いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は眼精疲労が回復した患者さんの1症例の記事を書きました。
この記事を書いたのも、眼精疲労がメインで施術をしている訳では無いのですが、首肩こりや、頭痛、めまいなどの自律神経症状をお持ちの方に対して施術をして行くと
- ぼやけていた視界がクリアになった
- 目がスッキリして軽い感じがする
- 視界が広がって見えやすい
- 視力が0.3から0.7になって運転免許証で眼鏡必要なしとなりました
などと患者さんからの反応が多く、眼精疲労や目の問題などを持っている方が多いことから記事を書きました。
今の時代は目を酷使する事が多くなっている外部環境の問題もありますが、それ以外にもご自身の体の環境や状態が良く無い事からも目に負担を無意識的にかけてしまっております。
今回の記事の患者さんも長年の首肩こり、めまい、吐き気などを抱えている方でした。
今日は、眼精疲労をお持ちの方、首肩こりを抱えている方のご参考になれれば幸いです。
眼精疲労とは?
以前の記事にて目の疲れが何故改善しないのか?を書いていますのでご参照ください。
目の疲れが何故改善しないのか?【原因と対策】
眼精疲労とは、単なる疲れ目とは違います。
目の疲れであれば、睡眠をしっかりと取ったり、目を休ませてあげれば回復するのですが、眼精疲労の状態になっていると睡眠や目を休ませてあげても回復しない状態に陥っています。
眼精疲労の主な症状としては
- 目の痛み
- 目のかすみ
- まぶしく感じる
- 充血
- 頭痛
- 首肩こり
- 吐き気
- めまい
などがあり、これらの症状が睡眠を取っても中々改善しないような状態の時に眼精疲労という状態になってしまっています。
眼精疲労の主な原因とは?(西洋医学的観点)
目の病気がある
近視・乱視・老眼
近視・乱視・老眼が進むと目の周りの筋肉の緊張が発生しやすくなります。
それらの結果、目が疲れ、首筋や肩が凝ったりします。
また、メガネやコンタクトが合っていないと更に目の周りの筋肉の緊張を生み出しやすくなってしまいますので、メガネやコンタクトを合わせるのも大切になります。
ドライアイ
目の表面が乾燥する状態で、目を酷使したり、コンタクトレンズを使っている人に多いです。
緑内障
網膜の視神経が障害されて視野が狭くなる病気です。
治療せずにいると、失明することもあります。
緑内障の患者さんは眼圧が高いときには頭痛が起きやすくなります。
白内障やその手術の影響
白内障は水晶体が濁る病気です。
視力が低下したり、まぶしさを感じ、眼精疲労の原因となります。
白内障は手術で治せますが、手術後に少し見え方が変わるので、それが眼精疲労を起こすこともあります。
斜視・斜位
両目の視線が一致せずに左右別々の方角を向いてしまうことを斜視といい、眼精疲労の原因になります。
斜位とは、物を見るときには視線が一致するものの、真っ暗な所や目を閉じたときなどに、左右の眼が別々の方角を向いていることです。
左右の視線を合わせる時に緊張しやすくなるので、眼精疲労が起きます。
眼瞼下垂
まぶたが垂れ下がってくる病気です。
まぶたが下がるので、上のほうが見えにくくなり、物を見るときに頭を後ろへ反らすなどしなければならず、眼精疲労の原因になります。
からだの病気が目に現れている
かぜやインフルエンザ、自律神経失調症、虫歯や歯周病、耳や鼻の病気などで眼精疲労になることもあります。
目の使いすぎ
あたり前のことですが、目は使えば使うほど疲れます。社会の情報化が加速度的に進み、目を使う環境’視環境’は、ますます過酷になるばかりです。近年では、シックハウス症候群(住居の建材に含まれる化学物質などの影響による体調不良)と眼精疲労の関係も指摘されています。
精神的ストレスの影響
ストレスが強くなると、その影響は、不安感が異常に強まる、イライラして落ち着かない、眠れないといった精神的なことに現れる一方で、からだに対しても、高血圧、血行不良、胃潰瘍といった多様な病気を引き起こします。その一つとして、眼精疲労が起こることがあります。
原因が重なっていくと眼精疲労になる
西洋医学的には眼精疲労は四つの原因があります。
一つだけしか該当しないときは、目の疲労が起きてもすぐに回復します。
しかし、目の疲労が重なっていくと眼精疲労に繋がってしまいます。
眼精疲労や目の疲れが起きるのは何故?
西洋医学的には4つの原因があると説明をしました。
でも、なぜ目の疲れや眼精疲労になってしまうのかを説明します。
目の病気や体の病気は別ですが、眼精疲労、目の疲れは、目の周りの筋肉の緊張が引き起こしてしまいます。
目の周りの筋肉の緊張があると、血行不良を起こしていますので、この緊張状態が続くと眼精疲労に繋がってしまいます。
しかし、目の周りの筋肉の緊張は、睡眠をとれば回復していくものですが、睡眠をしっかり取れなかったり、体全体の疲れがあって硬くなっている場合や、首肩の筋肉が固まっている場合などがある時は睡眠を取っても中々回復しません。
日頃の疲労をいかに抜いていくかが鍵になっていくのですが、日常生活や仕事の環境が整っていない場合は負の循環が陥り眼精疲労にまで繋がってしまうのです。
要約をすると
目の周りの筋肉が緊張状態に陥る
↓
血行不良状態になる
↓
睡眠をしっかり取ったり、疲労を溜め込まないように対策をしなかった場合
↓
負の循環に陥り眼精疲労に繋がる
となってしまうのです。
眼精疲労と頚椎のズレの関係性
先ほど目の周りの筋肉の緊張が眼精疲労に繋がるとお伝えしましたが、何故目の周りの筋肉が緊張状態に陥ってしまうのか?
目の周りの筋肉を調整しているのは神経です。
目の周りの筋肉を調整している神経が出ている大元は頚椎です。
この神経は自律神経の副交感神経の働きによって影響を受けております。
自律神経というのは、自分の意思で動かしたりすることが出来ません。
本来は、起きている時には交感神経が働き、寝ている時に副交感神経が働くのですが、この自律神経の働きがスムーズにいかないと目の疲れや眼精疲労に繋がりやすくなります。
自律神経が上手く働かないのには原因があります。
ストレスや、環境の変化、食生活や運動環境、睡眠環境などの理由は様々ありますが、共通して言えることは頚椎のズレが原因としてあります。
頚椎のズレが発生している状態だと神経(画像の黄色い部分)と血管(画像の赤い部分)を圧迫してしまい、神経の働きがスムーズにいかなくなってしまいます。
そうなると、首肩の筋肉も緊張しやすくなりますし、寝ていても副交感神経がスムーズに働かなくなるので、目の疲れも抜けにくくなってしまいます。
頚椎のズレがあると目の周りの筋肉だけでなく、首肩の筋肉の緊張も生み出してしまうので厄介なのです。
眼精疲労と頚椎のズレの関係性を要約すると
頚椎のズレがある
↓
首肩の筋肉が緊張する
↓
目の周りの筋肉が緊張する
↓
血行不良が起きる
↓
睡眠を取れば回復するが、頚椎のズレがある為、副交感神経がスムーズに働かない為に十分な休息が出来ずに疲労が蓄積する
↓
眼精疲労に陥る
という流れに陥ってしまいます。
頚椎のズレがある事で、睡眠の質も落ちてしまいますので、十分な休息を取っているつもりでも取れていないので、厄介なのです。
ご自身で、様々な対策をしていても中々眼精疲労が取れないのは、頚椎のズレが関与していることは意外でなく実に多い事なのです。
今回の患者さんの状態
50代女性、専業主婦の患者さんです。
症状としては
- 20年以上前からずっと首肩が辛い
- 最近、めまい、吐き気がしてきた
という症状がメインで来院されていたのですが、メインの症状が3ヶ月で良くなると次のような状態も相談頂きました。
- 視界が狭くなり、煙たい感じがする
- 疲れが溜まると嗅覚や味覚が鈍くなる
という相談があり、施術を続けていきました。
因みに、今回の患者さんは昨年の5月が初診日です。
施術の経過
メインの症状は3ヶ月ほどで改善されましたが、メインの症状が改善しても介護で毎週1回車で2・3時間ほど離れた場所に行くので、1週間に1回はメンテナンスで施術を受けたいとの事で継続して施術をしていました。
すると、初診日から5ヶ月経過したあたりから患者さんに
『最近施術を受けた後、食事を作っていると嗅覚や味覚が以前のような感覚に戻ってきた感じがするのですが、首と関係あるのですか?』
と質問を受けました。
全部が全部関係しているとは言えませんが、施術を受けた後そう感じるということは関係している可能性は高いですねとはお答えしました。
これも自律神経の働きなので、頚椎のズレが関与しているのです。
続いて、7ヶ月ほど経った時に患者さんから
『先生、施術を受けた後、とてもスッキリと視界が広がるのですが、これは首を関係しているのですか?』
と質問を受けました。
今回の記事の通り、頚椎のズレを矯正することで、目の周りの筋肉の緊張が緩んでいき反応が出るのです。
患者さん自身も最初は不思議だなーと思っていたそうですが、施術を受けて行くうちに目の状態と味覚、嗅覚が回復していき、とても嬉しくなってきたとの事でした。
その後も1週間に1回施術を継続していき、今年の4月に運転免許証の更新で視力を測ったら、眼鏡なしだと0.3だったのが、眼鏡なしで0.7にアップしていたそうで、患者さんはとても驚きながら報告をしてくれました。
これには、私自身が一番びっくりしましたが、視力が回復するケースは他にも1件あったのですが、ここまで変化をするとは思っていませんでした。
継続して施術をしてきた成果だと思いますが、頚椎のズレが目にとても影響を出しているのだと、改めて実感しました。
まとめ
- 目の疲れと眼精疲労は違う
- 目の疲れは睡眠を取れば回復して行く
- 眼精疲労は睡眠を取っても中々回復しない
- 眼精疲労は侮ってはいけない
- 目の病気や体の病気からも影響を受けるので、心配な方は病院へ行きましょう
- 病気などがなかった場合は、目の周りの筋肉の緊張が血行不良を引き起こし眼精疲労に繋がる
- 目の周りの筋肉の緊張には頚椎のズレが関与する
- 頚椎のズレがあると副交感神経がズムースに働かない為眼精疲労に繋がる
- 今回の患者さんは視力の回復にまで繋がったが、ここまでは中々回復したケースは少ない
【診療時間】
船橋市海神の海神駅にあります、モルフォセラピー施術院であり、
スポーツ障害や体の痛みの早期回復に取り組んでいます。
毎月3・4回外部でお医者さんの勉強会に出たり、技術を高める為セミナーに参加し、日々医療の進歩と共に学びを続けております。
様々な臨床を通して培ってきた経験で、患者さんの筋骨格器系〜自律神経症状に精通している、海神駅前整骨院です。
海神駅前整骨院
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