重度な便秘で悩まれている子供や大人は最近増えている傾向にあります。
重度な便秘は週に3回未満の排便しか出ない方を指します。
子供でも大人でも増えている重度な便秘に対して今日は説明をしました。
便秘を放置すると腸内環境はどんどんと悪くなり、免疫力の低下や様々な体の不調に繋がりやすいので、重度な便秘に悩んでいる方に少しでも参考になれば幸いです。
便秘の方が近年では増えている
厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査」によると、成人の便秘症の有訴者率は男性4.0%、女性5.9%で、成人の約14%に上り、実に日本人7〜8人に1人が便秘の症状を持つと言われています。
特に注目すべきは、大人だけでなく子供にも増えているのが近年に増えてきております。
【1】小学生の便秘実態
https://www.sankei.com/economy/news/170619/prl1706190189-n1.html
小学生の6人に1人(16.6%)が便秘状態。小学生の3人に1人(37.3%)が便秘状態・便秘予備軍であることも判明。また、便秘の小学生のうち、47.2%は誰にも相談したことがないという結果に。
・国際的な便秘の定義であるROMEIII基準(*)に照らし合わせると、小学生のうち16.6%が便秘状態にあることが
明らかになりました。昨年の20.2%より3.7%減少しました。
また、便秘状態にはいたらないものの、20.7%の小学生が便秘予備軍であることが明らかになりました。
・便秘状態にある子どものうち47.2%と便秘予備軍の子どものうち48.1%が誰にも相談したことがないということがわかりました。また、66.7%は診療経験がないこともわかりました。
・また、便秘状態にある子どもの保護者のうち13.1%が便秘対策をしていないことがわかりました。
【2】学校における排便の実態
小学生の2人に1人(51.3%)が学校でうんちをしないと回答。
・学校での排便について、「ほとんどしない」「まったくしない」の合計は51.3%でした。また、学校でうんちを我慢した経験について「よくある」「ときどきある」の合計は56.4%でした。
・学校でうんちをしにくい理由の第一位は「友達に知られたくないから」で57.0%にものぼり、半数以上の小学生が人目を気にしている傾向です。更にその傾向は学年が上がるごとに強くなることがわかりました。
【3】小学生の食・生活習慣と便秘の関係性
便秘状態の子どもは、そうでない子どもに比べ、睡眠時間が短い・朝食を毎朝食べないなど、生活習慣に関する
割合が全て下回ることが明らかに。
・保護者から見た子どもの生活状況では、便秘状態にある子どもは便秘状態でない子どもに比べて、「睡眠時間」、「規則正しい食生活」など全ての項目において割合が下回りました。
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(*)ROMEIII基準とは 2006年に発表された慢性機能性便秘症の国際的診断基準。
なお、昨年の調査結果については下記のURLよりご確認いただきますよう、お願い申し上げます。
URL:https://www.toilet.or.jp/health/pdf/newsrelease160606.pdf
小学生でも6人に1人の割合で便秘になっているというデータがあるのです。
今後はおそらくこのデータよりも増えて行く傾向にあるのではないかと推測されています。
何故重度な便秘が増えているのか?
便秘になる理由は以下のことが考えられます。
食生活の乱れ
食生活では、食物繊維が不足し、肉類ばっかり食べていると便秘になりやすいです。
また、朝ごはんを食べていなかったり、お菓子ばっかり食べてたりすることでも起きやすいです。
運動不足
最近では子供が外で元気に遊ぶ姿を見なくなってきました。
運動不足に陥っている子が本当に増えています。
腸の蠕動運動は自律神経によってコントロールされているので、自分の意思で動かすことは出来ませんが、ゲームや勉強、テレビなどでずっと同じ姿勢をしているよりも、運動をして体を動かした方が、腸の蠕動運動の促進のお手伝いは出来ます。
近年子供の便秘が増えているのは、運動不足の子供が増えてきているからでは?という意見は非常に多いです。
睡眠不足
睡眠不足だと自律神経の働きが正常に作動しにくくなります。
消化器官の働きは自律神経がコントロールしています。
その自律神経の働きが十分に行いやすいように睡眠を十分に取ることは便秘に対してとても重要な事なのです。
水の摂取不足
これも非常に多い傾向にあると思います。
ここでは水分では無く、【水】を摂取する事がとても重要です。
便秘の方は腸内で便の水分が吸収されてどんどん出づらくなってしまう為、便がとても硬くなってしまいます。
電磁波の影響
電磁波の場合は長期的に体内に被曝や蓄積または混入すると過敏症でない方でも脳に悪影響を受け、氣が停滞し頭痛・肩こり・睡眠障害・神経過敏などの初期自覚症状から新型うつ病のような気分障害、頚性神経筋症候群(頚筋症候群)そして慢性疲労症候群・筋筋膜性疼痛症候群・線維筋痛症のような慢性疼痛かつ難病に移行しやすくなるのではないかと言われております。
つまり、電磁波を受け続けていると神経が興奮して様々な影響を出すと言われております。
この電磁波の影響で神経を興奮させてしまうとすれば、自律神経にも悪影響が及びます。
自律神経に悪影響が及ぶと内臓の働きも滞りやすくなり便秘になると言われております。
トイレを我慢している事が多い
子供でも大人でも多いと思いますが、トイレを我慢している事が多いと便秘になりやすくなってしまいます。
これは、正常な排便では、直腸に排泄物が来ると、脳に便意を伝えて、排便をします。
しかし、排便を我慢してしまう事が続くと、いざ排泄物が直腸に来ても脳に便意を伝えるのが出来なくなってきて便秘になりやすくなってしまいます。
精神的ストレスが多い
精神的ストレスが溜まると、自律神経がスムーズに働きにくくなってしまいます。
具体的に言うと、排便を促すのは副交感神経の働きが優位になって行うのですが、精神的ストレスがかかると交感神経が優位になるのです。
病気を患っている
これは消化器官に疾患を抱えている場合だと気質的に排泄物が通る道を阻害してしまう事で起きたり、腸の蠕動運動が低下する事が起きます。
これらの事が続いて行くと重度な便秘になると言われております。
食品添加物
しかし、近年便秘が増えてる傾向にある最も重要な理由として考えられているので、食品添加物などの影響力です。
食品添加物に含まれる化学物質は、自然界には存在しない物質なので消化しにくく、体内に蓄積していいくものもあって、腸内環境にも悪影響を与えてしまいます。
以前、日本人は年間で4kgもの添加物を摂取しているというデータが出て騒がれていた時期がありました。
この数字が正しいか正しくないかは別にしても、確かに、人類史上こんなに合成の化学物質を摂取している時代はありません。食品は、時間が経てば色が悪くなり、カビも生えますし、腐ります。
それを漂白剤や着色料で見た目をキレイにし、防カビ剤や防腐剤で、長期間保存できるようにするのが食品添加物です。
しかし、これらは私たちの体には、本来必要のないものです。
自然のものを摂取するのが理想ですが、現代ではほとんど不可能に近いと言われております。
食品添加物は腸内環境を悪くするだけではありません。
食品添加物を摂取し続けて行くと、脳と神経の伝達がスムーズに行かずに働きが悪くなります。
脳と神経の伝達がスムーズに行かなくなるという事は自律神経の乱れに繋がってしまいます。
自律神経の乱れが生じると、内臓の働きがスムーズに行かなくなるので、消化活動が弱まり、結果便秘に陥ってしまいやすくなるのです。
この食品添加物の影響が、近年重度な便秘を招いている重要な要因になっております。
薬に頼った方が良いのか?
では、重度な便秘に陥ってしまっている方には薬で対処した方が良いのか?
という質問があるのですが、当院ではこのように回答させて頂いております。
『当院でも便秘に対して、施術をしておりますが、すぐに解決するものでなく、時間をかけながら体を変えて行くので、すぐに便を出したいという方はお薬に頼った方が良いと思います』
と回答しております。
重度な便秘の方は自律神経の乱れが強く、1回の施術で自律神経の働きが正常になるものは少ないのでそう回答させて頂いております。
しかし、私の見解としては薬に頼らずに便秘に対して改善をしていった方が理想と考えております。
あくまでも患者さんの意向に沿って施術も行わせて頂いておりますが、便秘になるのは急になってしまったのでは無く、今までの何年間の積み重ねで便秘になってしまうので、薬でその場が良くなってもまた、生活習慣やご自身の体を変えて行かない限りはまた同じことを繰り返してしまうのです。
なので、私が思う重度な便秘の治し方は
- 食生活を見直す
- 睡眠時間を見直す
- 適度な運動をする
- 水をこまめに摂取する
- トイレは我慢せずにすぐに行く
- ストレスを溜め込まずに息抜きをする
- 食品添加物の少ない食品を摂取する
などの対策をしっかりと行った方が重度な便秘のみならずに、体全般的に良いので薬に頼る前にご自身で頑張って欲しいと思っております。
その上で、当院でも施術によってサポートして行くことでより重度な便秘の方に対してアプローチがスムーズに行えるのです。
自分で出来る便秘対策
では、自分で行うとするならば、具体的にどのように対策をしていけば良いのかを説明します。
食生活
食生活では、一番の理想は食品添加物の摂取を控えることです。
食品添加物が多く含まれていると言われているのが
- コンビニ弁当、おにぎり、カット野菜、食パン
- ハンバーガー
- インスタントラーメン
- ハム、ベーコン、ソーセージ
- お菓子
- ジュース
などを極力取らないようにした方が良いです。
基本的に外食なども食品添加物などを大量に使用しておりますので極力控えた方が良いでしょう。
細かく記載されているのがこちらのサイトにあるのでご参考までに見てください。
また、便秘に良いと言われている食べ物もこちらのサイトをご参考にしてください。
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyou-shippei/hint-benpi.html
運動
運動は自律神経の働きにも関与して行くので、とても大事な要素になります。
しかし、激しい運動などをしなくても良く、一番大切なのは継続して行えるかどうかです。
継続する上で、私がオススメするのはウォーキングです。
厚着をして汗をかきやすい状態にセットしてウォーキングを一日30分行ってください。
汗をかくことで、デトックス効果もあるので腸内環境、自律神経を整えるのに大切な要素になります。
睡眠
睡眠は、理想は一日8時間とされていますが、中々そんな十分に時間を取れないという方が多いと思います。
しかし、それでも、極力早く寝れる時は寝てしまった方が重度な便秘の方には必要です。
中々8時間寝れないという方でも、いつもより早く寝ることを心がけてください。
電磁波
電磁波は、携帯やテレビ、家電全般に言えるのですが、特に携帯電話・スマホなどを寝る前にずっといじっていたり、ゲームを長時間行なっていたりしないようにしてください。
また、寝るときに枕元にスマホなどを置いておくと電磁波の影響を受けます。
最低でも、寝る時は2メートル以上離して寝てください。
以上の事をしっかりと行なって見て改善を試みてください。
それでも便秘が改善しないという方もいらっしゃいます。
そのような方は以下の理由が考えられます。
自分で便秘対策をしっかり行ったが改善しない方の理由
自分で出来る便秘対策をしっかりと行なったのに、改善されない方には特徴や理由があります。
重度な便秘の方であればあるほど体には以下のような特徴があります。
骨のズレが著名
骨のズレが著名だと、自律神経の乱れが生じ、スムーズに働かなくなります。
重度な便秘の方であれば、頚椎・胸椎・腰椎・仙骨・骨盤という骨のズレが著名にあります。
特に胸椎・腰椎・仙骨には交感神経と副交感神経が主に関与します。
自律神経とは交感神経と副交感神経の2つに分かれていますので、この2つの神経の働きをスムーズに働かせるためにも、骨のズレは解消しなければなりません。
お腹の張りや固さが著名
お腹が張っていたり固くなっている状態ということは、ご自身でリラックスしている状態と思っていても常に神経が興奮している状態と言えます。
神経が興奮している状態は交感神経が常に優位になってしまっている状態です。
交感神経が優位だと、便秘になりやすいので、お腹が張っていたり、固くなっている方はしっかりとお腹を柔らかい状態にしなくてはいけません。
首がガチガチに硬い
首がガチガチに硬い方は副交感神経を上手く使えない状態になっています。
逆をいえば、交感神経が優位になってしまっている為にガチガチに固くなってしまっています。
また排便をする仕組みとして、排便物が直腸に到達すると、大脳に排便をしてくれと信号を送って大脳から腸に対して排便の命令を送るのですが、首がガチガチに固いとその命令がスムーズに伝達しにくくなります・
また腸脳相関という言葉があるのですが
腸は「第二の脳」とも呼ばれる独自の神経ネットワークを持っており、脳からの指令が無くても独立して活動することが出来ます。脳腸相関とは、生物にとって重要な器官である脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼしあうことを示す言葉です。例えば多くの動物では、ストレスを感じるとお腹が痛くなり、便意をもよおします。これは脳が自律神経を介して、腸にストレスの刺激を伝えるからです。逆に、腸に病原菌が感染すると、脳で不安感が増すとの報告があります。また脳で感じる食欲にも、消化管から放出されるホルモンが関与することが示されています。これらは、腸の状態が脳の機能にも影響を及ぼすことを意味しています。このように密接に関連している脳と腸ですが、最近では、病原菌だけでなく腸内に常在する細菌も脳の機能に影響を及ぼす、という研究が注目を集めており、「脳-腸-微生物相関」という言葉も提唱されています。
https://institute.yakult.co.jp/dictionary/word_3611.php
なので、首がガチガチに固いとこの腸脳相関が上手く働かずに便秘に陥りやすくなってしまうのです。
これらの特徴がある方が自分で対策をしっかりと行なったのに改善しない大きな理由になります。
海神駅前整骨院での便秘に対してのアプローチ
当院では先ほど説明をした
- 骨のズレ
- お腹の張り、固さ
- 首の緊張
の3つにアプローチしていきます。
骨のズレに対してのアプローチ
当院では骨のズレを矯正していく方法としてモルフォセラピーという手法を用いて行なっております。
骨のズレを矯正するのに、皆さんは骨をボキボキしたりする矯正をイメージされると思いますが、モルフォセラピーではわずか1kgの力しか使いません。
骨盤の矯正の方法ですが、以下のような手法になります。
モルフォセラピーでは、力を必要としていないので子供から高齢者まで幅広く便秘に対しても施術を行うことが出来ます。
モルフォセラピーについては以下をご参照ください。
お腹の張り、固さに対してのアプローチ
お腹の張りや固さを調べるのに、仰向けで寝ている状態から軽く下に向かって圧をかけます。
その際に、下に簡単に沈むようなお腹の張り具合であれば良いのですが、お腹の張りや固さが強いと下に簡単に沈まずに跳ね返すような状態だと交感神経が優位になっているので便秘になりやすいです。
当院では、仰向けでお腹の張りや固さを優しく撫でながら柔らかくしていきます。
首の緊張に対してのアプローチ
首の筋肉の緊張は交感神経が優位になってしまっているために起こってしまうので、ソフトに緊張を緩めるように施術していきます。
上記3点をしっかりと施術して良い状態にしていくことで、自律神経の働きをスムーズにしていき、便秘に対してアプローチをしていきます。
重度な便秘の方であればあるほど、上記3点が悪い状態にあるので、自分でセルフケアをしっかりと行なったのに改善しない方は一度ご相談してください。
ただし、自分自身で何にもセルフケアや対策をしっかりとしないという方は中々お力になれない事もございます。
一番大切なのは、生活習慣などの見直しが基礎となります。
なので、生活習慣などのアドバイスも含め、当院では重度な便秘の方に対応させて頂いておりますので、分からないことなどもお気軽にご相談ください。
まとめ
- 近年便秘の方は増えており、7人〜8人に1人が便秘になっている
- 小学生も6人に1人が便秘と言われている
- 近年便秘が増えている要因は様々だが、食品添加物の影響が強い
- 自分で行う便秘対策は基本的に3大養生をしっかりと見直す
- 自分で便秘対策を行っても改善しない方は、骨のズレ・お腹の張り・首に緊張の3点が悪くなっている
【診療時間】
船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
海神駅前整骨院
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