当院では、多くの他の院と違い、ただ単に痛い所をマッサージをしたり電気をかけたりする事は致しません。
何故痛みや症状が出ているのか、どこが原因なのか、お身体のどこが崩れているのかをしっかりとチェックして、施術をさせて頂きます。
様々な勉強をして辿り着いた施術を提供しております。
お身体の様々な不調の問題は大きく3つに分けて考えております。
以下の3つに対してアプローチしていきます。
1 骨のズレによる影響
骨がズレている状態だと、血管・神経を圧迫してしまいます。
血管・神経は背骨から出て、それぞれ筋肉や内臓、皮膚、脳などに繋がっていき、栄養を運んだり、体を動かす指令を送って動かしたり、内臓を正常に働かせようとコントロールしたり、痛みを感じる為にセンサーになったりと様々な働きをする、いわば中枢部分と言えます。
骨のズレによって血管・神経が圧迫されると、それぞれの働きが悪くなってしまい、体に様々な影響を及ぼします。
骨のズレが進んでいくと、血管・神経の圧迫が強くなり筋肉の働きを弱め動きを制限したり、筋肉の出力が弱くなっていきます。
骨のズレはご自身で自覚される事はまずありません(たまに敏感な方は感じ取る事が出来る)、無自覚で骨のズレが進行していくので、骨のズレが著名になった時に筋肉が硬直しすぎて症状を発生した時に初めて異常を感じ取る事が出来ます。
2 姿勢(解剖学的肢位)の崩れによる影響
解剖学的肢位とは、頭から手の指先、足の指先までの全身の骨格が本来あるべき正しい位置にある、理想的な立位姿勢という事なのですが
骨格が正しい位置で理想的な状態だと、身体を骨格で楽に支えられるようになり、筋肉の負担は少なくなります。
しかし、骨格が正しい位置では無い状態だと、骨格で支える事が楽に出来なくなり、筋肉で頑張って身体を支えようと無意識の内に過剰な負担を与えてしまいます。
姿勢が悪い事を自覚されている方は非常に多くなってきましたが、筋肉に与える影響は無自覚で徐々に進行していきますので、症状が出ていない段階から筋肉に負担を与え続けて、筋肉が限界を迎えた時に症状として発生してしまいます。
3 筋肉の硬結(硬さ)・筋膜の癒着による影響
骨のズレと姿勢の崩れの影響により、筋肉は硬直してしまいます。
筋肉が硬くなると関節の動きが悪くなっていきます。
関節の動きが悪くなっていくと、関節の周りの組織や筋膜と言われる筋肉を覆っている膜が周りの組織と癒着をして関節も固めてしまいます。
そうなっていくと、少し動かすことも痛みが強く、ぎっくり腰や寝違えのような激痛を伴う状態に陥ってしまいます。
更に筋肉が硬直したり、筋膜の癒着が著名な状態でよく起きる事が、マッサージ屋さんに行ってどれだけ強く押しても、患者さんは「もっと強く、全然感じない」という状態になっています。
この状態は非常に危険な状態なのです。
この状態は、筋肉が硬直しすぎて、本来感じるはずの知覚神経が麻痺している事を表してしまっています。
当院ではこのような筋肉が硬直している患者さんに強く押したり、刺激を無理に加えたりせず、解剖学に基づいた理論で施術をしていきます。
筋肉の硬直を取り切る為にも、骨のズレの矯正、姿勢の矯正を行い、無理に筋肉を押すのではなく、無理なく筋肉の硬直を取り除いて症状を改善していきます。
上記3つが崩れている事で起きる影響とは
上記3つの内1つでも崩れていると症状を感じ始めます。
しかし1つだけでなく、2つ、3つと進行していく事で症状が重症化したり、施術をしても中々お身体が変化しにくい状態になっていきます。
最近筋膜リリースという言葉が良く耳にする事が増えてきましたが、これは骨のズレや姿勢の崩れが進んで行った結果、筋肉が硬直し、更に筋膜が癒着していくので、ただ筋膜をリリースすれば良いというものではありません。
筋膜が癒着してしまう原因を解除してあげないと症状はすぐにぶり返してしまいます。
自然回復力を高めていく事の大切さ
筋肉を緩めるだけでは、自然回復力は上がっていきません。
筋肉や筋膜が悪くなるのは、骨のズレと姿勢の崩れからくるからです。
骨のズレと、姿勢の崩れを解消していく事で、神経・血液の流れが良くなっていき、姿勢が理想的なポジションに近づき、筋肉に負担が軽減していって初めて自然回復力が機能していきます。
自然回復力が高い状態だと、患者さんが寝ている間に身体を修復してくれるので
症状や辛さが抜けやすくなっていきます。
寝て起きて、朝だけ症状や辛さがある方は要注意、身体は黄色信号と言える状態なので注意して下さい。
痛みの出にくい身体作り
骨のズレと姿勢の崩れを解消し、筋肉の硬さや筋膜の癒着を緩和させていくと
失われていた筋肉の柔軟性と、関節の可動域(動かせる範囲)が回復します。
怪我の予防も勿論出来ますが、痛みが出てしまうのは筋肉の硬さと筋膜の癒着なので
痛みが出にくい、戻りづらい状態になっていきます。
このような状態になったら、当院では1ヶ月に1回のメンテナンスで十分と言える状態になります。