になります。
ここが原点なのです。
まとめ
- 不眠症は整体だけでは治りません。
- しかし、整体で不眠症の方に対してアプローチしていく事で不眠症が改善しやすいサポートは出来ます。
- 環境的・精神的・日常生活的要因をご自身で見直すことはとても大切です。
- 3つの要因をしっかりと行っているのに中々良くならないのは身体的要因にまで影響が出てしまっている可能性が高いです。
- 身体的要因を解消していくことで、不眠症を解消しやすくなります。
- それでも、注意してほしいのは、日頃のご自身の生活です。
【診療時間】
船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
海神駅前整骨院
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