アトピー性皮膚炎の患者さんの1症例【まぶたが3重になってしまった】

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は「アトピー性皮膚炎の患者さんの1症例【まぶたが3重になってしまった】」について記事を書きました。

今回の患者さんは元々首と肩の不調で来院されていた方で、当院でアトピー性皮膚炎に対して施術をしている訳ではありません。

アトピー性皮膚炎自体は漢方の先生に昔から処方してもらってアトピー性皮膚炎をコントロールしている状態でした。

当院に来院して首と肩の不調は良くなっていき、新型コロナで緊急事態宣言が出たのでしばらく当院をお休みするとの事で間を空けることになり、緊急事態宣言が解除されてから来院された時にアトピー性皮膚炎が悪化している状態でした。

首と肩の不調も合わせて強くなっていたので首と肩の不調を治すべく施術をして行くとアトピー性皮膚炎自体が解消されていったケースでした。

自分もまだまだアトピー性皮膚炎自体の知識は深いものでは無いのですが、私が参加している統合医療学会にてアトピー専門で整体や鍼灸をしている先生の話や、当院で行なっている背骨のズレを矯正するモルフォセラピーでもアトピー性皮膚炎に対しての症例を聞いていたので驚きはしなかったものの、アトピー性皮膚炎で悩んでいる方はとても大変な思いをされているのだと今回の症例を通じて感じたので、少しでも似たような症状をお持ちの方の参考になればと思い記事を書きました。

今回の記事では

  • アトピー性皮膚炎とは? 
  • 今回のアトピー性皮膚炎が額と瞼に出ている患者さんの状態 
  • 今回のアトピー性皮膚炎が額と瞼に出ている患者さんの所見 
  • 施術の経過 
  • 今回のアトピー性皮膚炎が額と瞼に出ている患者さんの考察

について説明をしています。

アトピー性皮膚炎で悩まれている方や同じようにアトピー性皮膚炎で額や瞼に出ている方のご参考になれれば幸いです。

また、この症例シリーズは自分たちの症例を記事にする事で治療の研究や復習、知識の整理などをしています。

なので患者さんを特定できるような個人情報は一切載せませんが、症例記事を見ていて患者さんが自分自身の事だろうなと思うことはあると思いますので患者さん自身も、自分自身の症状がこういった事が原因で痛みを引き起こしているんだと確認する場としてもご参照下さいね。

アトピーとは?

アトピー性皮膚炎に関しては漠然としてイメージを持っている方も多いと思いますが、物凄く詳しく説明されているのが、アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018に書いてありますので以下の記事をご参照下さい。

ただ、上の記事を全部読んで全部を理解するのには時間がかかるので本記事では要約して説明をしますね。

アトピー性皮膚炎は

  • 増悪と軽快を繰り返す瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患 
  • 「ア トピー素因」を持つ 
  • 左右対称性の分布を示す湿疹性の疾患 
  • 乳児期から発症し小児期に寛解するケースもある 
  • 寛解することなく再発を繰り返すケースもある 
  • 症状が成人まで持続する

という様な特徴を持ちます。

ここでアトピー素因というのがポイントになってくるのですが、アトピー素因というものは

  • 家族歴・既往歴(気管支喘息,アレルギー性鼻炎, 結膜炎,アトピー性皮膚炎のうちいずれか,あるいは 複数の疾患) 
  • IgE 抗体を産生しやすい 

というのがアトピー素因と言われています。

小児期のアトピー性皮膚炎は成人になるにつれて良くなっていくケースもあれば、成人になっても良くならないケース、大人になってから発症するケースなど様々です。

今回の患者さんは小児期から今現在に至るまでずっとアトピー性皮膚炎を患っている患者さんでした。

アトピーに関しては様々な文献や資料、論文などがございますが、統合医療学会で一緒に論文を発表した先生がアトピー専門でも整体をしているのでアトピーについて更に詳しく知りたいという方はホームページとYouTubeをご参照ください。

とても分かりやすく説明されていて、とても知識も深くいつも自分も学ばせて頂いている先生なので動画などでもご質問をするとその質問に対しても動画を作成してくれますのでお気軽にご相談もしてみて下さい。

今回のアトピー性皮膚炎が額と瞼に出ている患者さんの状態

今回の患者さんは40代女性。

当院に来院されている目的は

  • 首が詰まって息苦しく夜中に眠れなくなる 
  • 首を動かすと痛みが出る 
  • 首を動かす範囲が狭い 

という症状が主訴でした。

アトピー自体は首と肘窩部に反応が強くあり、酷くなってくると額や瞼に反応が広がってくるといった状態でした。

アトピー自体は漢方に3ヶ月に1回通院して見てもらっていて漢方薬を服用している。

その他に花粉症もあり、花粉症の時期はアトピーも強く反応する。

当院に通院していて首の症状は落ち着いてきており、詰まっている感じが抜けて夜も通常通り寝付ける様になり、首を動かす時の痛みも落ち着き、動かせる範囲がまだ狭い状態でしたがそのタイミングで新型コロナで緊急事態宣言は発令されて3月末から施術をお休みしていました。

6月に緊急事態宣言が解除された後にまた来院をして頂いたのですが、その時にアトピー性皮膚炎自体は悪化していて、額にまで広がり瞼が通常は二重なのが皮膚がこわばって三重になってしまっていました。

首の症状自体も初診時には戻っていないものの首の動きが悪くなっていて、首周辺のアトピー反応も強くあり、動かす時の痛みもありました。

今回のアトピー性皮膚炎が額と瞼に出ている患者さんの所見

当院では様々な症状の患者さんが来院されますが、体のチェック項目は全身をチェックしていきます。特に腰と骨盤の動き、姿勢に関してはどの症状でも共通して確認していきます。

当院の体のチェック方法に関して知りたい方は以下の記事をご確認くださいね。

今回のアトピー性皮膚炎が額と瞼に出ている患者さんの体の状態は以下の状態でした。(以下の写真はスタッフの模範動作の写真で患者さんではありません)

1 頚椎のズレが著名

なぜ、首を後ろに倒すと痛いのか?【原因と対策方法について】

2 姿勢が楽に伸ばせない

3 肩関節の柔軟性が低い

という3つが悪い状態でした。

アトピー自体が起きる要因自体は以下の特徴があると言われており

  • 筋肉の緊張 
  • 神経の緊張 
  • 皮膚のつっぱり 
  • 血流のうっ血

これがあると起こりやすくなると言われてます。

なので頚椎のズレがあると神経と血管に影響を与えて緊張を生み出しやすくなる。

姿勢が楽に伸ばせないということは全体の筋肉が緊張して皮膚や筋肉に余裕が無い状態で血流も流れにくい。

肩関節の柔軟性が低いことで首肩の筋肉や関節が十分に動かないことで血流や神経の流れが悪くなり皮膚やうっ血が起きやすいと思いました。

今回の患者さん自身も以前通院していた時はアトピー自体が悪化することが無かったので施術に何か効果があるのでは無いか?と感じていたそうです。

上記3点を解消していくことで首の症状も緩和してアトピー自体も少しでも良くなればと思い施術に入らせて頂きました。

施術の経過

6月初旬から施術を開始してペースは週に3回の計12回行わせて頂きました。(今現在もメンテナンスで通院していますがアトピーが落ち着くまでの回数です)

1回目〜2回目:1回目の後に反動が出て強い眠気に襲われて体全体がぐったりしたとの事。アトピー自体は額のアトピーが落ち着いてきて瞼も右目が三重→通常の二重になる。左目は三重のまま。首自体の調子も良く動かせる範囲が広がる。痛みはまだ残存。

3回目〜5回目:段々と左目が開きやすくなってきて回復傾向に入っていたのですが、休日に一人暮らししている息子さんのところに行き部屋の掃除をしているとアトピー反応が強く出て瞼は三重に。その日は漢方も飲み忘れたらしく反応も強く出たのか?

6回目:その日も調子は悪く、布団を干していたらその日の夜に反応が強く出る。

7回目〜8回目:親戚に不幸がありとてもバタバタしていた。アトピーだけでなく首の調子も悪く全身疲労が著名な状態でした。

9回目〜10回目:日常生活も落ち着いてきて、全身疲労も抜けて首の調子も回復、右目も左目も三重から二重に回復。首回りのアトピー反応も少なくなっている。この時の患者さんの体の所見は頚椎のズレは100点中60点、姿勢も60点、肩関節は90点という感じでした。

11回目:首、アトピーの調子は本人曰く好調。

12回目:首やアトピーは本人曰く好調で、頚椎のズレと姿勢も70点ぐらいまで回復。これなら間を空けても大丈夫だろうと考察して週1回のメンテナンスに入りましょうという事で今現在に至ります。(2020年7月時点)

今回のアトピー性皮膚炎が額と瞼に出ている患者さんの考察

今回は元々首の不調の改善を目的に通院していた患者さんで、アトピー性皮膚炎に関してはそこをメインに施術していた感じではありませんでした。

患者さん自身が通院していた時はアトピーが落ち着いていた方だと感じ、今回新型コロナで期間が空いてアトピー性皮膚炎が悪化した事で当院でも首の不調をメインにまた経過を見て行きましょうという事で施術をさせて頂きました。

すると、首の不調の経過が良い反応になってくるとアトピー反応も落ち着いてきて結果的に良い反応が出るようになりました。

自分が統合医療学会でアトピーについて論文を出されている阿部先生の話しを知らなかったら今回の結果も良くわからなかった状態でしたが、阿部先生の話や論文などを聞いて整体でもアプローチできる事があるのだと体感をしました。

もちろん当院ではアトピーに対しての整体はやっていません。

でも今回の結果から考察をしていくと人間の持っている自然回復力を高めていくことは様々な結果に繋がるのだと学ばせて頂きました。

アトピー性皮膚炎の患者さんには筋肉の緊張、神経の緊張、皮膚のつっぱり、血流などをチェックしながら、同じような症状の方がいれば少しでもお力になれるように日々学び鍛錬していきます。

まとめ

アトピー性皮膚炎に関してはまだまだ自分自身勉強不足です。でも今回の症例をきっかけに自分自身も日々学んで行き少しでも同じようなアトピー性皮膚炎の患者さんに対してお力になれればと思います。

アトピー性皮膚炎でお悩みの方は統合医療学会でご一緒させて頂いた阿部先生のHPやYouTubeで様々な情報が載っていますので以下のサイトも是非ご覧いただいてアトピーに対して対処していけるようにご参照下さい!

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船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、

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(R2/5/29 更新)